2011年12月に横浜DeNAベイスターズの球団社長に就いた池田氏が、早大商学部を卒業して、まず入社したのは大手商社・住友商事だった。社長や役員を多く輩出するエリートコースでもある「鋼管貿易」の部門に配属され、社会人としてのマナー、人との接し方などを学んだ後、1年半ほどで退社し「一般の消費者に近い仕事がしたい」という夢を追って大手広告代理店に転職。スポーツエンターテインメントビジネスの世界で活躍する現在へとつながるわけだが、その原点ともいえる住友商事時代に訪れたのが、今回紹介する『ランプの宿』だという。

「住友商事に勤めていた頃、頑張って飛行機に乗って行って泊まったんです。越前ガニを食べたり、温泉に入ったりして、20代の若かりし頃にしては贅沢ですよ」

場所は珠洲岬。「聖域の岬」とも呼ばれ、日本三大聖域の一つとして注目を集める能登半島北東端の地だ。海流が混じり合い、自然界の「気」が集まるスポットで、そこで汲んだ水は100年間腐らないとの話があるほど。縁結びや金運、学問など多くの願いが叶うと言われている「青の洞窟」も有名で多くの観光客が訪れる。

青の洞窟/(C)ランプの宿

そんな日本屈指のパワースポットにある『ランプの宿』は、開湯から450年ほど続く秘湯の一軒宿。その名の通り、館内のいたるところにランプが灯され、幻想的な空間が演出されている。13部屋全室がオーシャンビューで、プールの中央に浮かぶように設えられている独立一棟型の貸し切り露天風呂「波の湯」が自慢。日本海の絶景と波の音を堪能でき、季節によっては石川県内で水揚げされるズワイガニ「加能ガニ」も味わえるなど、まさに身も心も癒される温泉旅館として人気を博している。

「当時はお土産でランプを購入できたのですが、それが先日バーベキューセットの中から出てきて懐かしかったですね。今、新型コロナウイルスの問題があり積極的に移動してください、旅行してくださいなどと言ってはいけない状況であるとは思いますが、こうしたゆったりとした空間で楽しむことは、心と身体のリフレッシュになりますよね。丘から海を見下ろす感じで旅館に入っていくのですけど、その景色も絶景でした。本当に素敵な場所です。久しぶりに行きたくなりましたね」

能登半島最先端の秘湯『ランプの宿』は、池田氏にとって社会に飛び出して間もない若かりし頃の思い出とともにある幻想的な雰囲気の温泉だ。

露天風呂/(C)ランプの宿施設全景/(C)ランプの宿

【よしが浦温泉 ランプの宿】
■住所
〒927-1451 石川県珠洲市三崎町寺家10-11

■TEL
0768-86-8000

■アクセス
飛行機:のと里山空港から車で約80分
車:のと里山海道→能登空港IC→珠洲道路(金沢から約3時間)

※本宿では、現在新型コロナウイルスの感染予防対策を行っています。詳しくは公式ホームページをご確認ください。



取材協力:文化放送

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文化放送「池田純 スポーツコロシアム!」
月曜後6・45〜7・00、Podcastで拡大版配信中
パーソナリティ:池田純
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よしが浦温泉 ランプの宿 公式サイト

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VictorySportsNews編集部