日本代表とJリーグのファン基盤をつなぐ取り組み
日本代表戦やワールドカップは、サッカーファンのみならず広く社会から高い関心を集める一大イベントである。しかし、日本代表を応援する人々の中には、国内リーグであるJリーグや地域に根ざした各クラブとの接点を十分に持てていない層も存在しているという。一方で、Jリーグのファン・サポーターの中にも、日本代表の活動を日常的に追いかけているわけではない層が存在している。
JリーグとJFAは、日本サッカー全体のファン基盤を拡大するという観点から、両者の関心をより強く結びつけていく余地があるとし、今回ワールドカップという日本代表への関心が大きく高まるタイミングで「Jリーグ」と「日本代表」を一体的に発信する本プロモーションの実施に至った。
世界で活躍する日本代表選手たちは、かつてそれぞれの街のクラブでプレーし、多くのファン・サポーターに支えられながら成長をしてきた。「街の誇りを、世界へ。」というコンセプトは、その「地域に根差したクラブが育んだ選手たちが、日本代表として世界に挑む。そのストーリーを通じて、世界への挑戦を支える日本サッカーの基盤としてのJリーグの価値を伝えていく」という想いが込められている。
プロジェクトの第一弾施策として、6月8日(月)よりワールドカップメンバー選手および森保一監督を起用した交通広告が全国で展開されている。この広告では、各選手がクラブの育成組織(アカデミー)に所属していた時代、Jリーグでプレーしていた時代、そして日本代表として活躍する現在までの軌跡を一つのビジュアルで表現しており、「日本代表はJリーグから続く物語である」というメッセージを伝えている。広告は、東京(新宿駅・表参道駅)や大阪(新大阪駅など)をはじめ、神奈川、埼玉(浦和美園駅)、佐賀(鳥栖駅)などの主要駅で掲出される。
また、同日よりTVおよびWEBにてプロモーション動画の公開も開始された。日本代表選手がかつて所属していたJクラブへの思いを語るインタビュー映像や、Jリーグ時代から選手を応援するサポーターの姿、過去のプレー映像などを交えた内容となっている。
SNSキャンペーンや特別グッズの販売も予定
ファン参加型の施策として、X(旧Twitter)を用いた「#街の誇りを世界へ SNSキャンペーン」が6月21日(日)まで実施されている。Jリーグ公式アカウントをフォローし、指定のハッシュタグをつけて応援メッセージを引用リポストしたユーザーの中から、抽選で11名に限定グッズ(メタルグラフィ)がプレゼントされる。
さらに今後の展開として、日本代表選手の歴代所属Jクラブを組み合わせた特別企画商品(Tシャツやタオルマフラー)の販売も予定されている。これらのグッズを通じて「原点=Jリーグ」というストーリーを可視化していく方針だ。
ワールドカップ終了後には、さらなるサッカーファミリーの拡大を目指すキャンペーンが実施される予定となっており、これらの活動で高まった日本代表への関心を、8月7日に開幕する2026/27シーズンのJリーグへの関心やスタジアムへの来場、試合視聴へとつなげていきたいとしている。