ああ…「たなばた大ちゃんス」でおほしさまを
全部かけていたベイスたん。
どうしよう。ベイスターズ……負けちゃった。

「残念ながら、ベイスターズは負けてしまったぞよ。
約束通り、ベイスたんが持っている おほしさまは、
６ケぜんぶ没収させてもらうぞよ」

「いややよ！いややよ！！うわぁあああん！！！」

あぁ…冷ぞうこさんが、しゃべった！

きっと、いたたまれなくなって、どうしようもなくなって、
それでしゃべれるようになったんだね……

「だが、ルールはルールなのじゃ。
ルールを大切にしない者は、野球を語ってはいけないのじゃ。

厳しいようだけど、これが現実だよ。
おほしさまは全部、いただいていくぞよ。」



そう言い残すと神さまは、
ベイスたんが一生懸命貯めたおほしさまを
ぜんぶ持って、帰っていってしまいました……。

３人は泣きました。
いつまでも、いつまでも、泣きました。

ベイスたんたちは、いったいこの先、
どうなってしまうのでしょうか。

著者プロフィール カネシゲ タカシ

漫画家・コラムニスト。1975年生まれ、大阪府出身。 「週刊少年ジャンプ」にてデビュー。 現在は「週刊アサヒ芸能」や「スポーツナビ」に連載を持つほか、テレビ・ラジオ・トークイベントに出演するなど活動範囲を拡大中。 著書・共著に『みんなのプロ野球川柳』、『みんなの あるあるプロ野球』（ともに講談社）、『ベイスたんやよ！』（ＫＡＤＯＫＡＷＡ）、『野球大喜利 ザ・レジェンド』（徳間書店）などがある。 元よしもと芸人。