「ベイスたん、ベイスターズに、あいたかったやよぉ~(しょぼーん)」
逢いたくて、逢えなくて、ふるえたベイスたん。
ショックのあまり、この日は丸一日寝込んでしまいました。
そして、次の日。
ベイスターズのにおいを辿って、新大阪駅にやってきましたが…
「しんかんせん、のせてほしいやよ!」
「あかんあかん。うごくテレビや、うごく冷ぞうこのような危険物は、
新幹線に持ち込むことがでけへんで。」
「きけん物と、ちがうやよ!
ベイスたんの、たいせつな、おともだちやよ!(むっきー!)」
「おっと…キミもちょっと危険やなぁ」
「あっ、あっ、ごめんやよ!(ぺこぺこ)
おほしさま、1ケあげるから、のせてほしいやよ~!」
「それも爆弾かもしれへんがな!怪しいからアカン!」
けんもほろろに断られたベイスたんたち。
仕方なく、公園でベイスターズの試合をみました。
「いやなこと、たくさんあっても、
ベイスターズがかったら、しあわせやよ!
ベイスたん、ベイスターズ、すきーーーっ!!」
久しぶりの勝利にすっかりごきげんのベイスたん。
でも、遠くから もっともっとごきげんそうな人の声が聞こえてきました。
そうです。
読売ジャイアンツが、3年ぶり34度目のリーグ優勝を遂げたのです。
「あややぁ…」
もらったばかりのおほしさまも、いつもと少し、おあじが違うようです。
「…でも、でも、ベイスたん、はくしゅするやよ!」
えらいね、ベイスたん。
それがスポーツマンシップってやつだよ。
「ベイスターズも、いつか、ゆうしょうしてほしいやよ!
もし、もし、ゆうしょうしたら、ベイスたん…(ドキドキドキ)」
ジャイアンツファンの皆様、優勝おめでとうございます!
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