2013年7月9日付の日刊スポーツ1面に、衝撃的な記事が踊った。ベイスターズの球団社長を務めていた池田氏と、当時のコーチが激しく口論したというもの。「あきれた内紛」「チームの士気に水を差す事態」などとセンセーショナルに報じた当時の担当記者を自身の番組のゲストに招くという異例の展開となったが、6年も前のこととあって「当時から全然怒ったりはしなかった」と笑って振り返る池田氏。騒動すら助走のチャンスと捉え、情報を発信することの価値を常々口にするプロの経営者らしい度量を見せた。

そんな“因縁”浅からぬ佐竹氏が推した温泉はベイスターズが毎年、春季キャンプを行う沖縄・宜野湾市にある「天然温泉アロマ」。キャンプ施設にほど近い場所に位置するこの温泉施設は、宜野湾大山の地下1300メートルから採取した良質な天然塩化物泉(ph値8.20)が自慢で、露天風呂、打たせ湯、ジェットバスなど多彩な風呂が用意されている。

エナジック天然温泉アロマ(庭園・露天風呂)エナジック天然温泉アロマ(檜露天風呂)

実はここ、ベイスターズの中畑清前監督がチームを率いていた当時、贔屓にしていた温泉で、キャンプ期間中のオフには主にスポーツ各紙の記者たちを引き連れて日々の疲れを癒していた。

「お風呂も好きだし、サウナも好きですよね、中畑さんは。練習がない日には中畑さんとよく、ここへ一緒に行っていました。もちろん、僕らは取材のためなんですけど、中畑さんはくつろぎながら記者の質問に答えてくれるんです。いや、質問に答えるというより、一人でしゃべって帰るという感じでしょうか」と懐かしそうな佐竹氏。中畑氏はキャンプ地だけでなく、シーズン中の遠征先でも記者を連れて散歩や昼食、天気が悪い日はスーパー銭湯などに出掛けるのが恒例だった。

「かき氷とかも食べていましたね。イチゴとかレモンのシロップをミックスでかけて『レインボーだ!』とか言って、うれしそうに。こっちは取材したいという下心があるんですけど、ほとんど世間話で終わったりという感じでしたね」

池田氏も、中畑前監督の温泉への“こだわり”に触れた一人。「社長になった際、中畑さんと(ヘッドコーチに就任した)高木豊さんと宜野湾に視察に行ったんです。そのときに、中畑さんに『みんな裸の付き合いだ』と、お風呂の視察にまで連れていかれましたね。一般のお客さんに『中畑さんだ!』って言われたり、少し騒ぎになっても全然気にする様子がないのが印象的でした」と球団社長就任当時の思い出を語った。

ちなみに、それだけ記者と近い距離感を保っていた中畑氏だけに、池田氏は「そこでトレードの話とか言ってしまうから、(ゼネラルマネジャーの)高田さんとかは『キヨシにしゃべるのはやめよう』と言っていましたね」と笑いながらエピソードも紹介。記者の仕事の基本としてよく言われるのは「夜討ち朝駆け」だが、かつてのベイスターズ担当記者は“裸の付き合い”が何より大事だった?


【エナジック天然温泉アロマ】
■住所
〒901−2223 沖縄県宜野湾市大山7−7−1

■営業時間
7:00〜23:00

■定休日
年中無休

■アクセス
車:那覇空港から45分ほど。南部からは牧港十字路を宜野湾バイパス向けに曲がり、はにんす宜野湾を左折。中北部からは伊佐北三叉路を宜野湾バイパス向けに曲がり、はにんす宜野湾を右折
バス:宜野湾「老人ホーム愛誠園前」バス停から徒歩5分

■公式サイト
http://www.aroma1126.com



取材協力:文化放送

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文化放送「池田純 スポーツコロシアム!」(毎週月 20:00~20:30)
パーソナリティ:池田純
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エナジック天然温泉アロマ公式サイト

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VictorySportsNews編集部

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