2012年4月からNumber編集長、昨年4月から文藝春秋編集長となった松井氏だが、2人の出会いは池田氏がベイスターズの球団社長を務めていた頃に遡る。松井氏が、池田氏にNumberの連載コラム「球団経営」の執筆を依頼したことを契機に、「スポーツビジネスカレッジ」という会員制講座をスタートさせるなど、さまざまな取り組みを行ってきた。
そんな松井氏が勧めるのが静岡・御殿場市神山にある「御殿場高原 時之栖(ときのすみか)」。広大な敷地内にホテル、温泉施設、レストランなどを有するレジャー施設で、特に「スポーツの世界ではサッカーの合宿のメッカとして超有名」というのが「時之栖」が運営するスポーツ交流施設「時之栖スポーツセンター」だ。天然芝、人工芝合わせて12面のサッカーグラウンドと最大2500人を収容できる宿泊施設を備え、サッカー合宿やサッカー大会が定期的に開催されている。
「天然芝のグラウンドが、あれだけきっちりとある施設は、なかなかないですね。Jリーグのチームからユース世代の日本代表チームまで、よく合宿をしています」と松井氏。2002年ワールドカップではウルグアイ代表のキャンプ地となり、毎年正月にはサッカー大会「時之栖カップ」も開催されている。同大会は全国高校サッカー選手権に出場できなかった強豪校が参加することでも知られる。
また、松井氏のお気に入りが「御殿場高原ビール」。敷地内にあるビール醸造所でつくられた出来立ての味がレストランなどで楽しめるため、地元では「時之栖」の施設全体を「御殿場高原ビール」と呼ぶ人もいるほど。のどごしとホップの香りが特徴の「ピルス」、フルーティーな「ヴァイツェン」、黒ビール「シュヴァルツ」など多彩なラインアップを取りそろえ、地域住民から親しまれる“ご当地ブランド”として定着している。
「私は箱根のほうの山に行った時、下山した後にここの温泉に入ります。温泉の後のビールが、いいんですよね。富士山も大きく見えて、天気がいい日は特に最高です」と松井氏は絶賛する。
ビールといえば、池田氏はベイスターズの球団社長を務めていた際に、本拠地・横浜スタジアムで楽しめるプロ野球界初のオリジナル醸造ビール「ベイスターズエール」「ベイスターズラガー」を開発し、球団の黒字化を牽引する一つの”名物”として確立。今では、他球団も追随するほどのブームとなっている。親和性の高いスポーツとビール。そこに温泉まで加われば、まさに”無敵”。「御殿場高原 時之栖」は、この魅力的な組み合わせで多くの人を魅了している。
【御殿場高原 時之栖】
■住所
〒412-0033 静岡県御殿場市神山719番地
■定休日
年中無休
■アクセス
車:東名高速裾野ICから一般道で約10分
電車:JR御殿場線 岩波駅からタクシーで約5分
■公式サイト
http://www.tokinosumika.com/
取材協力:文化放送
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文化放送「池田純 スポーツコロシアム!」(毎週月 20:00~20:30)
パーソナリティ:池田純
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