※フォロワー数は2020年4月29日時点

<埼玉西武ライオンズ>

■山川穂高 @hotamyon3 24万フォロワー

2年連続パ・リーグ本塁打王、そして108kgという豪快な体躯からは想像もできない意外な素顔を知らせる投稿が満載。最近の“おうち時間”では、ベートーヴェン作曲の『エリーゼのために』を、レモンサワーを飲みながらピアノで弾いたり、八段の腕前という書道を披露するなどしている(しかも書道で書いた字は「永遠」とユーモア抜群)。同期入団で、年下ながら「おい、デブ」とからかわれるぐらい仲の良い森友哉の登場頻度も高く、そのじゃれ合いが微笑ましい一方、アーチストらしく打撃練習の様子も数多く投稿しファンを喜ばせてくれる。

イチオシ投稿:自主トレで打撃練習中にバットが折れ、悔しそうに絶叫する森友哉(2020年1月29日)

<福岡ソフトバンクホークス>

■松田宣浩 @match__3 21.6万フォロワー

コロナ禍の世の中を元気づけようと、自身の本塁打後の絶叫パフォーマンス「熱男(あつお)!」をインスタ上でつないでいく#熱男リレーを考案。野球界にとどまらず、スポーツ界全体、芸能界にまでそのバトンはつながり、「報道ステーション」のスポーツコーナーでは一時期「今日の#熱男リレー」が連日放送された。彼のアグレッシブなプレースタイル同様、投稿にはマッチ(松田の愛称)の笑顔と熱男ポーズであふれ、まさに元気が出るSNSの代表格だ。

イチオシ投稿:シンガポールのシンボル・マーライオンの前で熱男~!(2019年12月27日)

<東北楽天ゴールデンイーグルス>

■高梨雄平 @yuheitakanashi 1.2万フォロワー

ルーキーイヤーから3年連続40試合以上登板を果たし、18年には侍ジャパンにも選出されたサウスポーリリーバー。趣味は料理という家庭派は、今年の新年早々に行きつけの和食屋の店主に料理を教わり、18年のオフには(土鍋で)ポトフや身体が温まるあんかけを作るなど、ハートウォーミングな投稿多数。昨年オフのイベントでは、本人が「#三ツ星レストランからの出向感」という言い得て妙のハッシュタグを付けた通りのシェフの“コスプレ”を、松井裕樹とともに披露している。

イチオシ投稿:母校・川越東の校門前には刺激的な建物が…(2020年1月1日)

<千葉ロッテマリーンズ>

■千葉ロッテマリーンズ公式アカウント @chibalotte_official 14万フォロワー

パ・リーグは千葉ロッテ、セ・リーグは横浜DeNAの広報が凄い。チームの公式YouTubeチャンネルで、【広報カメラ】がドラフト舞台裏に密着するなど先進性ある取り組みを数多く行うロッテだが(「佐々木朗希指名の瞬間」動画は必見)、インスタ上でファンから質問を募って監督、選手に回答してもらう「~への質問箱」は他球団のファンが見ても面白い。その他にも選手のイラストコーナーは恒例コンテンツであるなど、「#CommunicateWithMarines」というハッシュタグ通り、ファンとの有効なコミュニケーションツールになっている。

イチオシ投稿:荻野貴司の奥様がスマホアプリで指で描いた、荻野のイラストが上手い!?(2020年4月10日)

<北海道日本ハムファイターズ>

■中田翔 @shonakata_official 34.6万フォロワー

“球界一のイジられキャラ”でありチームメイトの杉谷拳士の面白ムービーから、堅牢な肉体を作り上げるウエイトムービーまで、とにかくネタ数が多くて面白い。「広くて見晴らしがよさそうな屋上だな…」「Supremeのポスター、部屋にめちゃくちゃ飾ってるやん!」など、ファンはツッコミながら楽しく眺められる投稿群。自宅の様子や子どもの写真も惜しげもなく披露しているところに中田翔らしい豪快さが覗き、また周りには後輩たちが慕って集まる兄貴っぷりも存分に感じることができる。

イチオシ投稿:Supreme(シュプリーム)とRawlings(ローリングス)のコラボキャッチャープロテクターがお洒落!(2020年4月7日)

<オリックス・バファローズ>

■山岡泰輔 @yamaokataisuke__official 12.6万フォロワー

オリックスには今、“高いお金を払ってでも生で観たい”という選手が多い。山岡泰輔、山本由伸というWエースのストレート、吉田正尚の気持ちのいいスイング、安達了一の玄人好みの守備…。そういう意味で、オリックス公式(@orix_buffaloes)のアカウントは、「吉田正尚の打球音を楽しむ動画」などコンテンツ力が高いのでマストチェック(仁藤広報のカメラワークが秀逸)。選手のアカウントでは、チームの前エース・金子弐大の系譜を感じさせる髪型、服装へのこだわりの高さが楽しめる山岡泰輔に注目だ。糸をひくようなキャッチボール動画には、本当に惚れ惚れする。

イチオシ投稿:きれいな球筋をスローモーションでじっくり楽しめる!(2020年4月9日)

<読売ジャイアンツ>

■陽岱鋼 @dkyoh 16.5万フォロワー

陽岱鋼のインスタグラムを見ると、彼が台湾の至宝でありスーパースターと言われている所以がよくわかる。選手のSNS運用に厳しい“紳士軍”である巨人において異色に映るが、そうした存在ゆえにきっと治外法権なのだろう。あたかも韓流スターのように白い歯を覗かせる笑顔の陽が、バリッとフォーマルにキメた陽が、そして本国の雑誌の表紙を飾る陽が並び、一方では奥様や子どもたちとのアットホームな時間も刻まれている。女性ファンにとっては眼福な、いい意味で野球選手らしくないアカウントだ。

イチオシ投稿:綺麗な奥様と夫婦水入らずのデート…奥様飲みすぎた?(2019年9月14日)

<横浜DeNAベイスターズ>

■タイラー・オースティン @taustin2121 3.8万フォロワー

18年にメジャーで17本塁打を記録した大砲で、筒香なき今年からチームに加入。
DeNAの主軸を期待されるオースティンは、オープン戦で4本塁打を記録するなど早くも実力の片鱗を見せている。外国人のインスタは往々にして夫婦&カップルの愛のメモリーと化しているが、彼のもまた然り。美しい奥様との、結婚式での写真、ハロウィンで変装した際の写真、ジムでトレーニングをする写真と、絵になる写真のオンパレードなのだ。美しいラブロマンスの洋画を観ているような気分で眺められる大作、ぜひ!

イチオシ投稿:ハロウィンでゾンビに化けたオースティン夫婦。ハロウィンが近いポストシーズンのオースティンには気をつけろ!か!?(2016年11月6日)

<広島東洋カープ>

■鈴木誠也 @seiya.suzuki.1 31.4万フォロワー

グラウンド上での精悍な表情、日本を代表するバッターという肩書きとは裏腹に、その素顔は、25歳の年相応でヤンチャな愛すべき男である。その言語感覚から、私は彼を“球界の滝沢カレン”と呼んでいる。突然小学校低学年時の写真をアップし「あー低学年に戻りたい!」と吐露したり、ハワイでの挙式の写真には「噂になっていますが東京にマンションは買っておりませんので!よろぴこ!」とお茶目に疑惑を払拭したり。そしてすぐに変顔を作ったりボケたがる男、鈴木誠也。インスタを見ると、敵ながらファンになってしまいそうなアカウントだ。

イチオシ投稿:ケガしたことをファンに詫びる投稿で着ているTシャツの胸元には“わがままボディ”の文字(笑)(2017年8月24日)

<中日ドラゴンズ>

■祖父江大輔 @sobue 3.3万フォロワー

クラシックなチームカラーとは対照的に、ファンキーかつファニーな選手が多い中日。昨年のノーヒットノーラン達成時のガッツポーズを自身で「ダサいけどおいしい」とネタにするエース・大野雄大に代表されるように、お笑い偏差値が高いアカウントがズラリ。その中から、球界一の伊達男でありチームの救援陣に欠かせない祖父江大輔をチョイス。マウンド上でのポーカーフェイスは、顔が端正ゆえに迫力・威圧感ともに半端ないが、インスタでは優しい笑顔、規格外の変顔もたっぷりと拝むことができる。大野とともに絶叫している#熱男リレーは必見。

イチオシ投稿:ブルゾンちえみwithD(祖父江大輔&伊藤準規)(2018年5月20日)

<東京ヤクルトスワローズ>

■田代将太郎 @yakult_swallows65 6681フォロワー

ヤクルトのSNS担当大臣といえば上田剛史。ヤクルトファンに聞けば、おそらく満場一致でそう答えが返ってくるだろう。しかし今回ピックアップするのは、今年移籍3年目のシーズンを迎える俊足巧打の外野手・田代将太郎。何か凄いって、投稿のクセが凄い。新年早々にオフのハワイ旅行の高クオリティPVをアップしたかと思えば、その後もスキューバダイビング中の美しい写真を矢継ぎ早にアップし、極めつけはおうち時間の増加でアップデートが止まらない自宅の水槽の写真。“燕のさかなクン”は村中恭兵から田代に襲名された模様だ。

イチオシ投稿:設備が凄すぎてペットショップかのような自宅の水槽(2020年4月19日)



以上、12球団から(ひいきの球団以外でも)要チェック不可避なインスタグラマーをピックアップしてきたが、いかがだっただろうか?今年は、いまだ球春到来とならないのはプロ野球ファンにとっては寂しい限りだが、選手たちは自身のSNSでファンを楽しませようと発信を続けてくれている。

もちろん球場で声をからして生のプロ野球を体感・観戦するのが一番の至福のひとときなのは間違いないが、この期間は「プロ野球の楽しみ方は無限だ」とファンが気づくことができる、そんな貴重な時間でもある。SNSで発信される“選手の声”に耳を傾けながら、プロ野球界のお正月=開幕を楽しみに待とう。

熊谷洋平

著者プロフィール 熊谷洋平

新卒でスポーツ新聞社(大阪配属)に入社し、編集センターにて阪神タイガース関連の記事を中心に紙面レイアウト制作に従事。 その後、雑誌の世界に転じ、編集プロダクションを経て、現在出版社勤務。幼稚園年長の頃から東京ヤクルトスワローズ一筋。幼少期から選手名鑑を穴があくほど読み、ほぼすべての選手のキャリアを空で言えるのが特技。Twitter@yoheihei170