
体操
ルール改正がもたらす分岐点、ひねり王子の引退
「ひねり王子」。 その愛称は体操界を大きく超えて日本に広く知られた。白井健三はこの6月、24歳にして現役生活を終える決断を下した。16年リオデジャネイロオリンピックでは日本の団体総合金メダルに貢献し、跳馬でも銅メダルを手にし、内村航平の後任を担う体操ニッポンのエースの座を期待されてから5年。突出していた跳躍力がもろ刃の剣となっていく流れに抗する事ができず、東京オリンピックの出場を逃す形で勝負の場を去った。引退会見でにじませた充実感の影に、変化に対応できなかった諦念も感じさせた。
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