#選手
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Jリーグ
より競争を促進する仕組みへ 配分金見直す30周年のJリーグ
1993年5月15日にヴェルディ川崎(現・東京ヴェルディ)と横浜マリノス(現・横浜F・マリノス)による東京国立競技場での歴史的な開幕から、今年で30周年を迎えるJリーグ。それまで日本になかったプロサッカーリーグとして発展し、全国にJクラブは増えてきた。10クラブで始まってから、今季はJ1~J3まで合計60クラブにまで拡大。大きく成長したJリーグは、さらに魅力あるリーグとなるべく、新たな成長戦略の一環として配分金を見直す改革を打ち出している。なるべく均等に分配していたものを、競争を促して互いのクラブがより切磋琢磨できるような環境を整えようという試みだ。
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オールスポーツ
根深い女性アスリートの悩み ~引退後の社会とのギャップ
アスリートだった自分の存在価値って? セカンドキャリアや自身のアイデンティティーに悩む女性アスリートたちの存在は、世間的にはあまり知られていない。現役中にいくら活躍しても、引退するとその後の長い社会生活へ不安感を覚える例は少なくない。はた目では華やかな競技人生に見えても当事者の意識は異なる。そんな中、元アスリートが現役選手たちに手を差し伸べるという画期的なプロジェクトが始動した。アスリートである前に一社会人として自らを捉えることをサポートするのが主眼。女性の活躍や充実した生き方は今後の日本にとっても最重要課題の一つ。スポーツの分野から国を変えうる動きとして注目が集まる。
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ボクシング
ボクシングファンが熱狂した2022年−締めくくりは大みそかの統一戦
2022年の日本のボクシングはすごかった。何と言ってもこれほど統一戦が開催されたことはない。ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)−村田諒太(帝拳)、井上尚弥(大橋)−ノニト・ドネア(フィリピン)、寺地拳四朗(BMB)−京口紘人(ワタナベ)。そして先日、階級のメジャー全団体王座統一戦として挙行された井上−ポール・バトラー(イギリス)は決定的だった。単純にチャンピオン2人分のファイトマネーが必要になることだけでも統一戦には金がかかると分かる。とくにゴロフキン−村田のミドル級は世界的な花形階級で、従来のビジネスモデルでは到底、日本開催は不可能な話だった。それを可能にしたのはネット配信サービス(プライム・ビデオ)の資金力。「20億円興行」と呼ばれたバブル時代のマイク・タイソン戦を上回るイベントを、コロナ時代のいま実現させたのである。放送形態の新しい波が押し寄せたという点でも2022年は記憶されるだろう。そんな画期的な一年はまだ終わっていない——。暮れに井岡一翔(志成)の試合が控えている。
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eスポーツ
「人生の半分をバーチャファイターに捧げてきた」 格闘ゲームプロ誕生の瞬間!
新時代のスポーツの幕開け!新たなプロeスポーツプレイヤー誕生の瞬間に立ち合いました。2022年11月6日、株式会社セガが主催する格闘ゲーム(※1)大会「VIRTUA FIGHTER esports CHALLENGE CUP SEASON_1【2nd】FINAL」が日本最大のeスポーツパーク「RED°TOKYO TOWER(レッドトーキョータワー)」にて開催されました。
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テニス
ウクライナのために――。日本と世界中の願いが届けた、揃いのテニスチーム代表ウェア
「これがイルピンにある、ウクライナのテニスセンターの今の姿です」。ウクライナ代表チーム・マネージャーのビクトリアさんは、そう言うとスマートフォンを取り出した。画面に映し出された光景は、一見すると、とてもではないがテニスセンターには見えない。瓦礫の山から突き出す柱や、石造りのベンチがかろうじて、施設の面影を残すのみ。キーフの隣町のイルピンは、2月末にロシア軍のウクライナ侵攻が始まった時、真っ先に占拠された地域である。ウクライナ・テニスの“センター=中枢”は、未だ戦渦の最中にあった。
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ゴルフ
天才少女と呼ばれた金田久美子が2勝目までに11年もの月日を要したワケ
アマチュア時代から天才少女と呼ばれ、“キンクミ”の愛称で親しまれてきた金田久美子が「樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント」で11年189日ぶりのツアー2勝目を挙げた。初優勝時は21歳だった金田が2勝目を手にしたのは33歳。1988年のツアー施行後の最長ブランク優勝記録を更新した。
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サッカー
【丹羽大輝コラム】Vol.14「こんな機会があったらいいな」自分たちの想いをまっすぐに現役選手が本気で伝えるガチンコ真剣サッカー教室
日本代表にも選出されたこともある、日本を代表するディフェンダーの丹羽大輝選手。 Jリーグのガンバ大阪、サンフレッチェ広島、FC東京など数多くの強豪クラブを渡り歩き、今はスペインのセスタオリーベルクラブに所属。 ピッチ外でも、復興支援活動や、ファン、サポーターの方との文通など、精力的にサッカー選手の価値を高める活動をしている。 そんな彼が、Vol.14では、オフ期間に行ったサッカー教室やトークショー、そして今シーズンの意気込みを語ってくれた。
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公営競技
「走るたびにメンタルがすり減り、限界を迎えることも」1億円プレイヤーが語るコロナ禍での競技環境
約2200名もの「プロ」がいる競輪競技。その中でも上位9名にあたるS級S班の地位につき、昨年は年間獲得賞金が1億円をこえた松浦悠士選手。そんなトッププレイヤーである彼が、今回は、コロナ禍での競技環境について語った。(ライター:松浦悠士 / 編集:VICTORY編集部)
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公営競技
公営競技の「競輪」と五輪競技の「KEIRIN」。1億円プレイヤー松浦悠士が語る”違い”
約2200名もの「プロ」がいる競輪競技。その中でも上位9名にあたるS級S班の地位につき、昨年は年間獲得賞金が1億円をこえた松浦悠士選手。そんなトッププレイヤーである彼が、今回は、公営競技としての「競輪」とオリンピック競技の「KEIRIN」の性質の違いについて語った。(ライター:松浦悠士 / 編集:VICTORY編集部)
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公営競技
「競輪界がさらに発展するために」1億円プレイヤー松浦悠士が語る競輪のあるべき姿
約2200名もの「プロ」がいる競輪競技。その中でも上位9名にあたるS級S班の地位につき、昨年は年間獲得賞金が1億円をこえた松浦悠士選手。そんなトッププレイヤーである彼が、今回は、SNSのなどの普及により獲得した新規ファンにも受け入れられる、競輪の「あるべき姿」について語った。(ライター:松浦悠士 / 編集:VICTORY編集部)
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ゴルフ
マーケット拡大の女子ゴルフ界 ~渋野に見る魅惑的なプロの味わい
女子ゴルフで今シーズンのメジャー全5戦が終了した。最終戦となった8月上旬のAIG全英女子オープンで鮮烈な印象を残したのが渋野日向子だった。大会前は不調が伝えられた中で優勝争いを演じ、最後はわずかに1打及ばなかったものの、男女を通じて日本選手初となるメジャー2勝目の夢が広がった。1744年に創設された屈指の伝統コース、英北部ガレーンのミュアフィールド・リンクスで輝きを放ち、ファンの関心やスポンサーの資金を呼び込むプロフェッショナルとしての立ち振る舞い。世界的にも女子ゴルフ界のマーケットが拡大している由縁が確かに存在した。
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プロ野球
ジャイアンツファンが切に願う「明るい未来」につながるワクワクの後半戦
コロナ禍で連敗中だったスワローズにさえ勝てず、4カード連続の負け越しに憂いた直後、菅野、岡本和らを含む選手20人、計38人が新型コロナウィルス陽性判定を受けたことが発覚。そこからあれよあれよのスピードで陽性者は70人以上まで拡大。7月22日からバンテリンドームで予定されていたドラゴンズとの3連戦が中止となったことで、ジャイアンツの今シーズン前半戦は強制終了となった。
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陸上
流行りの腸活、アスリートこそ腸活が大切な理由
昨今、コロナ禍による健康意識の高まりから、ヨーグルトや納豆などの発酵食品を食べる「腸活」が女性を中心にブームとなっている。お店でも「腸活」を謳う商品や、「腸活特集」などの雑誌を見かける機会も増えてきた。そんな流行りの腸活だが、これから本格的に暑くなる夏に向けて、実はアスリートこそ腸活を怠ってはならない理由がある。
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サッカー
“史上屈指のサバイバル” 苦手な南米チームとの戦いで浮き彫りになった日本の課題とは?
W杯に向けた準備が本格的に始まった。日本代表は6月の国際Aマッチデーで4試合の強化試合を敢行。皮切りとなった2日の初戦、パラグアイ戦は4―1の快勝を飾った。そして6日、このシリーズの“大本命”とも言えるFIFAランク1位のブラジルと対戦し、0―1で敗れた。南米勢との試合を経て浮かび上がった収穫と課題は。W杯に向けて突き詰めるべきものとは。2試合を通して見えた現在地があった。
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競輪
競輪解説者・加藤慎平が聞く―。高松宮記念杯競輪での巻き返しを誓う郡司浩平の現在地
元競輪選手で現在は解説者として活躍している加藤慎平氏が、6月のG1レース「高松宮記念杯競輪」に出場するトップレーサーたちに迫る。第1弾には、東日本地区を代表するレーサー・郡司浩平選手が登場。レースの話からプライベートまでを深掘りしていきます。 (編集:チャリ・ロト パーフェクタナビ編集部) 「加藤慎平×古性優作」編は、パーフェクタナビで公開中。 https://www.chariloto.com/perfectanavi/
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プロ野球
キャプテン坂本の復帰とともに考えたいジャイアンツの未来図
我らがキャプテン、ジャイアンツの坂本勇人が、いよいよチームに帰ってくる。6月7日、8日のイースタン・リーグでショートの守備に就き、問題がなかったことで負傷していた右膝の問題も解消。5月1日に出場選手登録を抹消されて以来、約1か月半ぶりとなる一軍復帰が秒読みとなっている。
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サッカー
【丹羽大輝コラム】Vol.12「今、現役である自分が話す」現役選手として同じ時間を過ごしているサッカー選手たちへ
日本代表にも選出されたこともある、日本を代表するディフェンダーの丹羽大輝選手。 Jリーグのガンバ大阪、サンフレッチェ広島、FC東京など数多くの強豪クラブを渡り歩き、今はスペインのセスタオリーベルクラブに所属。 ピッチ外でも、復興支援活動や、ファン、サポーターの方との文通など、精力的にサッカー選手の価値を高める活動をしている。 そんな彼が、Vol.12では子どもたちへの講演会を通して感じたことや、講演会の内容を語ってくれた。
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野球
平均入場者数1万人減でも「焦らない」。スワローズの”仕掛人”が語るプロ野球球団の未来
入場制限が緩和され、座席の100%収容が認められたプロ野球。しかし、簡単には感染症が流行する前の水準には戻らず、スタンドには空席が目立つ。そんな中でも、オンラインファン感謝DAYなど、コロナ禍でも様々な新しい施策を手掛けてきた、株式会社ヤクルト球団営業部の清水氏は、「現状に焦りはない」と語る。今回はその真意と、感染症の影響を経て、プロ野球球団がどう様変わりしていくのか、これからのプロ野球球団のあり方についてうかがった。