#オリンピック
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スケートボード
堀米雄斗出場の楽天初のスケボー国際大会はアートと融合する
楽天グループのRakuten Sportsがスケートボードの国際大会「UPRISING TOKYO Supported by Rakuten(アップライジング東京、以下「UPRISING TOKYO」)」を初めて主催する。会場は東京・有明アリーナで、5月26日から3日間に渡って競技やイベントが行われる大型イベントだ。今大会には、東京オリンピックのスケートボード男子ストリート金メダリストの堀米雄斗、同種目女子の銅メダリストの中山楓奈ら10カ国以上から、80人以上が出場する。大会をさらに彩るのが、スケートボードに関連したファッションや音楽のイベント。書道家の憲真(けんしん)氏が大会の演出総合監督を担い、若手クリエイターたちと共に、コースに描かれるアートや、会場アリーナ内にちりばめられた作品で会場を彩る。楽天がなぜスケートボードの国際イベントを開くに至ったのか、また、気鋭のクリエイターが今回参加したのか。楽天グループの⼤場尊史ヴァイスシニアマネージャーと憲真氏にUPRISING TOKYOにかける狙いや思いを聞いた。
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モーグル
「小事が大事」を大切に。モーグルのトップアスリートが夢を実現するためにジュニアに伝えたいこととは
4月7日から9日にかけて、北海道札幌市のサッポロテイネスキー場で「WORLD MOGUL CAMP by UNIQLO」が開催された。子どもたちへの講師役として、北京五輪のモーグル男子の表彰台に上がったウォルター・ウォルバーグ(スウェーデン)、ミカエル・キングスベリー(カナダ)、堀島行真(トヨタ自動車)の3人に加え、同5位のニック・ペイジ(米国)、女子で同5位の川村あんり、オリンピック2大会出場の星野純子らモーグルのトップアスリートたちが集結。昨年も協賛していたユニクロが今年はメインスポンサーとなり、子どもたちにとって夢のようなイベントが実現した。
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野球
日本は異常⁉︎ 米国内WBC人気と野球市場の真実から見る今後の発展性
第5回のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は、決勝で日本が米国を下して3度目の優勝を果たした。この結果にほとんどの国民が歓喜し、日本国内では大いに盛り上がった。 一方のアメリカは優勝こそ逃したものの2大会連続で決勝戦に進出したが、日本と比べてその盛り上がりはどうだったのだろうか。現地からその実情をレポートしてもらった。
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テニス
世界のトップを走る日本女子ダブルス陣 要因にあるテニス界の多様性とグローバル化
3月に米国カリフォルニア州で開催されたBNPパリバオープンで、全豪オープン女子ダブルス準優勝ペアの青山修子と柴原瑛菜が、またもベスト4の好成績を残した。BNPパリバOPは、男女共催なうえに参戦選手も多く、「第5のグランドスラム」の異名を取る。上位勢はほぼ参戦し、顔ぶれや層の厚さの面でも、それこそグランドスラムとそん色はない。
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オールスポーツ
根深い女性アスリートの悩み ~引退後の社会とのギャップ
アスリートだった自分の存在価値って? セカンドキャリアや自身のアイデンティティーに悩む女性アスリートたちの存在は、世間的にはあまり知られていない。現役中にいくら活躍しても、引退するとその後の長い社会生活へ不安感を覚える例は少なくない。はた目では華やかな競技人生に見えても当事者の意識は異なる。そんな中、元アスリートが現役選手たちに手を差し伸べるという画期的なプロジェクトが始動した。アスリートである前に一社会人として自らを捉えることをサポートするのが主眼。女性の活躍や充実した生き方は今後の日本にとっても最重要課題の一つ。スポーツの分野から国を変えうる動きとして注目が集まる。
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モーグル
モーグルW杯いよいよ開幕。総合優勝を狙う堀島行真が一目置く成長著しいライバルとは
フリースタイルスキー・モーグルの今季W杯第1戦が12月3日、フィンランド・ルカで開幕する。W杯はフィンランドを皮切りに、スウェーデン、フランス、カナダ、米国、イタリア、カザフスタンの7都市を転戦。五輪種目のモーグル6戦、デュアルモーグル6戦の合計ポイントで総合優勝を争う。
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テニス
ウクライナのために――。日本と世界中の願いが届けた、揃いのテニスチーム代表ウェア
「これがイルピンにある、ウクライナのテニスセンターの今の姿です」。ウクライナ代表チーム・マネージャーのビクトリアさんは、そう言うとスマートフォンを取り出した。画面に映し出された光景は、一見すると、とてもではないがテニスセンターには見えない。瓦礫の山から突き出す柱や、石造りのベンチがかろうじて、施設の面影を残すのみ。キーフの隣町のイルピンは、2月末にロシア軍のウクライナ侵攻が始まった時、真っ先に占拠された地域である。ウクライナ・テニスの“センター=中枢”は、未だ戦渦の最中にあった。
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東京オリンピック・パラリンピック
東京五輪・パラリンピックの功罪 ~レガシーとは何か
新型コロナウイルス禍の中で2021年夏に開催された東京五輪・パラリンピックは、大会期間中も実施の賛否が分かれる特殊な状況だった。コロナ感染拡大や真夏の酷暑、原則無観客での開催…。あれから1年余りが過ぎ、10月半ばには1周年記念イベントが東京・国立競技場で実施される。同時に、五輪・パラの大会組織委員会元理事が絡む大規模な汚職事件が発覚し、東京大会のイメージが損なわれている。アスリートたちの頑張り以外に、東京五輪・パラリンピックの残したレガシー(遺産)は何か。あえてこのタイミングで検証した。
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公営競技
公営競技の「競輪」と五輪競技の「KEIRIN」。1億円プレイヤー松浦悠士が語る”違い”
約2200名もの「プロ」がいる競輪競技。その中でも上位9名にあたるS級S班の地位につき、昨年は年間獲得賞金が1億円をこえた松浦悠士選手。そんなトッププレイヤーである彼が、今回は、公営競技としての「競輪」とオリンピック競技の「KEIRIN」の性質の違いについて語った。(ライター:松浦悠士 / 編集:VICTORY編集部)
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水泳
世界水泳に戻った「日常」 コロナ対策、福岡の選択は
水泳で昨夏の東京五輪以来のビッグイベントだった今年の世界選手権(世界水泳)が6月18日から7月3日まで、ハンガリーの首都ブダペストで開催された。新型コロナウイルスの規制緩和が進む欧州が舞台となり、会場は観客の声援と熱気にあふれ、厳密な対策の中で原則無観客で開かれた東京五輪から一転し「日常」の風景が戻った。一方、陽性者が発生し棄権を余儀なくされるチームが出るなど、コロナ禍の大会運営には依然として難しさが残る。来年7月の次回大会の舞台となる福岡市はどのような対策をとるべきか、選択を迫られることになる。
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ダンス
ダンスがメタバースを加速させる。ドコモXR技術との融合で1億円プレーヤー輩出も
メタバースの拡大は、ダンスの世界から進んでいく。そんな予感を抱かせたのは、ダンスに関わる様々な事業を展開する株式会社アノマリーと、NTTドコモとの資本提携のニュースだ。脳内を仮想世界にインストールして生活できるバーチャル空間では、現実世界における人種や言語、性別や障害などの身体能力に依存しない表現が可能になる。真にユニバーサルな時代の到来を加速させようとする、株式会社アノマリー 代表取締役CEOのカリスマカンタロー氏が、これからのダンスの可能性を語った。
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フィギュアスケート
「チルドレンファースト、アスリートセカンド」 ドーピング騒動で加速したフィギュア年齢制限引き上げを巡る思惑とは
フィギュアスケートで、オリンピックなどの大会に参加できる選手の年齢を現行の「15歳以上」から「17歳以上」に段階的に引き上げられることが決まった。年齢制限の改定は1996年に14歳から15歳以上に見直して以来、実に26年ぶり。女子で顕著だったトップ選手の低年齢化と選手寿命の短さへの対策として、長年議論の遡上に上っていたが、これまでは反対意見も根強かった。圧倒的多数で決まった今回の採決の背景にあるのは、2月の北京五輪で15歳だったロシアのカミラ・ワリエワに発覚したドーピング騒動。冬季五輪の花形種目の地位を守ろうとする国際スケート連盟(ISU)の危機感もあらわとなった。
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フィギュアスケート
「限界への挑戦」へー。フィギュア界の歴史を変え続けてきた羽生結弦が目指すスケートとは
「氷上のプリンス」がアイスリンクを支配した。フィギュアスケート男子で2014年ソチ、18年平昌両冬季五輪王者の羽生結弦(ANA)が5月27日に千葉市の幕張メッセイベントホールで始まったアイスショー「ファンタジー・オン・アイス」に出演し、2月20日の北京五輪のエキシビション以来、96日ぶりに氷上で舞った。注目の進退について言及する場面はなかったが、約5000人の観客を前に圧倒的な存在感を放った。
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パリ五輪
パリ五輪新種目「ブレイキン」 日本の第一人者ISSEIの描く青写真 ~技術と感性で”金メダル以上”を目指す
2024年パリ五輪で新種目として採用されるブレイキン(ブレイクダンス)で「金メダル以上」を目標に掲げるB-BOY(ブレイクダンサー)がいる。
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冬季五輪
求められる五輪開催の意義 東京五輪のトラウマを払拭し、札幌五輪は実現することができるのか?
2030年冬季五輪・パラリンピックの札幌招致へ向けた動きが本格化している。今月20日、国際オリンピック委員会(IOC)は年内に開催候補地を一本化し、来年5~6月にインドのムンバイで行われる総会で正式決定する見通しを示したからだ。
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バレーボール
滝沢ななえ「カミングアウトした元バレーボール選手は、なぜ雑誌創刊に携わるのか」
りんとした表情に、日常生活への充実感が漂う。レズビアンであることを公表している元バレーボール選手の滝沢ななえさん(34)がセクシャルマイノリティ(LGBTQ+)の仕事環境をテーマにした雑誌創刊に携わる狙いをハキハキとした口調で語った。
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競輪
ルールのシンプル化が競技普及に繋がるのか?現役トップ選手による競技発展のための問題提起
一般的なサラリーマンよりも、高水準な給料を得るプロスポーツ選手。その中でも一握りの存在である「1億円プレイヤー」の一人である競輪・郡司浩平選手。今では、約2200名ものプロ選手の中の上位9名にあたるS級S班の地位につき、現役トップ選手とも言える彼が、昨今の「PIST6」に代表される、競輪の競技面での改革について語る。(ライター:郡司浩平 / 構成:VICTORY編集部)
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フィギュアスケート
「スポーツと政治は別」という価値観の限界 フィギュア世界選手権でのウクライナペアが伝えたかったこととは
ロシアのウクライナ侵攻という極めて重大な現実を前に「スポーツと政治」は絡めるべきではないというこれまでの価値観はかつてないほどに大きく揺らいでいる。ロシアとベラルーシの参加が排除された3月の北京冬季パラリンピックから始まり、各国際大会からの2カ国除外の流れは今や常識となり、当面続くことになりそうだ。