「スプーン印」「バラ印」でおなじみのDM三井製糖は、40年にわたって天然糖質「パラチノース®」の研究・開発に取り組んできた。砂糖やブドウ糖は体内に素早く吸収され、すぐに血糖値が上がる。一方のパラチノース®は、砂糖と同じエネルギー量ながらも、吸収スピードがゆるやかなのが特徴。そのため、持続的なエネルギー補給が期待でき、フルマラソンやロードバイクといった持久系スポーツの栄養補給に適している。
プレス発表会冒頭ではまず、開発担当の宮崎大地さんが「WARABEAT!!」について説明した。
パラチノースを配合した「WARABEAT!!」は、機能性だけでなく、美味しさにこだわり“わらびもち風味”にしている。これまでのエナジージェルは、エネルギー補給の効果は高いものの、味については“我慢して飲むもの”という印象も否めなかった。ランナーから「甘すぎず、食べやすい味わい」を求める声があったという。
そうしたランナーのリアルな声を受けて、「製糖会社として、おいしさにこだわり、レース中でも思わず口にしたくなるようなものを作りたかった」と話す宮崎さん。わらびもちのような“もちっと感”を出しつつも、走りながらでもスムーズに食べられるやわらかさとの両立を目指し、食感・甘さ・風味のバランスにとことんこだわったという。
今回発売されるのは、ほんのり甘い「黒糖わらび風」とすっきりした味わいの「ゆずわらび風」の2種類のフレーバー。宮崎さんは「試作品段階で90%以上のランナーが『おいしさに満足』(※)と答えてくれた」と手ごたえを語った。
(※)東京マラソン2025でサンプリングしたランナー(n=143人)への調査
続くトークセッションには、パラチノース®公式アンバサダーの神野大地さん、三津家貴也さんが登壇。
神野さんは、青山学院大3年時に出場した箱根駅伝で、5区の区間新記録を打ち立て、「3代目山の神」として一躍注目を集めた。「当時から、パラチノース®入りのスポーツドリンクやジェルを摂取して練習してきた。プロになってからも、自分にとって“欠かせないもの”です」と語り、長年にわたる愛用ぶりを明かした。
実際のマラソンレースでは「スペシャルドリンクにパラチノース®入りのジェルをくっつけておき、15・20・25kmあたりで補給するようにしている」と具体的な活用法も紹介した。
800mで日本選手権にも出場経験がある三津家さんは、SNSで総フォロワー数100万人を超える人気ランニングアドバイザー。年間で約20本ものマラソン大会に参加する中で、「どうしても早起きが苦手で、朝ごはんをたくさん食べられないタイプ。でも、エナジージェルならサッとカロリー補給ができるので助かっています」と話した。

ここで、神野さんと三津家さんが実際に「WARABEAT!!」を試食。
黒糖わらび味を口にした神野さんは、「これまでのジェルは“仕方なく食べる”こともあったけれど、これは心の底から『美味しい!』と思える”食べたいから食べるジェルです”。食感もあるのに、するっと入っていく感じがいいですね」と絶賛した。一方、ゆずわらび味を試した三津家さんは、「想像をはるかに超えるおいしさ。補給食選びに悩む初心者ランナーにもぜひおすすめしたい」と笑顔でコメント。ふたりのリアクションからも、「WARABEAT!!」の“おいしさへのこだわり”が実感できた。
また、「WARABEAT!!」のキャッチフレーズ<持久系ジェルに、おいしさ革命>にちなみ、「革命だなと思った出来事・エピソード」をテーマにしたトークも繰り広げられた。
三津家さんが挙げたのは、「走ることの楽しさ」をSNSで発信するという自身の活動。「今まで誰もやってこなかったことだし、まだまだ革命の途中だと思っています。これからも新しいことを探していきたい」と意欲を語った。
「最近の市民ランナーの皆さんは研究熱心で、さまざまな情報を取り入れている。だからこそ、質の悪い情報はすぐに見抜かれてしまう。発信する側として、自信のある情報を出し続ける力が問われていると感じています」と三津家さん。中には、心拍数や睡眠スコアを記録しながらランニングに取り組む人もいるそうで、「プロでもやっていないことを、市民ランナーが実践している時代。それって、まさに“革命”ですよね」と驚きを交えて話した。
この話に、神野さんもうなずきながら、「僕のランニングクラブに参加している方々も、エリート選手以上に知識や情報を持っています。エリート選手ほど多くの時間を割けない中、効率よくトレーニングするにはどうすべきか、しっかり考えて行動している。僕自身も学ぶことが多いですね」と語った。
トークセッションの最後には、改めて「WARABEAT!!」への思いが語られた。三津家さんは「多くの初心者、市民ランナーに情報を発信する中で、『おいしい』というのが一番の魅力だと感じる」と強調。神野さんは「これまでは“無理して食べるもの”という印象が強かったけれど、おいしさを求められるようになり、エナジージェルにも革命が起きている。一度食べてもらえれば、その良さがきっと伝わるはず」と自信をのぞかせた。
商品発表会のあとは、一般参加者30人とメディア関係者を対象にしたランニングイベントを開催。神野さん・三津家さんをリーダーに、2チームに分かれて代々木公園へと移動した。
まずは公園の入口付近で、ウォーミングアップとストレッチを実施。神野さんと三津家さんはそれぞれのグループを担当し、身体の動かし方をレクチャーしつつ、その動きが実際のランニングにどうつながるかを丁寧に解説していた。
三津家さんは、自身のグループメンバーにむけて「足を前に出そうとするのではなく、その場で足踏みするような感覚で、平らに接地することが、楽に走るコツなんです」とアドバイス。無駄な部位を使わず、効率よく走るためのポイントを伝えた。
その後、代々木公園内の約2kmコースを2周した。参加者は走りながら「WARABEAT!!」を試食。実際のランニングシーンで、味や食感を体験できる貴重な機会となった。
新たなエナジージェル「WARABEAT!!」を通じて、第一線で活躍する神野さん・三津家さんと市民ランナーの交流が育まれた今回のイベント。参加者にとって、さまざまな学びや刺激のある時間となったのではないだろうか。これからの季節は、全国各地でフルマラソンやハーフマラソンの大会が目白押し。市民ランナーの皆さんには、「WARABEAT!!」とともに、ふたりのアドバイスを力に変えて、新たな記録にチャレンジしてもらいたい。