#アルゼンチン
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サッカー
価値観の衝突を見たW杯 人権問題などに揺れた中東初開催の祭典
メッシが纏った黒いマントのようなものは「ビシュト」と呼ばれ、お祝いの時に着るアラブ伝統の外套だと知った。全世界の人が見守る表彰式という場で、ユニホーム姿の仲間の中で1人だけ違った姿をすることになったメッシ。なんとなく、この場には不釣り合いなようにも思えたが、メッシが万感の表情でトロフィーを掲げている姿を見れば、そんなことは些細なことかもしれない、と思い直した。 サッカーのワールドカップ(W杯)の熱闘が終わり、アルゼンチンがフランスとの死闘を制して36年ぶりに世界一の座に返り咲いた。マラドーナが伝説となった1986年大会以来の戴冠で、今大会はメッシが伝説に並んだ大会として歴史に刻まれた。日本代表のベスト16入りの健闘もあって、大いに盛り上がった1カ月だった。
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サッカー
「史上最高のW杯」は事実だったのか?現地記者が見たカタールの“リアルな運営力”
初の中東開催となったカタールW杯は、主将・メッシが率いるアルゼンチンが決勝でフランスに劇的な勝利を収め、マラドーナを擁した1986年メキシコ大会以来、36年ぶり3度目の優勝を飾った。W杯史上に残る決勝戦があり、FIFAのインファンティーノ会長による「史上最高」という総括もあった今大会。これまでカタールは大規模なスポーツイベントを開催したことがなく、運営力を不安視する声もあったが、実際はどうだったのか。約1カ月間ドーハに滞在した記者がカタールW杯取材の裏側を紹介する。
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バスケ
3連敗という現実を突きつけられたアカツキファイブ。はっきりと感じた課題はPGの育成だ
なかなか的確な指摘だと思います。よく研究されていますね。感服しました。 -
サッカー
マラドーナを悼んで ~世界を熱狂させた稀代の人たらしが生きた軌跡~
全てを超越した唯一無二の存在だった。サッカー界の元スーパースター、ディエゴ・マラドーナが11月25日、急性心不全のため60歳で死去した。数々のスーパープレーで母国アルゼンチンのみならず世界中を魅了する傍ら、ドラッグ使用など少なからずスキャンダルにもさらされた。普通なら世の中から見放されてもおかしくない状況でも、人々の心をつかんで放さなかった。そこには、ピッチで相手を置き去りにするドリブルを披露したのと同様、社会にまん延する偽善をあざ笑うかのような奔放な生き方があった。現代でいえば〝ネット炎上上等〟といったところか。あらゆる意味で「神の子」だった。
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