写真:共同通信社
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過剰なのはメディアだけか? 高校野球報道の裏にある「過剰ニーズ」

今年の第99回全国高校野球選手権は8月7日の開幕だが、高校野球は県大会の1回戦から楽しめるイベントだ。7月は全国大会開催中以上に、エモーショナルなストーリーが発信される”旬”でもある。(文=大島和人)

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コメント(16)

  • 191
    秦 英之

    ニールセンスポーツ代表取締役 2017/07/29 08:00

    「スポーツでお金儲けをする」の概念が、ここ最近、スポーツ庁の設立のおかげで、日本でも徐々に変化が起きております。これに加え、なかなか経験少ない世界規模のイベントが2019年のラグビーワールドカップ、2020年のオリンピック・パラリンピックが続けて予定され、日本におけるスポーツビジネスに多大なる影響を与えております。そして、大学スポーツにも、「日本のNCAA版」なども注目され、急激な動きにも、繋がっております。

    そうした中で、日本には、元々アマチュア学生界においても、甲子園、高校サッカーや箱根駅伝など、日本全土が注目する大会が存在します。ここで注目するべきポイントは、確かに「利益主導」「金儲け」を全面に出さずに、学生の取り組む姿勢や、これらをサポートする方々へのストーリーなどで、世間の賛同や注目に繋げ、来場者のみならず、多大なる視聴者を獲得しておりますが、言わば、学生スポーツには「純粋なドラマ」があり、言い換えれば「聖域」とも言えるこの価値を、しっかり守り切る「運営のプロ」が成り立っていることです。

    この「運営のプロ」が成り立っているのは、スポーツ団体、メディアや応援する企業の間で、自然発生した仕掛人が裏でいることを理解する必要があります。この方々は、決して、「スポーツビジネス」や「スポーツマーケティング」を専門的に学んだ方々ではなく、元々経験してきたキャリアを元に、自然の流れで生まれてきた「仕掛人」の集まりです。この相関関係が、こうしたイベントの「伝統」や「聖域」を導き上げております。よって、「甲子園」、「箱根駅伝」、「高校サッカー」だから盛り上がっているのではなく、こうした相関関係の構図が機能し、それぞれの特性が考え抜かれたからこそ、コンテンツ化されており、「伝統的なイベント」に繋がっております。例えば、「甲子園」には、「春」と「夏」があります。それぞれの大会には、それぞれの応援している「新聞」が存在します。うまく、それぞれのニーズを導き出し、コンテンツ化させております。「高校サッカー」も、本来、高校の「真の日本一」を決める大会は「高円宮杯」なのですが、未だに、「高校サッカー」の方が注目が違います。これは、別に「高円宮杯」が魅力無い訳ではありません。「相関関係」がまだ確立しておりません。「箱根駅伝」も同じです。元々、主催が全国ではなく、地域連盟主催の大会に、「相関関係」が生まれ、あれだけのイベントに成り立っております。この他にも、毎年2万人を甲子園に集める学生アメフトの「甲子園ボウル」も、元々は関西連盟主催でした。

    これは、実は欧米でも、同じことは言えるかと思います。ただ、欧米の場合は、これらの点を、もっと大きなベクトルに導き、大きな産業として成り立たせているところに、その規模の違いは出てきます。

    よって、これから日本においても、スポーツビジネスが発展する中で、視点を少し変えてみるだけ見えてくる日本特有の歴史から学べる要素は多々あるかと思います。これらを海外の事例などを見ながら、加味していくこと、日本特有のモデルに繋がるのではないかと感じる次第です。

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  • 54
    南 隼人

    株式会社Gifut代表 スポーツMC/アナウンサー 2017/07/27 12:21

    甲子園はもう何事にも変えられない日本の文化。なにかと話題に上がる越境留学や投球制限、女子選手が出場できないなど課題はあるかと思いますが、その部分を社会と照らし合わせ、国民が考えるきっかけになるのも甲子園かと思います。
    ただそのきっかけがまだ多くの夢や目標がある高校生が担っているというところも考えなくてはいけませんね。
    自分自身ももっと勉強して、発信しないといけないと改めて感じました。

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  • 53
    フモフモ編集長

    プロフェッショナル・スポーツ・ブロガー 2017/07/28 00:49

    自分自身の青春を重ねるコンテンツは、自分と同じように悩み苦しみもがいているほうがいい。経済に支配され、素敵なマネタイズなどされたら、それはもう「自分の青春」とは違う世界の話だ。観戦はするかもしれないが、もはや共感はできない。そんなことをしたいならプロでやってくれ。プロ野球は野球を見るもの、高校野球は青春を反芻するもの。球児の淡い恋とか、追いかけてほしい。地団太踏みながら見たい。

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