ひとつ前のお話はこちら©カネシゲ タカシ©カネシゲ タカシ

そして、その横には機嫌よさそうにお掃除をする、
そうじきさんの姿が…!

「誰だ、こんなひどいイタズラをするのは!」

「公園の花壇も、荒らされているぞ!」

職員の皆さんは、もうカンカンです。

©カネシゲ タカシ

そうじきさんに まかせて、えんせいに出かけたことがバレると
お姉さんに怒られるかもしれません。
あわててベイスたんは、ごまかします。

「あ、あ、ぜんぶ、もとどおりに、するやよ!(あたふた)」

「公園の花壇だって、ぜ~んぶ抜けて、草一本生えてないじゃない!」

「あ、あ、ぜんぶ、もとどおりに、するやよ!(あたふた)」

©カネシゲ タカシ©カネシゲ タカシ

いきなり登場した神さまは、この話にまったく関係がありませんでした。


それはともかく、問題はそうじきさんです。
優秀なノジマの家電が、まさかこんなおイタをするなんて…。

「ちこっと、しょうひんの、せつめいを、みるやよ!
テレビさん、インターネッツを、みせてほしいやよ!」

©カネシゲ タカシ

「あ、あ、これやよ!ベイスたんが、おかいあげしたの、これやよ!」

しかしテレビさんは言いました。

「あれレ、ベイスたん。上の方に何か書いてあるヨ。
ページを、スクロールして、みようネ。(カタカタカタ)」


すると……

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「あやや!『ばっかじゃなかろか、るんば』!?(がぴょーん)」




ベイスたんが適当にキーボードを叩いて購入したのは
ふつうとは違う、ちょっぴりゆかいなお掃除マシンでした。

「これは、さきが、おもいやられるやよ~!(じたばた)」


さあ、ひとまずみんなでハマスタを元通りにしようね。
明日は大事な大事な、首位ジャイアンツさんとの対戦なんだから。

がんばれ、ベイスたん!

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カネシゲ タカシ

漫画家・コラムニスト。1975年生まれ、大阪府出身。 「週刊少年ジャンプ」にてデビュー。 現在は「週刊アサヒ芸能」や「スポーツナビ」に連載を持つほか、テレビ・ラジオ・トークイベントに出演するなど活動範囲を拡大中。 著書・共著に『みんなのプロ野球川柳』、『みんなの あるあるプロ野球』(ともに講談社)、『ベイスたんやよ!』(KADOKAWA)、『野球大喜利 ザ・レジェンド』(徳間書店)などがある。 元よしもと芸人。