
スノーボード
平昌最大の快挙は、レデツカの“2冠”である。その凄さを解説する
25日に閉幕した平昌オリンピックで、とんでもない快挙が達成されました。偉業を成し遂げたのは、チェコのエステル・レデツカ。彼女が達成したのは、アルペンスキーとスノーボード、異なる二つの競技での金メダル獲得という離れ業でした。スキーとスノーボード、似ているようでまったく違う二つの競技で世界一の称号を手に入れた“二刀流”レデツカのすごさに迫ります。(文:大塚一樹)
株式会社Gifut代表 スポーツMC/アナウンサー 2018/03/01 17:53
レデツカ選手のコメントにあるように『山を下る』これすごく大事です。僕はスノーボードインストラクター資格を持っていますが、必ず最初に教えるのは『スノーボードは横で滑るのではなく、縦で山を下るスポーツです』と。特にアルペン競技はつま先が谷側を向いているので、スキーと同じなんです。もちろんこの快挙には驚きましたが、スキー、スノーボード両方滑れる方は多いですし、時にはスキー、時にはスノーボードと双方滑れるスノーボード兼用スキー板も販売されています。二刀流(2種目)のアスリートには批判や反対も多いですが、結果を成し遂げた時にはそれ以上の賞賛が送られますね。なにより自分が好きなことをする。自分の意思を通す。これがトップアスリートには大事なのかもしれません。
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