影響をもろに受ける各クラブ

延期や無観客試合での実施による被害を、経済的な側面で特にもろにうけるのはBリーグ・ならびにJリーグだといえる。Bリーグは言わずもがな、無観客試合の実施により、該当期間中はチケット収入・グッズ収入が、完全に「0」になってしまう。またJリーグに関しても、仮にコロナが収束し、4月から試合が再開できたとしても、休日開催の試合が平日開催になってしまい、チケット収入・グッズ収入はかなり減ってしまう見込みである。

千葉ジェッツの「投げ銭」導入

そんな中、千葉ジェッツがスポーツギフティングサービス、いわゆる「投げ銭」の仕組みを導入することを発表した。

従来のチケット収入に依存しない、新たな資金源といえる。Bリーグの無観客試合での実施を受け、SNS等でも見受けられた「投げ銭」制度の導入だが、千葉ジェッツが先駆ける形になった。

千葉ジェッツ代表米盛氏の声明

(C)CHIBA JETS FUNABASHI

これからのアスリートとファンの関係

従来のアスリートとファンの関係は、声援を送るなど、なかなか「モノ」にならない形のコミュニケーションが中心であった。しかし、今回の千葉ジェッツのような取組が他のアスリート・チームにも波及していくことで、ファンとしても新たな形で応援することができ、アスリートとしても今まで以上に実用的な形で応援を受け取ることができるようになると考えられる。今回のコロナ騒動によって、アスリートとファンの関係が見つめ直されるきっかけが生まれたのではなかろうか。


VictorySportsNews編集部