#高校野球
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野球
〝宝塚〟と野球界に共通する風習
宝塚歌劇団のスターを数多く育ててきた宝塚音楽学校が、長年続く生徒間の指導内容を見直したということがニュースになったのは今年9月のこと。本科生(2年生)への返事は原則、「はい」「いいえ」などの言葉に限定されていたし、ルール違反をした予科生(1年生)が本科生に謝る際に「連続謝り」というものがあったという。さらには、先輩が乗っているかもしれない阪急電車にあいさつするという不文律もあった。これらは今回の決定によって廃止されることになったが、107年の歴史を誇る宝塚音楽学校には、表には出ないさまざまなルールや書かれていない決まり事がほかにもたくさんあるはずだ。
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高校野球
「甲子園」のなかった夏に球児たちは何を得たのか?
夏の甲子園の中止が決まった時には、高校球児にとっての「最後の夏」がどうなるのかと心配された。しかし、47都道府県すべてで独自大会が行われた。優勝チームを決めるトーナメント方式を採用したところ、途中で打ち切りになったところ、7イニング制で行ったところとさまざまではあったが、球児たちは一応の区切りをつけることができた。8月半ばには、春のセンバツに出場が決まっていた32校が甲子園に集まり「甲子園高校野球交流試合」が開催され、無観客の〝聖地〟で熱い戦いが繰り広げられた。
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高校野球
西東京大会準優勝の佼成学園。監督からの「ラストメッセージ」
大会直前に中止になった春のセンバツ出場予定だった32校が甲子園に集まり甲子園交流試合が行われた8月半ば。東京のネッツ多摩昭島スタジアムには、佼成学園と実践学園の野球部の3年生部員がいた。高校時代、なかなか試合に出るチャンスのなかった控え選手たちのための「ラストゲーム」が行われた。
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高校野球
密を避ける2020年甲子園高校野球交流試合、割を食ったのは…
「2020年甲子園高校野球交流試合」が10日、開幕した。新型コロナウイルスの影響で中止になった、今春の選抜出場が決まっていた32校を聖地に招く初めての試み。勝っても負けても1試合限りの高校ラストマッチは、中止になった原因である感染症のクラスター対策が徹底的に施されている。無観客となった大会は、プレーする選手だけでなく、メディアも新たな取材様式を強いられ、様々なところで影響が出ている。
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高校野球
済美、今治西、松山商業。かつての野球王国・愛媛の高校野球監督たちの「言葉」
第92回選抜高校野球の中止が決まったのは大会直前の3月11日。その後、各都道府県での春季大会が中止された(沖縄のみ準々決勝まで行われたが、打ち切り)。4月7日に7都府県で緊急事態宣言が出され、16日には全国に緊急事態宣言が発令された。当然、高校の部活動は休止されることになった。
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高校野球
夏の甲子園やり直しませんか
わずか3週間での急転劇に驚いた人も多いだろう。日本高野連は10日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止になった今春の第92回選抜高校野球大会の出場32校を、8月に甲子園に招き、各校が1試合ずつ行うと発表した。「2020年甲子園高校野球交流試合(仮称)」。夏の選抜という形で春に悔し涙を流した球児を救済する。
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野球
なぜプロ野球はやるのに、甲子園は中止なのか?
そもそも高校野球ばかりお涙頂戴式に可哀想呼ばわりされるのですか? たかが球遊びでも交流試合して貰える野球部の連中や 英数国以外全て赤点でもただで大学行かせて貰えたり無試験で就職させて貰える陸上部は恵まれすぎ! 全国大会のチャンスも奪われ、英数国以外全て赤点でも学費免除や無試験就職させて貰えず必死に勉強するのに全くマスコミもスルーする合唱部や吹奏楽部の方々は超可哀想ですよ! 敢えて今年はプロ野球も交流試合も中止し、野球だけ特別扱いされる訳では無い事を体験させるのこそ真の教育。 -
スポーツビジネス
コロナが「変革」するアスリートとファンの関係
コロナウイルスの影響で、センバツ高校野球の中止、Bリーグの無観客試合での実施、Jリーグの中止期間延期など、ここ数日で様々なスポーツイベントが煽りを受けている。その中で、逆にコロナの存在によって、アスリートとファンの関係が再び見つめ直される、ある種「好転」とも捉えられうる動きも見られている。
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野球
あのイチローですら資格回復の研修会に参加。プロ・アマ規定は、日本野球の発展につながるのか?
12月13日に開催されたプロ経験者が高校生、大学生を指導するために必要な学生野球資格を回復する研修会。そこには今年3月に引退したあのイチローの姿があった。野球界における大功労者であるイチローですら、研修会を受けなければアマチュアに指導できないのが現状のルール。横浜DeNAベイスターズ初代球団社長であり、スポーツビジネス改革実践家の池田純氏が、現在のいびつなプロ・アマ規定を時代にあわせて見直すべきだと語る。
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野球
今年のドラフトにみる戦力均衡化
野球の国際大会「第2回プレミア12」が日本の初優勝で幕を閉じ、プロ野球界はストーブリーグの話題に本格的にシフトした。ここに来てドラフト会議で1位指名を受けた大物選手の入団が相次いで決定した。11月30日、最速163㌔の超大型右腕、岩手・大船渡高の佐々木朗希投手が新人選手の最高条件となる契約金1億円プラス出来高払い5千万円、年俸1600万円でロッテと合意した。同25日には、石川・星稜高の奥川恭伸投手がヤクルトと大型契約を結び、いずれもスポーツ紙を中心にメディアで大きく取り上げられた。今年のドラフトでは昨年に続き、最初の指名で11球団が高校生を選んだのが特徴。現時点での評価という点で、各チームの戦力均衡に適度な結果になったと見ることもできる。
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高校野球
日本高野連が甲子園を”タダ”で借りられるワケ
営利企業であるJリーグクラブがスタジアム使用料を全く払ってなかったり大きく減免されていたりする「ワケ」のほうが知りたいです。1 Comment
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高校野球
夏の甲子園、チケット難民問題に解決策はあるのか
梅田発の阪神電車の始発は午前5時00分である。それに乗っても第1試合のチケットを入手できない-。全国高校野球選手権大会では入場券のプラチナ化が進み、ここ数年チケット難民問題が起きている。
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高校野球
高校野球の投球制限問題は、当事者=高校球児の意見を聞くべき
「佐々木投手の未来を守った監督の判断は正しい」、「選手たちの甲子園に出たいという夢を優先すべきだった」などなど、賛否両論を巻き起こした大船渡高校の佐々木朗希投手の地方大会決勝戦回避。夏の甲子園を前に、横浜DeNAベイスターズ初代球団社長であり、スポーツビジネス改革実践家の池田純氏にこの問題についてたずねた。
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野球
必要なのは“子供目線”の改革 川淵三郎氏、筒香嘉智が日本高野連、野球界に提言!
ここにきて高校野球、日本高野連にまつわる問題が大きくクローズアップされている。日本サッカー協会の元会長(現相談役)でJリーグ初代チェアマンの川淵三郎氏(82)が、高知商高の問題で「頭が明治時代」と批判すれば、プロ野球・横浜DeNAベイスターズの筒香嘉智外野手(27)は現役選手としては異例といえる記者会見を開き、高校野球に対する提言を行った。2人が発した言葉から、現在の高校野球が抱える課題、改革の必要性を考える。
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高校野球
球児のダンス発表会出場で謹慎処分。悪しき“前例主義”が閉塞感を招く
四国の名門、高知商業野球部が思わぬトラブルに見舞われている。昨年12月、同校のダンス同好会が行った発表会に、チアガールとして応援してくれたお礼として、野球部部員がユニフォーム姿で出演。舞台上で素振りなどを披露して、会場を大いに盛り上げた。しかしこのイベントが入場料500円という有料イベントだったため、高知県高野連がこれを問題視。野球部部長を有期の謹慎処分にする可能性があるのだという。清々しい青春の1ページと思えるようなエピソードにケチをつける高野連の前例主義に、横浜DeNAベイスターズ初代球団社長であり、スポーツビジネス改革実践家の池田純氏が異を唱える。
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高校野球
甲子園の記録的な人気は、「子どもの野球離れ」の歯止めにつながるか?
小学生の息子が少年野球を始めるときに同じことを感じました。 「野球やってみたいな」というレベルで始めることが多い少年野球なのに、地域にある複数のチームはどこも土日祝の朝から夕方まで練習。 つまり休みを全て野球に使う覚悟を初めから求められるのには強い違和感を覚えました。 またそれは同時に親にも同様の覚悟を求められることも意味しており、家族旅行や祖父母の家に遊びに行くこともかなり制約を受けてしまいます。 本当にそこまでの練習量が必要なのか、本当にその時期に1つの競技だけしかできなくすべきなのかは野球界だけでなく日本のスポーツ界全体の課題として取り組む必要があると思います。6 Comments
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高校野球
夏の甲子園は100年後どう変わっているか? 200回大会の未来予想
200回大会に行かない段階でソフトボールの「指名選手」制度や「先発メンバーの再エントリー」制度が導入されているのではないか。指名選手制は野球の指名打者よりも選手起用の融通がきき、先発メンバーの再エントリーは少ない人数のチームでも局面に応じた戦いかたを可能にする。人口減少や酷暑、酷使といった問題を和らげるのに有効な手立てだと思う。 先発メンバーの再エントリー制度があれば「ひとりのエースのチカラで勝ってきたチーム」でも、リードしたら少しエースを休ませるなんてことができる。危なくなったら再エントリーでマウンドに戻せばいいわけだし。ルールは面白くするため、やりやすくするためにどんどん変えていい。ルールに縛られるのはつまらない。2 Comments
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野球
甲子園は「青春ドラマ」でいいのか? 100回大会を終えて改めて考えたい「甲子園の原点」
全国高校野球選手権大会、夏の甲子園の記念すべき100回大会は、過去最高の観客数100万人を動員するなど、大きな盛り上がりを見せた。金足農業の秋田県勢103年ぶりの決勝進出などがニュースとして大きく取り上げられるなど、国民的な関心度の高さを示した夏の甲子園だが、選手のプレーとは別に、大会運営の在り方や指導法など“大人”が関わる部分は大きな分岐点を迎えている。(文・小林信也)
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