下から這い上がってきたサッカー生活

―この企画の中でやりたいと考えていることはありますか?

小松:知名度もそうなんですけど、そこだけにはしたくないですね。自分の知名度を上げることだけには使いたくないなあと思っていて。何か違うことに繋げられないかなっていうふうには考えているんですけど。このコンテンツで何か面白いことに繋げれば一番いいですよね。もちろん応援してくれている人が一番大事なんで、そういった人たちを増やすっていうことも目的の一つではあるんですけど、僕なりの繋げ方っていうのを、何か考えていければなと思っていますね。ただ今の段階では特に見つけられていない状態です。
これからいろいろやってみないことには、思い浮かばないと思うので。本格的に始まってから、いろんなことを考えるようになって、こういうふうに伝えられるんだろうか、このぐらい影響力があるんだっていうのを、自分自身わかれば、うまくそれをいろんな方向に繋いでいけるかなって思いますけどね。

―どんな人に今回の企画で発信を届けたいですか?
言ったら別にサッカー知らない人でもいいんですよ。ただただそこでサッカーの話をするっていうのであれば、記者の前で話せばいいし。そういうところでは伝えられないことを、ここで伝えていきたいですよね。
サッカーで何かこういうふうにやっていますとかは、多分どうでもいいんで。やっぱり、僕の今までの経験とか、生き方とかっていうのは普通の人からしたら、考えられないと思いますし。そういう部分を話したら、小松蓮ってこういう過去があったんだとか、こういうふうな考え方で上までいけるんだとか。そこがなんか人の心が持ってかれるっていうか、気になって、「この人すごいな」っていうふうに引き付けられるような発信していければいいですよね。

―蓮さんの話を伺っていて、苦しいことや挫折を乗り越えて達成感を得てきたっていう話は、やっぱり特別だと思いますね。

小松:下から這い上がってきて上に行くっていうのはもうみんな好きじゃないですか。とにかく泥臭く頑張っていますとかって、そういうのがすごく好きだと思うんで(笑)。僕自身も好きですし。僕はどっちかって言ったらずっとエリートだったわけではないんですね。だから、高校までは大学までは全国とかいうレベルではなくて、リーグも県リーグでしたし、大学で代表は呼ばれましたけど、それまで代表呼ばれるなんて思ったこともなかったですし。小学校5年生で、長野県の県選抜で呼ばれたけど、試合にも出れなくて。県トレセンなんて行きたくなくて。中学なんて山雅ジュニアユースは、当時JFLだったんで、僕が中1に入ったときなんかは、地域の街クラブと試合しても0ー10で負けるくらいだったんですよ。もっというと、小6の時は、ヴェルディと大宮アルディージャのセレクションを受けているんですよ。でもどっちも駄目で。その後ヴァンフォーレ甲府のセレクションを受けようかなって思っていたときに、小学校のチームメイトが山雅のセレクションを受けるから、お前も一緒に来ないかって誘われて。行ったらその子いなくて僕だけ受かってみたいな(笑)。

県三部から代表に

―ちょっと意外ですね。蓮さんのことを昔からエリートだと思っている人の方が多そうですけどね。

小松:全然ですよ。高校もずっと県リーグだし、県3部からスタートです(笑)土のグラウンドで長野県3部ですからね。

―山雅ユースからプロになった人は他にいるのですか?

小松:今のところ僕だけですね。リーグは去年プリンスに上がって。だんだんいろんなことが整備されていって。当時僕が中1か中2のときなんかはユースの練習は土日だけの週2しかなかったんです。当時横浜FCの監督をされていた岸野康之さんを山雅ユースの監督に呼んで、そこから上がっていったんですけど、それまではあってないようなものだったので(笑)
高校行っても、アルビレックスユースに0−7とかで負けるくらいで。でも、僕らが高3の代で、当時県リーグでしたけど、Jユースでベスト4まで行ったんですよ。パルセイロ、アルビレックス、マリノス、ヴィッセルに勝って、ベスト4でサンフレッチェに負けたんですけど、そういうのでみてもらえて、大学で代表呼んでもらったっていう感じですね。
本当にしょぼいサッカー人生を幼少期は特に送ってきたんで、大学を選択したときとかもそうですし、大学辞めたときもそうですし。そういう話は結構普通の人からしたらありえない話だと思うので。だからこういう話は結構面白いと思いますね。みんな知らないところですし、結局プロになってからの部分しかわからないと思いますしね。僕がどういう人生を送ってきたかっていうのは、あんまり話したことがないので、伝えていきたいですね。

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憧れの選手から『あなただけ』に向けた完全オリジナルメッセージが届きます。ファンの方のリクエストをもとに、1つずつビデオレターを撮影いたします。(一本およそ60秒程度です。)特に、下記のようなリクエストが集まっております。

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VictorySportsNews編集部