これは日本時間で主に朝の時間帯に行われる現地の試合を楽しみながら、1日を元気にスタートさせる新たな観戦スタイルや生活習慣を提案すべく、MLBが企画したもの。その一環として「MLBで朝を元気にスタート!」をコンセプトに、シーズンを通して全国数カ所でメジャーリーグをテーマとしたキッチンカーやカフェを展開する「ブレックファスト・キャラバン」を実施。第1弾として東京・虎ノ門のTORANOMON HILLS CAFEを期間限定の「MLB Breakfast Club」仕様に変え、シーズン開幕戦当日の3月26日のオープン前にメディア発表会を行った。
店内の大型モニターで開幕戦セレモニーの模様が流れる中、トークセッションに登場したのは元メジャーリーガーで、昨年まで東京ヤクルトスワローズの監督を務めていた髙津臣吾氏。13年ぶりにヤクルトのユニフォームを脱いだ今は「すごく不思議な感じ」としながらも「iPadとテレビを駆使してずーっと野球を見ています。これもユニフォームを脱いでやりたかったことの1つで、たくさん野球が見られるのですごく幸せな時間を過ごさせてもらっています。(画面越しの野球は)ドキドキする部分と、ちょっと監督目線で見てしまう部分と、いろんな目線で見させてもらっていて。野球の勉強をもっと深くしていきたいなと思っていたので、いろんな野球を見ていろいろと勉強している最中です」と、笑顔で語った。
MLBの魅力は「やっぱりスピードとパワーかな」という髙津氏は、この日は現役時代も袖を通したシカゴ・ホワイトソックスのユニフォーム姿。アメリカでの朝食事情に触れて「ちょっと町に出て朝食を食べようと思ったら、まずその量の多さに圧倒されて。間違いなく美味しいんですけども、そこでもパワーを感じてしまった」と話したその髙津氏が、会場に用意された期間限定のオリジナルメニューの中から選んだのは、MLBのロゴをイメージした目にも鮮やかな「ベースボールクリームソーダ」。オレンジ風味というソーダをストローで喉に流し込むと「すごいパンチ。これは目が覚める」と声を上げ、贅沢にトッピングされたアイスを口に運んでまたソーダをすすり「美味しい、美味しい」と繰り返した。
トークセッションの後半では、髙津氏がヤクルト監督時代の教え子で今季からホワイトソックスでプレーする村上宗隆に言及。「あんまり大きな声では言えないですけど『シカゴってどうなんですか?』って契約する前に連絡がありました。シカゴといっても(カブスも含め)2つあるしなと思いながら『こんな街だよ』っていうのは言いましたけど。その数日後ですかね、契約がまとまったのは」と“秘話”を明かした。
さらに愛弟子に向けて「たぶん苦労すると思います。そんな簡単ではない世界なので。ただ、苦労もしに行っているわけだし、素晴らしいところに挑戦しに行っているので、たくさん苦労して辛い思いをして、良いシーズンを過ごしてくれたらそれでいいと思っています」と、恩師ならではのエールも送った。
最後に今季のワールドチャンピオンはどこになりそうかと尋ねられた髙津氏は「間違いなく強い(ロサンゼルス・)ドジャースですけど、そこを止めるチームに出てきてほしいなと思っています」とした上で「ホワイトソックス! これは大きな賭けですよ(笑)。なかなか難しいですけど、村上もいますし、良いところまで行ってほしいと思います。2026ワールドチャンピオンはホワイトソックス」と予想。昨季まで3年連続100敗以上のチームを世界一に推す‟古巣愛”、“教え子愛”でトークを締めくくった。
4月26日まで「MLB Breakfast Club」仕様で展開されているこのTORANOMON HILLS CAFEでは、髙津氏がチョイスした「ベースボールクリームソーダ」以外にも期間限定メニューを取り揃えている。この日のトークセッションでMCを務めたキャスター、タレントの山本萩子さんが選んだのは、バットの素材としても定番のメープルに着想を得た「ホームランメープルラテ」。他にもワッフルを主役に、ふんわりとしたスクランブルエッグに香ばしく焼き上げたベーコングリルを組み合わせ、クラムチャウダーを添えた「アメリカンダイナー風モーニングプレート」、ボールパークの定番というべきホットドッグにアメリカを象徴するケイジャンスパイスを効かせ、辛みのあるトマトソースにまろやかなチェダーチーズを合わせた「ケイジャンメルトホットドッグ」など、北米の朝食文化をイメージしたフードも用意されている。
MLB Breakfast Clubのオリジナルメニュー店内にはドジャースの大谷翔平をはじめとするMLB選手のスタンディーや各チームのユニフォーム、キャップなども展示され、試合開催日には大型モニターでリアルタイムの観戦もできるなど、ファンならずともMLBの世界にどっぷりと浸れるようになっている「ブレックファスト・キャラバン」。第2弾以降の開催場所については今後、MLB公式SNSなどで順次告知されていく予定だという。