
ラグビー
「企業スポーツはダメ」は本当か? トップリーグにみる日本ラグビー界のジレンマ
様々なスポーツの「プロ化」が進む中、2003年に発足したラグビーのトップリーグは、プロとアマが混在する企業スポーツである。「企業スポーツはダメ」とする風潮もあるが、一方で企業スポーツの強みも存在することを忘れてはならない。
ニールセンスポーツ代表取締役 2017/02/28 21:56
自分自身も、アマチュアスポーツ出身者(ソニーに勤務しながら、アサヒビールクラブ・シルバースターで3年間在籍させて頂きました)としましては、財源を提供して頂くことへの仕組みそのものは、財源を確保できるのであれば、それはそれに価値があるとは思います。
もっと読む一方で、重要ですのは、貴重な財源を投資される立場としては、その投資に対するリターンがしっかりと可視化されており、それが中長期的にでもリターンが取れる仕組みになっているかだと思います。
企業は、営利団体である以上は、リターンを求めるのは必然だとは思います。その伝え方にこれから問われる重要性はあります。
選手も、同じく、投資されている以上は、最大のリターンを返すことに日々取り組みます。よって、問題は、選手や監督、コーチがアマなのではなく、これらを運営する人材が「プロ」であるかです。実は、強豪の企業スポーツにいらっしゃるスポーツ関係者は、自然と今で言う球団、クラブの「プロ」の役割を果たしております。なぜなら、ぞれだけ価値創造を考える立場を提供され、職業として、それだけ取り組める環境を準備されております。ただ、これはたまた自然発生的に成り立っているからこそ、そのキャリアを活かしきれなかった時代はあります。
でも、これからの時代は、こうした経験も含めて、しっかりとした職業するにすることが、スポーツ界の発展に繋がると思います。これは選手も、フロントも全てのスポーツに携わる方々においてです。
新潟県アメフト協会 理事/新潟総合学園 スポーツ推進室長 2017/02/03 11:39
個人的には選手がプロになるかどうかの議論より、チームマネジメントを先にプロにしてしまった方が良いと思う。
もっと読む競技以外の仕事を続けながらプレーするのは良いと思う。
サッカーの本田圭佑だって、選手やりながら経営者やってるし。
2017/02/08 21:42
ラグビーのスポーツマーケットでの特徴、選手のセカンドキャリアへの考慮を含め、記載の通りと思います。
もっと読む他国と異なり流動性の極めて低い雇用環境の日本である事も踏まえ、最適解の一つが現在の制度と思います。
しかし、コレも記載の通り、ビジネス・普及の観点では、現状の閉塞感を打破する方策を、W杯、オリンピックのテコを活用して実施する必要があります。
新たな可能性、選択肢、未来を開く絶好の機会に何が出来るのか、土田氏他協会の皆さんにも多いに力を出し切っていただきたいと強く祈念致します。