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池田純コラム:明大スポーツ改革論。“宝物”のコンテンツを生かすため、いまこそ第一歩を踏み出そう 

5年間務めた横浜DeNAベイスターズ球団社長の職を辞し、「定職」から離れた立場で様々なスポーツに関わっている池田純氏。ベイスターズの社長職にある頃から、池田氏の胸にあったのはスポーツの将来に対する危機感でした。「スポーツビジネスの教科書」第九回のテーマは、「明治大学よ、宝物であるスポーツの活用を」です。

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コメント(1)

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    秦 英之

    ニールセンスポーツ代表取締役 2017/10/22 10:06

    まず、こうした取り組みに真っ向から取り組んでいる池田さんに敬意を表したいと思います。これだけ伝統が重い「体育会」の中でも、歴史が古い明治大学に、そのチャンスを感じ、池田さんのようなスポーツビジネスのプロとして実績を挙げられておられる方が、その可能性を実現させる為に動いて頂いていることに心から勇気をもらいます。
    私自身も、「体育会」のみならず、「明治大学運動部」出身者として、指摘されている部分は凄く同感じます。今は、物凄く「変化」を起こすチャンスでもあり、この先、次世代へ継承する意味でも、その「変化」を起こすタイミングとしては、「今」だと感じます。
    ここで重要ですのは、池田さんも書かれているように、「大学は教授の世界です。」と思われてしまう「教授主導」の世界が何をもたらし、何を起こしているかです。大学自体は、「教育」を受ける場です。「教育」そのものは、決して教室だけで学ぶものでなく、「大学生活」そのものを通じて学ぶ場のはずです。よって、その第一現場は授業やゼミであり、そこで学生が教授と学問を追求することは大事だと思います。よって、「大学は教授の世界です。」は否定しません。求めたいのは、スポーツも「教育」の一部であり、その価値をより活用することによって、「教育」における学べることのバリエーションを増やすことです。教室では得れないものをもたらす要素を持っており、それを活用しながら、より教育の現場でも活性化することをより協議する場が必要かと思います。
    近年、少子化が深刻になり、学生数の減少も話題になっております。明治大学は、いち早く、この問題に直面し、国際化の動きを取り、今では外国からの評判も非常に高いと聞いております。こうした状況においても、例えば、スポーツがもたらす価値は、異文化が集まると必ず起きる文化摩擦であったり、適応能力の要求です。これらをよりスムーズに緩和してくれるものは、実はスポーツだったりします。その理由は、大学スポーツを応援しに行く場合、応援する理由は「自分の知り合い」や「自分の大学」を応援するからです。そこで、同じ目的をもって行っている団体と触れ合い、その輪が広がることで、「愛校心」が共有でき、この共有要素そのものが、文化を跨ぐ力を持っております。
    このように、スポーツには、教育と連動出来る要素を多々秘めているからこそ、教育の現場で起きている様々な課題を抽出し、少しでも相乗効果を生める仕組み創りが出来ることを期待します。
    過去から大いに学び、より良い未来を創れることを楽しみにしております。

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