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悪質タックル問題から何を学ぶべきか? “日大のスキャンダル”で終わらせてはいけない理由

内田正人前監督が日本大学事業部取締役辞任するなど、その“暗部”が、大学全体、組織にまで及ぶなど大きな広がりを見せる日大アメフト部による悪質タックル問題。いち早くこの問題を「経営体制」や「組織」の問題と指摘していた作家・スポーツライターの小林信也氏は、内田前監督、井上前コーチを“絶対悪”として断罪し、この問題を勧善懲悪の物語に落とし込んでしまうことの危険性を指摘します。テレビなどでタックル問題の裏にあるスポーツ界のパワハラ体質、体制の不備などを糾弾してきた小林氏が、「日大のスキャンダルに終わらせてはいけない」と危機感を抱く理由とは? (文=小林信也)

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コメント(2)

  • 99
    フモフモ編集長

    プロフェッショナル・スポーツ・ブロガー 2018/06/11 23:44

    自分の未来がダメになるという恐怖から悪質プレーにいたった選手が生まれたという「パワハラ」の問題を議論しているときに、日大アメフト部員の声明文に対して「日大アメフト部の声明文は肩透かし」「選手も保身を考えて自重した印象」「なんと創造力と行動力がないものか」という筋立てでケチをつけるのは、筆者は「パワハラに屈したヤツが悪い」と言っているも同然だ。

    何の証拠もない事前報道の情報を鵜呑みにし、当事者という難しい立場でありながら行動を起こした現役アメフト部員たちを「筆者が勝手に」残念に思い、「それくらいの発想も行動力もないとしたら、何のために部活で自分を磨いているのか」と問い掛ける無理筋な言いよう。何故、大学まで学びを重ね、スポーツで心身を鍛えた若者たちが、一見して理不尽な命令に従わなければならなかったのか、その点を追及してこそのジャーナリズムではないのかと逆に問いかけたい。

    あまつさえ今後の部運営にあたっての現実的な解決策のひとつとして、「選手の中からヘッドコーチを選び、選手主体の体制を作る」という絵空事を言い放つというのはいかがなものか。その直前では、日大にはパワハラ体罰指導を受けてきたOBしかいないから「完全に新しい体質を構築できる人材を内部で見つけ、しかも第三者の納得を得るのは相当難しいだろう」と書いているのに、だ。OBだと「パワハラ体罰指導を受けてきたから」ダメで、現役選手ならOKという理屈はまったく意味不明だ。選手は学生であり、学びを求めてそこにいるのだ。「4年生の誰かが現役続行をあきらめ、防具を脱いで監督、コーチになる勇気が最も現実的」なる意見にはまったく賛同できない。選手の人生を他人が勝手に規定する提案をしている時点で、筆者や、筆者が意見を募った人物も、「パワハラ」的な発想になっていることに無自覚なのだろうか?

    筆者は日本なり日本の教育なりに不満があって、日大アメフト部の問題にかこつけて、それを非難しようとしているのではないだろうか。以前の記事でも同様であったが、最後は必ず東京五輪批判につなげるまとめ方というのも、まったくもって本稿の論点と関係ないとってつけた話となっており、「自分が非難したいもののために日大アメフト部問題を利用している」という印象が拭えない。

    「東京五輪をただのお祭り騒ぎにしてしまえば、また涙と感動によって、パワハラ体質が容認され、勝利至上主義の弊害が放置されかねないから」という最後の文に何故急に五輪の話が出てきたのか、何度読んでも理解できなかったのはコチラの読解力が足りないのだろうか…。それを筆者は、日本の教育を受けてきた弊害と言うのかもしれないが…。

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  • 0
    スポーツ好きの商人

    渡邉 2018/06/12 14:43

    当方、フモフモ編集長と正直意見食い違うことが多いんですが笑
    今回においては、全文激しく同意です。

    何故最後にオリンピックの話が出て来た?笑
    笑ってしまいました。

    理想像が強過ぎますね。
    今の日本、どこの大学どこの体育会探したって
    ここまで出来る学生はいませんよ。

    方向性には賛成ですが、もう一つ目線下げて考えて頂きたい。

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