#悪質タックル問題
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オールスポーツ
内田前監督無罪放免、山根前会長はタレント化 スポーツ不祥事の幕引きまだ遠く
2018年のスポーツ界は、平昌五輪の昂奮に始まり、卓球、フィギュア、バドミントンなど多くの種目で若い選手の台頭があり、明るい話題が絶えなかった。一方、各競技でパワハラなどの告発が続き、スポーツ界の悪しき体質が世間で議論された年でもあった。 スポーツ界にとって大きな転換期となった2018年をさまざまな問題の取材に取り組んできた作家・スポーツライターの小林信也氏が振り返る。(文・小林信也)
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オールスポーツ
2018年のスポーツ界不祥事まとめ~スポーツ界のクローズドな体質が浮き彫りに
やはり良くも悪くも歴史あるもの急な改革は難しい。本気で改革を進める覚悟のあるリーダーが潰されぬ様に関係者のみならず知恵を絞らなくてはいけない問題。 -
アメフト
悪質タックル問題から何を学ぶべきか? “日大のスキャンダル”で終わらせてはいけない理由
自分の未来がダメになるという恐怖から悪質プレーにいたった選手が生まれたという「パワハラ」の問題を議論しているときに、日大アメフト部員の声明文に対して「日大アメフト部の声明文は肩透かし」「選手も保身を考えて自重した印象」「なんと創造力と行動力がないものか」という筋立てでケチをつけるのは、筆者は「パワハラに屈したヤツが悪い」と言っているも同然だ。 何の証拠もない事前報道の情報を鵜呑みにし、当事者という難しい立場でありながら行動を起こした現役アメフト部員たちを「筆者が勝手に」残念に思い、「それくらいの発想も行動力もないとしたら、何のために部活で自分を磨いているのか」と問い掛ける無理筋な言いよう。何故、大学まで学びを重ね、スポーツで心身を鍛えた若者たちが、一見して理不尽な命令に従わなければならなかったのか、その点を追及してこそのジャーナリズムではないのかと逆に問いかけたい。 あまつさえ今後の部運営にあたっての現実的な解決策のひとつとして、「選手の中からヘッドコーチを選び、選手主体の体制を作る」という絵空事を言い放つというのはいかがなものか。その直前では、日大にはパワハラ体罰指導を受けてきたOBしかいないから「完全に新しい体質を構築できる人材を内部で見つけ、しかも第三者の納得を得るのは相当難しいだろう」と書いているのに、だ。OBだと「パワハラ体罰指導を受けてきたから」ダメで、現役選手ならOKという理屈はまったく意味不明だ。選手は学生であり、学びを求めてそこにいるのだ。「4年生の誰かが現役続行をあきらめ、防具を脱いで監督、コーチになる勇気が最も現実的」なる意見にはまったく賛同できない。選手の人生を他人が勝手に規定する提案をしている時点で、筆者や、筆者が意見を募った人物も、「パワハラ」的な発想になっていることに無自覚なのだろうか? 筆者は日本なり日本の教育なりに不満があって、日大アメフト部の問題にかこつけて、それを非難しようとしているのではないだろうか。以前の記事でも同様であったが、最後は必ず東京五輪批判につなげるまとめ方というのも、まったくもって本稿の論点と関係ないとってつけた話となっており、「自分が非難したいもののために日大アメフト部問題を利用している」という印象が拭えない。 「東京五輪をただのお祭り騒ぎにしてしまえば、また涙と感動によって、パワハラ体質が容認され、勝利至上主義の弊害が放置されかねないから」という最後の文に何故急に五輪の話が出てきたのか、何度読んでも理解できなかったのはコチラの読解力が足りないのだろうか…。それを筆者は、日本の教育を受けてきた弊害と言うのかもしれないが…。2 Comments
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大学スポーツ
悪質タックル事件、“本質的”な問題は解決されるのか? 大学スポーツ界の構造改革の必然性
アメリカのほうが先進的と言うべきか、「似たようなことを先に通過してきているから処理に慣れている」と言うべきか。1プレー目で退場にしなかった審判を含めて、前代未聞のプレーの前ではあっけにとられることもあるだろう。あれほど完全にルールをぶっちぎったプレーが出てくるとは思っていなかったからこそ、こんな大騒ぎになってもいるのだし。 「同僚のドリンクに禁止薬物を入れてドーピングによる資格停止に追い込む」みたいな事件が海外であったときには、今度は逆に日本が「我々はそういったケースが起こらないよう備えていますよ。ドリンクを放置しておくことなど今ではありえません」とか言えばいいような。 ひとつ悪い事件が起きて、ひとつ環境がよくなる。 その繰り返し。4 Comments
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