「ズル休みをすることもあった」空手が嫌いだった時期

―小学生の時、どんなスポーツをされていましたか。
大岩:空手を幼稚園からやっていて、小学4年生から部活に入れるので、夏は野球部、冬はサッカー部に入っていました。

―空手を始めたきっかけを教えてください。
大岩:兄と一緒に入ったのですが、ほぼ親の強制ですね。親は飲食店を経営していて、僕は落ち着きがなく大変だったのか、預けるような感覚で、近所の空手道場に通わせていました。

―親御さんは空手をやられていましたか。
大岩:やっていませんでした。でも、父は高校の頃に柔道をやっていたと言っていました。

―格闘一家ですね。
大岩:少しかじっていたくらいです。

―通い出した頃は楽しかったですか。
大岩:あまり覚えていませんが、楽しくやっていたと思います。でも、歳を重ねると嫌になりました。

―いつ頃から嫌になりましたか。
大岩:小学4,5年生くらいですね。ずる休みをすることもありました。

―どうやって空手から離れましたか。
大岩:結局、空手を続けて、黒帯まで取りました。でも、僕がやっていた空手は、組手がなくて、型が主流でした。僕は、組手が嫌いで、小さい時は後ろ向きで逃げていたのですが、兄の方は、逆に好きで、空手も強くて飛び級をしていました。

―最初から才能があったわけではなかったのですね。
大岩:僕は飛び級もしたことがなくて、一つ一つ上がっていきました。兄と一緒に入ったのに、差はどんどん開いていきましたね。

―どんどんできてしまうようなイメージでしたか。
大岩:嫌いでしたね。

―なぜ続けられましたか。
大岩:行かないと怒られると思っていました。兄もいたので、最初はサボれませんでした。

―小学生の時に思い出に残っているエピソードはありますか。
大岩:後ろ向きで走って逃げて、親に怒られた思い出があります。あと、どうしても行きたくなくて、お腹が痛いと仮病を使ったのですが、それがバレて、トイレのカギを開けられて、あまり怒らない親ですが、その時だけは怒られました。

―「嘘つくな」みたいな教えがあったのですか。
大岩:そういうのも含めてだと思いますが、普段優しい父がその時だけは怒っていました。その1回しか怒られていませんが、それがずっと頭に残っていますね。

―その後は変わりましたか。
大岩:その後は、真面目に行くようになりました。

―お父さんの影響ですか。
大岩:かもしれないですね。母の言うことは聞かなかったのですが、普段怒らない父に怒られたことが影響したのだと思います。

「好奇心旺盛だった」いろいろなことに挑戦した少年時代

―初めての試合は覚えていますか。
大岩:なかなか空手の試合では勝てなかったですね。兄は優勝など、結果を残して帰ってくるのですが、僕は勝った覚えがないです。

―大会はどのくらいの規模ですか。
大岩:市の大会ですね。空手で実績を残した記憶はまったくないですね。

―意外ですね。
大岩:コツコツやっていたので、黒帯も取って、演武ではしっかりやっていました。でも、組手の試合になると弱かったですね。

―その期間に学びになることはありましたか。
大岩:空手をやりながら、「野球をやりたい」と親に伝えて、野球スクールにも入りました。でも、野球もセンスがなくて、ずる休みもしていて、5年生の時に、部活の先生から「やる気がないなら来なくていいよ」と言われて辞めてしまって、クラブチームも行かなかったので、辞めました。でも、サッカー部は続けて、副キャプテンをやっていました。

―サッカーはうまかったですか。
大岩:今振り返ると弱かったと思いますが、副キャプテンという立ち位置もあって、少し自信を持っていましたね。センターバックをやっていました。いとこがサッカー選手で、サッカーがうまくて、いとこから教えてもらっていました。

―抜群に運動神経が良かったわけではありませんでしたか。
大岩:あまりセンスはなかったですね。野球に関しても、今でもボールが投げられません。バッドも打てないし、野球はまったくできませんでした。運動神経も悪くはないですが、飛び抜けて良いわけではありません。

―空手は小学校卒業まで続けましたか。
大岩:空手は続けました。

―どんな少年でしたか。
大岩:小学生は悪でしたね。髪も金髪で、浮いていた存在だったと思います。授業を受けるのも嫌いで、授業中抜け出すこともありました。隣の畑に育っている作物を引っこ抜いて怒られることもありましたね。

―勉強はしていましたか。
大岩:勉強は嫌いでしたね。

―当時の将来の夢はありましたか。
大岩:野球を始めたのが、イチロー選手に憧れていて、サッカーもワールドカップを見ていて憧れて始めました。いろいろなことにすぐ憧れてやりたい子でしたね。

―好奇心旺盛な子ですね。
大岩:そうですね。

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大学在学中にキックボクシングを始め、現在はスーパーフェザー級でK-1やKrushを舞台に戦う大岩龍矢選手。戦績は26戦 18勝(6KO) 8敗 0分と大きく勝ち越しているが、直近では、昨年11月に自身初めての2連敗を喫した。vol.3では次戦への胸の内、そしてファンへの想いを語ってくれた。

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VictorySportsNews編集部