このイベントでは、3年ぶりの来日となるフェデラー氏に加えて、フェデラー氏と同様にユニクロのグローバルブランドアンバサダーを務める、プロ車いすテニスプレーヤー・国枝慎吾も参加する。当日は13時開始予定で、トークセッション、小学1~4年生を対象にしたジュニアテニスセッション、フェデラー氏のセレモニー、フェデラー氏と国枝によるスペシャルテニスセッションを実施予定だ。

 観覧や参加の募集はすでに開始している。

●観覧者募集概要
応募資格:誰でも応募可能(観覧無料)
応募期間:10月26日(水)12時まで
応募方法:応募期間中に、以下のサイトより応募
     https://uniqlo.com/jp/ja/contents/ambassador/events/lifeweardaytokyo2022/
     抽選のうえ10月下旬に当選者を決定。11月上旬に当選のお知らせと入場用のQRコードを送付

●ジュニアテニスセッション参加者募集概要
応募資格:小学1~4年生(参加無料)、保護者から応募してください
応募人数:50名(予定)、テニスの経験有無は問いません
応募期間:10月26日(水)12時まで
応募方法:応募期間中に、以下のサイトより応募
     https://uniqlo.com/jp/ja/contents/ambassador/events/lifeweardaytokyo2022/
     抽選のうえ10月下旬に当選者を決定。11月上旬に当選のお知らせと入場用のQRコードを送付

※本イベントに関するお客様からのお問い合わせは、イベント事務局(lwd_tokyo2022@uniqlo.co.jp)までメールにて

まさに生けるレジェンドであるロジャー・フェデラー

 ロジャー・フェデラーが41歳で、約24年間におよんだプロテニスプレーヤーの現役生活を終えたのは、2022年9月に、イギリス・ロンドンのO2アリーナで開催されたレーバーカップでのことだった。レーバーカップは、男子プロテニスATPツアー公式戦ではなく、フェデラーのエージェンシーであるTeam8が中心になって作られたチーム対抗戦だ。

 フェデラーの最後の試合は、公式戦ではありえない好敵手ラファエル・ナダルとのドリームダブルスだった。

 ここ数年フェデラーは、右ひざのけがに悩まされていたが、最後の手術では復帰のためというより、日常生活で支障のないようにするためのものだった。ロンドンでは、何とかナダルとのダブルスを戦いきり、涙と笑顔で現役生活に別れを告げた。

 ジュニア時代から天才と言われたフェデラーは、1998年にプロへ転向。最初は、短気なところがテニスのゲームに災いしていたが、メンタルが安定すると共に、もともと持ち合わせていたテニスセンスが最大限に発揮されるようになった2003年頃から、フェデラーに勝つことが、どの選手にとっても容易なことではなくなった。

 男子プロテニス界で、史上最強のオールラウンドプレーヤーと称され、テニス史に数々の金字塔を打ち立てた。グランドスラム20勝、ツアー優勝103回、マスターズ1000大会優勝28回、ツアー最終戦出場17回(大会史上最多)、ツアー最終戦優勝6回(大会史上最多)、世界ナンバーワン在位310週、世界ナンバーワン連続在位237週、年間ナンバーワン5回。

 2005年には、年間通算成績81勝4敗となり、ジョン・マッケンローが1984年に樹立したツアー年間最高勝率9割6部5厘(82勝3敗)まであと1つに迫った。さらに、2006年には、年間通算成績は92勝5敗で、これはフェデラーがシーズンに挙げた最多マッチ勝利数となった。そして、2009年には、ローランギャロスで初優勝を果たして、4大メジャーを全制覇する念願のキャリアグランドスラムを達成した。

 フェデラーは、現役中に一度だけ日本でのツアー公式戦に参戦したことがある。2006年ジャパンオープンで圧倒的な強さと流れるような華麗なテニスを披露して、決勝ではティム・ヘンマンを破って初優勝し、日本のテニスファンを魅了した。

 その後、フェデラーが再来日するまで13年間待たねばならなかった。ユニクロが主催したチャリティーテニスマッチ「ユニクロ ライフウェア デー 東京」で、フェデラーは、久しぶりに日本のテニスファンの前でプレーを披露した。

「日本で13年ぶりにプレーでしたが、こんなに長くしていなかったのかなという感じでした。皆さんの温かいサポートを感じて、日本がいかにスポーツを愛してくれているのか、テニスを愛してくれているのか、実感できました」

 3年前にこのように語っていたフェデラーが、今回の「UNIQLO LifeWear Day Tokyo 2022 with Roger Federer」では、日本のテニスファンや子供たちとどんな交流を深めるのか、本当に楽しみでならない。

「UNIQLO LifeWear Day Tokyo 2022 with Roger Federer」の詳細はこちら

神仁司

1969年2月15日生まれ。東京都出身。明治大学商学部卒業。キヤノン販売(現キヤノンマーケティングジャパン)勤務の後、テニス専門誌の記者を経てフリーランスに。テニスの4大メジャーであるグランドスラムをはじめ数々のテニス国際大会を取材している。錦織圭やクルム伊達公子や松岡修造ら、多数のテニス選手へのインタビュー取材も行っている。国際テニスの殿堂の審査員でもある。著書に、「錦織圭 15-0」(実業之日本社)や「STEP~森田あゆみ、トップへの階段~」がある。ITWA国際テニスライター協会のメンバー 。