#プロテニス
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テニス
世界のトップ50に、日本女子がいない危機 「何かやらなくてはいけない」伊達公子ら元トップ選手たちが立ち上がった理由
2023年4月、女子プロテニスの世界ランキングトップ100から、日本選手の名前が消滅してしまった。 そんな日本テニス界にとって厳しい状況下で、大阪で新たに誕生した大会があった。ジャパンウィメンズテニストップ50クラブ(以下JWT50)がプロデュースした大東建託オープン2023で、この大会で初めてトーナメントディレクターを務めたのが、JWT50の理事の1人である伊達公子氏だ。
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テニス
レジェンドである親の名前を超える名選手に。石井琢朗の娘が、プロテニスプレーヤーに転向
17歳の石井さやか(ITFジュニアランキング10位、3月20日付け)が、3月21日付けでプロフェッショナルに転向し、プロテニスプレーヤーとして新たな一歩を踏み出した。「目標は、グランドスラムで優勝することです」と語る石井の所属先は、臨床検査事業や医療コンサルティング事業などのヘルスケア分野を手がける株式会社ユニバレオとなった。代表取締役社長の久川聡氏は、石井に次のような期待を寄せている。 「われわれも世界に向けて挑戦を始めたところでございます。石井さんがプロとしてさまざまな困難に立ち向かう姿が、われわれと重なります。みんなを勇気づける、笑顔にする、そういった選手になってもらいたい」
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テニス
世界のトップを走る日本女子ダブルス陣 要因にあるテニス界の多様性とグローバル化
3月に米国カリフォルニア州で開催されたBNPパリバオープンで、全豪オープン女子ダブルス準優勝ペアの青山修子と柴原瑛菜が、またもベスト4の好成績を残した。BNPパリバOPは、男女共催なうえに参戦選手も多く、「第5のグランドスラム」の異名を取る。上位勢はほぼ参戦し、顔ぶれや層の厚さの面でも、それこそグランドスラムとそん色はない。
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テニス
テニス界に新風。高額賞金、プロ・アマ、エンタメ、手探りで始まった大会の行方は
「優勝賞金1,000万円の大会が、国内に新設されるらしい」——。昨年の春、そのような情報が衝撃とともに日本テニス界を駆けた。
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テニス
世界ランク日本歴代2位へたどり着いた2022年。西岡良仁がキャリアハイの今だから感じる日本テニス界への危機感と次世代への想い
「一つ、僕が子どもの頃から他の子たちと違ったのは、たぶん、覚悟だと思います」 なぜ、ここまで強くなれたのか――? あまりに漠然としたその問いに、彼は、迷うことなく答えた。 現在の世界ランキングは、キャリアハイの36位。 身長は、トップ100の選手では最も小柄な170センチ。 驚異の脚力であらゆるボールに食らいつき、サウスポーから繰り出す七色のくせ球で巨漢選手を手玉に取る。 日本人男子選手として、世界ランク歴代2位タイにつける西岡良仁は、ツアーきっての個性派プレーヤーだ。
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テニス
3年ぶりにフェデラー、錦織、国枝らが東京に集結!! ユニクロは「UNIQLO Next Generation Development Program」を発表!
子供たちと一緒に、ロジャー・フェデラー氏、錦織圭、国枝慎吾らの笑顔があふれた――。株式会社ユニクロは、2022年9月にプロテニスプレーヤーとしての現役生活を終えたフェデラー氏の偉業を称え、次世代に彼の功績を伝えるため、11月19日(土)に有明コロシアム(東京)で、「UNIQLO LifeWear Day Tokyo 2022 with Roger Federer」を開催した。
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テニス
奈良くるみの引退、そして、JWT50メンバーに新加入へ。日本女子テニスの未来に光はさすか!?
「よく頑張ったな~」 2010年代を中心に活躍した奈良くるみのプロキャリアに思いをはせる時、誰もがそう思うのではないだろうか。 奈良は、9月下旬に、東京・有明で開催された東レ パン・パシフィックオープンテニスで、13年5カ月間におよんだプロテニスプレーヤーのキャリアを終えた。 現役引退への思いは、2022年5月下旬に、韓国・チャンウォンで開催された国際テニス連盟(ITF)サーキットの2万5000ドル大会で優勝した直後にわき起こったという。
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テニス
ロジャー・フェデラーが、3年ぶりに来日予定! 「UNIQLO LifeWear Day Tokyo 2022 with Roger Federer」が有明で開催
こんなにも早くロジャー・フェデラーと再会できるなんて、日本のテニスファンは何と幸運なのだろうか―。株式会社ユニクロは、プロテニスプレーヤーの現役生活を終えたロジャー・フェデラー氏の偉業を称えると共に、次世代に彼の功績を伝えるため、11月19日(土)に、「UNIQLO LifeWear Day Tokyo 2022 with Roger Federer」を、有明コロシアム(東京)で開催することを発表した。
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テニス
ウィンブルドンの独断が招いた、プロテニスツアーの分断が意味することとは!?
日本を代表するプロテニスプレーヤーの1人である大坂なおみが、テニス4大メジャーであるグランドスラムの第3戦・ウィンブルドンに出場しないことを発表した。左アキレス腱痛が完治しなかったと見られる。グランドスラム第2戦・ローランギャロスでの戦いを終えた直後、大坂は、ウィンブルドンに出場しない可能性を示唆していた。なぜなら2022年特有のウィンブルドン事情が影を落とし、大坂の心情にも影響を及ぼしていたからだ。
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テニス
テニスコートのレッドクレー化は、日本テニス界の福音になるか!?
東京・世田谷の閑静な住宅街の中にある第一生命相娯園テニスコートが、日本で見られる薄茶色のクレーコートから、ヨーロッパや南米に多いレッドクレー(赤土)コートへ仕様が変更された。3月26日には、オープニングセレモニーが行われ、元プロテニスプレーヤーの伊達公子と現役プロテニスプレーヤーの錦織圭が出席してテープカットを行った。
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テニス
プロテニスプレーヤー・錦織圭が、ユニクロの所属契約選手に! 次世代育成と社会貢献を掲げるユニクロ&錦織の新たな取り組みとは!?
株式会社ユニクロ(代表者・柳井正氏)が、2011年よりユニクログローバルブランドアンバサダーを務めている、プロテニスプレーヤーの錦織圭と所属契約を締結した。錦織は、東京2020オリンピック・パラリンピックが開催された2021年年内をもって、日清食品株式会社との所属契約が終了してフリーの立場になっていたが、新しいパートナーと共に再スタートを切ることになる。
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テニス
日本で、“柴原瑛菜のローランギャロス・ミックスダブルスでのグランドスラム初優勝の価値”は適切に伝えられているか!?
テニス4大メジャーであるグランドスラムの第2戦・ローランギャロス(全仏オープンテニス)で、柴原瑛菜(WTAダブルスランキング8位、5月23日付)が、ウェスレイ・コールホフ(ATPダブルスランキング11位、5月23日付)と組んだミックスダブルスで初優勝を飾った。24歳の柴原にとっては、嬉しいグランドスラム初タイトル獲得となった。
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テニス
全日本男子プロテニス選手会はなぜ立ち上がったのか。内山靖崇代表が語る、錦織圭との関係、そして日本テニス界の未来
世間ではまだ広く知られていないが、実は日本の男子プロテニス選手にも選手会が存在する。2018年12月に初めて設立されたのが、一般社団法人 全日本男子プロテニス選手会(JTPU)だ。現在、その2代目代表理事を務めているのが、内山靖崇で、選手会としてだけでなく、個人としても、日本テニス界を思ってさまざまなアクションを起こしている。彼が抱く思いを聞いてみた。
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東京オリンピック・パラリンピック
東京2020オリンピック 日本選手団長・福井烈が語る 「みんなにとって“三方良し”の大会であることが大事だと思いました」
新型コロナウイルスのパンデミックが続き、東京都で緊急事態宣言が出される中で開催された東京2020オリンピック。日本テニス協会の専務理事であり、東京2020オリンピックで日本代表選手団の団長を務めた福井烈氏に今回の大会について振り返ってもらった。コロナ対策、暑さ問題、選手たちの活躍についてなどー。この大会が残したものとは。
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テニス
日本でありがちな「スポーツの最高峰はオリンピック」という常識は、プロテニスでは非常識
プロテニス界には、ゴールデンスラムという単語があるが、私は、できる限りこの単語を記事には使用したくないと考えている。なぜなら、ゴールデンスラムには、グランドスラムとオリンピックを同等とみなす意味が内包されているからだ。
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テニス
心の病を負った大坂なおみが起こした全仏テニスでのアクションによって、改めて問題提起されたメディアやプロテニスの在り方とは?
「今の状況は、私が想像したものでも、意図したものでもなかったです」と切り出した大坂なおみは、5月31日に自身のSNSで、2回戦を戦う前に自らローランギャロス(全仏オープンテニス)を棄権すると発表した。 「パリでの大会に誰もが集中できるように、大会や他の選手、そして私のウェルビーイング(精神的・身体的・社会的に良好な状態であること)にとって、自分が棄権することが最良だと考えます」
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テニス
西岡良仁が大会を開催!テニス界に投じる未来への布石。
男子テニス界で松岡修造・錦織圭に次ぐ存在として世界と戦う25歳の西岡良仁。 2020年、新型コロナウイルスの影響で大会は軒並み中止となった中、日々頭に浮かぶのは 自らのことよりも将来の扉を閉ざされてしまったこの先のテニス界を背負う学生たちの姿だった。そんなダイヤの原石たちが苦境を強いられたテニス界に今、希望の一石を投じている。(著者・山口忠成)
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テニス
政治的発言はしていない。プロテニスプレーヤー・大坂なおみを、アドルフにしてはいけない
テニス4大メジャーであるグランドスラムの初戦・全豪オープンで、大坂なおみ(WTAランキング2位、3月1日付け)は、女子シングルスで2年ぶり2度目の優勝を見事果たした。対戦相手を圧倒するような大坂の強さが際立ち、テニスコートではすでに女王の風格さえ感じられるようになってきており、世界の女子プロテニスでは、今まさに大坂が主役の座に就こうとしている。