ウブロは今月より行われるFIFAワールドカップカタール大会におけるオフィシャルタイムキーパーであり、日本代表のアパレルプロバイダーも務めている。

 ウブロがワールドカップのオフィシャルタイムキーパーを務めるのは2010年の南アフリカ大会からで、今回のカタール大会で4大会連続となる。

前園「サッカー=ウブロのイメージがある」

 ウブロの時計を普段から着用しているという前園にMCが同ブランドについて訪ねると、「ウブロは個人的にも好きなブランドで着用させてもらっています。子ども達も関わるチャリティイベントも行っていて、僕も参加させてもらったことがあります。ウブロはこのようなイベントをたくさん行っていて、サッカー=ウブロというイメージです」と前園。また、イベントではW杯カタール大会で使用するレフェリーボードがスイスから届けられ初お披露目された。レフェリーボードを掲げた前園は「レフェリーの経験がなく、なかなかできないことなので緊張しました。トップレベルのレフェリー以外で掲げたのは僕が初めてではないでしょうか?」と感想を述べた。

ウブロのレフェリーボードを掲げる前園氏

厳しい戦いになると予想する前園。注目選手は堂安律と吉田麻也

 カタールW杯の日本代表メンバー発表が11月1日の14時に行われる。MCがメンバー発表に関する印象について質問すると、前園は「誰が選ばれても選手は揃っている。今回は26人というイレギュラーなメンバー選考でスタメン11人だけでなく、ベンチも重要になってくる。森保監督はその辺りも色々考えてメンバーを選ぶのではないかと思う」と答えた。そして、日本代表の注目選手について聞かれると、堂安律と吉田麻也の名前を挙げた。ウブロのイベントで共演した経験もある堂安については「自分もドリブラーだったということもあり、期待している」と語った。34歳のベテラン吉田麻也については、「若手がのびのびできるのはベテランとのバランスが大事。経験値のある選手で、苦しくなった時にチームを鼓舞する役目を果たしてくれるだろう」と語り、大きな期待を寄せている。

 また、本イベントではアーティストの田村大氏もゲストとして登壇。前園と同じ吉田麻也を注目選手として挙げた。日本代表の大型イラストを制作するため、選手達が参加したウブロの撮影現場に足を運んだという田村氏。そこで吉田麻也が、恥ずかしがりながらも膝をついて大声で叫ぶ姿を見てファンになったことが注目の理由だという。

 さらに、MCから日本代表のW杯での戦いに関して質問された前園は、「ドイツ、スペイン、コスタリカと同じ組で非常に厳しい。ただ、世界中がドイツとスペインに注目しており、日本は勝てないと思われている部分に隙があると思う。相手をリスペクトするのは必要だが、リスペクトしすぎないこと」と述べた。また、「初戦で対戦するドイツは、鎌田など多くの日本人選手がプレーしていて、長谷部も代表合宿に帯同するなど情報もあると思う。これは毎回同じだが、初戦がとにかく大事」と、ドイツ戦の重要さを語った。

前園が日本代表以外で注目する選手はウブロアンバサダーでもある“あの選手”

 前園は日本代表以外の注目選手について、今回が最後のW杯となるであろう、メッシとクリスティアーノ・ロナウドの名前を挙げた。さらに、そこに割って入ると考えられるフランス代表のムバッペにも注目しているという。同選手は2018年にウブロのアンバサダーに就任しており、同ブランドとも繋がりのある選手だ。前園は日本代表に対して「最後の1秒まで何があるか分からない。何があっても最後まで諦めずに戦ってほしい。そういうことをしていくことで何かに繋がると思う。最後まで頑張ってほしい」とエールを送った。

今回発表の新モデルはデザイン性と機能性を兼ね備える

ビッグ・バンe FIFAワールドカップカタール2022TM

 ウブロが今回発表した「ビッグ・バンe FIFAワールドカップ カタール2022™」及び「ビッグ・バンeブルー ヴィクトリー」はデザイン性と機能性を備えた革新的な第3世代の最新コネクテッドウォッチとなっている。試合開始後にマッチモードとなり、この時計のために制作されたタイムライン機能が作動してその試合における最も重要なシーンをとらえることができるという。さらにハードウェアとしては、加速度センサー、ジャイロスコープ、マイク、スピーカー、GPS、心拍数モニターを搭載。あらかじめ、搭載された一連のアプリによって日々のアクティビティや健康を記録することができるという。日本限定モデルのブルーヴィクトリーは限定150本となっており、11月7日から「ウブロブティック」及び正規販売店で販売される予定となっている。

 開幕まで1ヶ月を切ったカタールW杯。メンバー発表で森保監督はどの26人を選ぶのだろうか。日本代表のW杯への戦いがすぐそこまで近づいている。


辻本拳也

一般人社団法人クレバリ代表理事。 大学卒業後の2018年4月にサッカースクールを開校し、代表に就任。 20年2月に一般人社団法人化する。サッカースクールを運営する傍ら、ライターとして、 複数のスポーツメディアで執筆している。 これまでに、元Jリーガーのインタビューやダノンネーションズカップなど、 育成年代の大会やイベントを中心に取材してきた。