#設楽悠太
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陸上
日本陸上界が抱える報奨金の大幅減額問題~選手の活躍と反比例するボーナス
陸上のトラックシーズンが本格化し、花形種目と言える男子100㍍をはじめ、楽しみな季節になってきた。今季のメインイベントは7月に米オレゴン州ユージンで開催される世界選手権。9月に予定されていた杭州アジア大会(中国)が延期になった分、余計に注目が集まりそうだが、大会を前にして残念な知らせが舞い込んだ。日本陸連が世界選手権の成績優秀者に与える報奨金が大幅に減ったのだ。長引く新型コロナウイルス禍の影響を受けた形で競技団体の苦悩が垣間見えるが、選手のボーナスカットは安直な印象も与える。若手には2024年パリ五輪を見据えて有望株が出てきており、報奨金の減額を意に介さないような活躍ぶりが待望される。
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陸上
男子マラソンの好記録連発がもたらす弊害~コロナ禍と主催者の苦悩
日本の男子マラソン界は変革の時を迎えた。びわ湖毎日マラソンは2月28日の第76回大会を最後に滋賀県コースでの開催を終了し、大阪マラソンと統合される。それだけではない。福岡国際マラソンも12月5日の第75回大会をもって、長い歴史に終止符が打たれることになった。ともに世界陸上やオリンピックの代表選考会として知られ、マラソン人気をけん引してきた大会が、相次いで消滅する。「日本の男子3大マラソン」に数えられていたものは、07年に始まった最も歴史の浅い東京だけが残るという衝撃的な形になった。不採算により存続が難しくなったのが終了の理由だが、その背景には何があったのか――。
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陸上
厚底シューズ禁止議論とはなんだったのか。全てはナイキのシナリオ通り!?
陸上の長距離界で好記録連発の一因となったナイキの厚底シューズを規制するかどうかの議論は事実上、ナイキの〝1人勝ち〟で決着した。厚底シューズに関して、ワールドアスレチックス(世界陸連)は条件付きで使用を容認した。
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オールスポーツ
VICTORY スポーツ湯めぐり紀行 第三十回 神奈川・元箱根『箱根芦ノ湖温泉 ホテルむさしや』
横浜DeNAベイスターズ初代球団社長で、一般社団法人さいたまスポーツコミッション会長の池田純氏がパーソナリティを務めるラジオ番組、文化放送「池田純 スポーツコロシアム!」(火曜後8・40〜50、Podcastで30分拡大版配信中)では、「スポーツ湯めぐり紀行」として出演者がアスリート、スポーツにまつわる「とっておきの温泉」を紹介している。VICTORYでは、その人気コーナーの特別版を掲載。今回は、番組のアシスタントを務める文化放送・舘谷春香アナウンサーが、箱根駅伝の出場校が定宿にする温泉宿を推薦した。