#ウクライナ
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テニス
ウクライナのために――。日本と世界中の願いが届けた、揃いのテニスチーム代表ウェア
「これがイルピンにある、ウクライナのテニスセンターの今の姿です」。ウクライナ代表チーム・マネージャーのビクトリアさんは、そう言うとスマートフォンを取り出した。画面に映し出された光景は、一見すると、とてもではないがテニスセンターには見えない。瓦礫の山から突き出す柱や、石造りのベンチがかろうじて、施設の面影を残すのみ。キーフの隣町のイルピンは、2月末にロシア軍のウクライナ侵攻が始まった時、真っ先に占拠された地域である。ウクライナ・テニスの“センター=中枢”は、未だ戦渦の最中にあった。
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テニス
ウィンブルドンの独断が招いた、プロテニスツアーの分断が意味することとは!?
日本を代表するプロテニスプレーヤーの1人である大坂なおみが、テニス4大メジャーであるグランドスラムの第3戦・ウィンブルドンに出場しないことを発表した。左アキレス腱痛が完治しなかったと見られる。グランドスラム第2戦・ローランギャロスでの戦いを終えた直後、大坂は、ウィンブルドンに出場しない可能性を示唆していた。なぜなら2022年特有のウィンブルドン事情が影を落とし、大坂の心情にも影響を及ぼしていたからだ。
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フィギュアスケート
「スポーツと政治は別」という価値観の限界 フィギュア世界選手権でのウクライナペアが伝えたかったこととは
ロシアのウクライナ侵攻という極めて重大な現実を前に「スポーツと政治」は絡めるべきではないというこれまでの価値観はかつてないほどに大きく揺らいでいる。ロシアとベラルーシの参加が排除された3月の北京冬季パラリンピックから始まり、各国際大会からの2カ国除外の流れは今や常識となり、当面続くことになりそうだ。
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サッカー
ウクライナ軍事侵攻がもたらすサッカー界への悪影響
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まったその日から、本来は政治と無関係だったはずのスポーツから、反戦を訴える声が続々と続いている。サッカー界で事態が最も大きく動いたのは2月28日だった。国際サッカー連盟(FIFA)と欧州サッカー連盟(UEFA)は、国際オリンピック委員会(IOC)がロシア除外を勧告してから数時間後、ロシア代表とクラブチームの主催大会への出場を全面的に禁止することを発表した。