
フィギュアスケート
浅田真央のためにあるプログラム『蝶々夫人』その風景を心に刻む。
かわいい妻よ、バーベナの香りよ…。夫の愛を一途に信じ、健気に帰りを待つ若き蝶々夫人の悲哀と気高さを、浅田真央が情感豊かに表現する。演者のトレードマークともいえる薄紫は、ここではラベンダーではなく「バーベナ」に譬えたい。開催中の『浅田真央展』でも人だかりのできる衣裳のひとつだ。(文=いとうやまね)
『飯田覚士ボクシング塾 ボックスファイ』会長 プロボクシング第9代WBA世界スーパーフライ級王者 2017/09/21 20:41
こういうストーリーを知って見ると、感じ方が違いますよね。
もっと読むなるほど、衣装にまで意味が!
ライター/コラムニスト 2017/09/24 13:27
真央さんの写真といとうやまねさんの文章が巧みに重なり、読んでいくうちにぐいぐいと引き込まれるものを感じたのですが、最後に「多くの思いが幾重にも折り重なっている」とあって納得。女性たちの強い思いとこだわりが生み出した作品なのですね。いつもフィギュアスケートの演技にまつわる興味深い記事をありがとうございます。
もっと読む2017/09/20 13:36
蝶々夫人が夫にたとえられたバーベナの和名は「美女桜」。花言葉は色によって違うのですが、薄紫のバーベナは「忍耐」「後悔」。すこし悲しいですね。ゴルゴタの丘にバーベナが咲いたという言い伝えから、十字架の上の植物とも言われます。
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