#スケート
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連載
【スポーツとファッション】スニーカー・カルチャーを牽引するバッシュになったバスケットボールシューズ③
いつのまにかファッション・アイテム化したスポーツ・ギア。アスリートをサポートするためのギアは、いかにして日常を演出するアイテムとしての地位を獲得したのか。その経緯を探る。
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フィギュアスケート
固定概念覆す躍進 今季の主役『りくりゅう』が目指す演技
日本スケート連盟の2022―23年シーズンの優秀選手表彰祝賀会が4月26日、東京都内のホテルで行われ、最優秀選手に相当するJOC杯がスピードの高木美帆(TOKIOインカラミ)とともにフィギュア・ペアの三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)に贈られた。同一シーズンでグランプリ(GP)ファイナル、四大陸選手権、世界選手権の主要3大会を全制覇する年間グランドスラム達成はシングルも含め日本勢初。フィギュアで日本勢初の世界選手権2連覇を達成した男子の宇野昌磨(トヨタ自動車)と女子の坂本花織(シスメックス)を抑えての受賞は、今季の日本スケート界の主役が「りくりゅう」だったことを如実に示していた。日本の弱点種目という固定概念を覆した2人。戦いの軌跡を振り返り、来季目指す理想の滑りを探る。
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フィギュアスケート
宇野昌磨、表現者として見据えるさらなる高み
4年ぶりの日本開催となったフィギュアスケートの世界選手権(さいたまスーパーアリーナ)は、男女で2連覇、ペアで初優勝と日本が初めて3種目制覇を果たした。そんな歴史的な大会の大トリを飾ったのが男子の宇野昌磨だ。大会直前の右足首負傷というアクシデントを乗り越えての2連覇は日本男子初。しかし、快挙の余韻に浸ることなく、日本フィギュア界の第一人者は「表現とは何かを突き詰めていきたい」とさらなる高みを見据えた。
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フィギュアスケート
「苦手で無理だと思っていたけれど…みんなを引っ張っていける存在になる」 宇野昌磨がつなぐ責任と結果とは
フィギュアスケートのシーズン前半の大一番となるグランプリ(GP)ファイナルが今月8日にイタリアのトリノで開幕する。会場は2006年トリノ冬季五輪で女子の荒川静香が日本勢初の金メダルに輝いたパラベラ競技場。日本からは男子が10年ぶりに4人、女子は4年ぶりに3人、ペア1組が初出場し、過去最多の出場数となる。
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フィギュアスケート
幾多の困難を乗り越えて迎えた プロスケーター浅田真央の新たな挑戦
氷上での輝きはいまなお色あせない。まさにテーマとする「覚悟と進化」を強く突きつけられた。フィギュアスケート女子で2010年バンクーバー冬季五輪銀メダリストの浅田真央が総合演出する新たなアイスショー「BEYOND」の全国ツアーが今月10日、滋賀県立アイスアリーナで始まった。ほぼ満員の観客2300人を集めた初公演は約100分間ノンストップのエンターテインメント。公演後、氷上で観客に向けて語った「言葉が見つからないほど、胸がいっぱい」との言葉に思いがあふれていた。
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フィギュアスケート
過去から現在、そして未来へ。アイスダンス「かなだい」ペアが追い求める“新しい世界”とは
躍進を遂げた昨季を経て、結成3シーズン目を迎える今季へ。「かなだい」が更なる成熟を遂げた演技でファンを楽しませてくれそうだ。フィギュアスケートのアイスダンスで2022年世界選手権代表の村元哉中、高橋大輔組(関大KFSC)が新シーズンのプログラムを発表した。「見たことのないラテンのプログラムをつくりたかった」と語る村元が中心となって選曲したリズムダンス(RD)もさることながら、注目はフリーの「オペラ座の怪人」。約15年前、シングル時代の高橋が日本男子の歴史を切り開いた伝説のプログラムをアイスダンスバージョンにリメイクし、再び世に送り出す。
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フィギュアスケート
-精神的にも体力的にも成長できた- 失意と悔しさを乗り越えた三原舞依の強さとは。
2度の失意を糧に、芯のあるスケーターへと羽ばたこうとしている。フィギュアスケート女子で23歳の三原舞依(シスメックス)が8月14日まで滋賀県立アイスアリーナで行われた「げんさんサマーカップ」でショートプログラム(SP)、フリーとも1位の合計207・61点をマークして優勝。シーズンオフに敢行した武者修行の成果も発揮し、今季初戦で上々の滑り出しを切った。
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公営競技
公営競技の「競輪」と五輪競技の「KEIRIN」。1億円プレイヤー松浦悠士が語る”違い”
約2200名もの「プロ」がいる競輪競技。その中でも上位9名にあたるS級S班の地位につき、昨年は年間獲得賞金が1億円をこえた松浦悠士選手。そんなトッププレイヤーである彼が、今回は、公営競技としての「競輪」とオリンピック競技の「KEIRIN」の性質の違いについて語った。(ライター:松浦悠士 / 編集:VICTORY編集部)
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フィギュアスケート
引退ではなく新たな一歩のスタートへ。羽生結弦という存在が見せた葛藤と決意とは
素晴らしい記事をありがとうございます。 シェアさせて頂きます。よろしくお願いいたします。 -
フィギュアスケート
「チルドレンファースト、アスリートセカンド」 ドーピング騒動で加速したフィギュア年齢制限引き上げを巡る思惑とは
フィギュアスケートで、オリンピックなどの大会に参加できる選手の年齢を現行の「15歳以上」から「17歳以上」に段階的に引き上げられることが決まった。年齢制限の改定は1996年に14歳から15歳以上に見直して以来、実に26年ぶり。女子で顕著だったトップ選手の低年齢化と選手寿命の短さへの対策として、長年議論の遡上に上っていたが、これまでは反対意見も根強かった。圧倒的多数で決まった今回の採決の背景にあるのは、2月の北京五輪で15歳だったロシアのカミラ・ワリエワに発覚したドーピング騒動。冬季五輪の花形種目の地位を守ろうとする国際スケート連盟(ISU)の危機感もあらわとなった。
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フィギュアスケート
「やらないという選択肢は出てこなかった」 現役続行を表明したアイスダンス村元哉中&高橋大輔組の決意とは
「今からわくわく、“かなだい”の新しい世界を早く披露したいなと思います」(村元)、「どんなシーズンになるか全く分からないけど、常に全力で突き進み、どんどんレベルアップしていきたい」(高橋)。フィギュアスケートでアイスダンスの村元哉中、高橋大輔組(関大KFSC)が5月27日、インスタグラムにこの日開設した『かなだいオフィシャルチームアカウント』で来シーズンの現役続行を表明した。
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フィギュアスケート
「限界への挑戦」へー。フィギュア界の歴史を変え続けてきた羽生結弦が目指すスケートとは
「氷上のプリンス」がアイスリンクを支配した。フィギュアスケート男子で2014年ソチ、18年平昌両冬季五輪王者の羽生結弦(ANA)が5月27日に千葉市の幕張メッセイベントホールで始まったアイスショー「ファンタジー・オン・アイス」に出演し、2月20日の北京五輪のエキシビション以来、96日ぶりに氷上で舞った。注目の進退について言及する場面はなかったが、約5000人の観客を前に圧倒的な存在感を放った。
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冬季五輪
求められる五輪開催の意義 東京五輪のトラウマを払拭し、札幌五輪は実現することができるのか?
2030年冬季五輪・パラリンピックの札幌招致へ向けた動きが本格化している。今月20日、国際オリンピック委員会(IOC)は年内に開催候補地を一本化し、来年5~6月にインドのムンバイで行われる総会で正式決定する見通しを示したからだ。
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フィギュアスケート
16歳で引退したフィギュア選手に一体何があったのか。
衝撃の引退発表だった。フィギュアスケート女子で坂本花織(シスメックス)が初優勝を果たした3月の世界選手権(フランス・モンペリエ)で銅メダルを獲得した米国のエース、アリサ・リュウが今月9日、自身のインスタグラムで第一線から退くことを告白した。弱冠16歳。武器とする大技のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)に加え、これからより一層、滑りに厚みを持たせて2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪を目指すと期待していたファンは多かったはず。一体、何が彼女を引退に駆り立てたのだろうか。
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フィギュアスケート
「スポーツと政治は別」という価値観の限界 フィギュア世界選手権でのウクライナペアが伝えたかったこととは
ロシアのウクライナ侵攻という極めて重大な現実を前に「スポーツと政治」は絡めるべきではないというこれまでの価値観はかつてないほどに大きく揺らいでいる。ロシアとベラルーシの参加が排除された3月の北京冬季パラリンピックから始まり、各国際大会からの2カ国除外の流れは今や常識となり、当面続くことになりそうだ。
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フィギュアスケート
高橋大輔の進化は、アイスダンスの未来を切り拓けるのか 3月の世界選手権に挑む村元・高橋組の挑戦
フィギュアスケートの北京冬季五輪代表にあと一歩及ばなかったアイスダンスの村元哉中、高橋大輔組(関大KFSC)が23日にフランスのモンペリエで開幕した世界選手権に初出場する。2010年バンクーバー五輪で日本男子初となる銅メダルを獲得した高橋がアイスダンスに転向して2季目。「超進化」を掲げて急成長を遂げたカップルが、悔しさを乗り越え、日本のアイスダンスの未来を切り開くため、日本勢過去最高の10位以内を目指す。
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スピードスケート
「成し遂げることは出来なかったが、やり遂げることは出来た」 スピードスケート小平奈緒が北京で見せた、不格好でも輝いていた”作品”
味わい深い発言で時に〝氷上の詩人〟と評されるスピードスケート女子の小平奈緒(35=相沢病院)はレースを「作品」、大会を「発表会」と表現する。北京五輪は連覇を狙った500mで、まさかの17位。前回銀メダルの1000mも10位に沈んだ。自身4度目の五輪は表彰台どころか、入賞もなし。不完全燃焼に終わったが、2種目終了後は結果を受け入れ、穏やかな表情で言葉を紡ぎ出した。
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フィギュアスケート
18歳鍵山優真、日本フィギュア史上最年少銀メダル! 親子、師弟の関係と最年少メダリストが生まれるまでの物語
美しき〝親子鷹〟の物語だった。18歳で初めて挑んだ北京冬季五輪の舞台。鍵山優真(オリエンタルバイオ・星槎)は、オリンピアンの父とともに二人三脚で磨き上げた技術の全てを最高峰のリンクで表現した。「転ぶのが嫌い」でジャンプ練習から逃げていたどこか弱々しい少年は、父親の病気をきっかけに自立、そして大きく飛躍を遂げ、フィギュアスケートの個人種目で日本最年少となるメダリストにまで上り詰めた。
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