舘谷アナが、女子サッカーなでしこリーグ2部・ちふれASエルフェン埼玉の選手たちに教えてもらったというのが、チームが活動拠点に置く埼玉・飯能市にある天然温泉施設『宮沢湖温泉 喜楽里(きらり) 別邸』。実は舘谷アナ、ちふれASエルフェン埼玉のクラブPRサポーターを務めており、その縁で紹介されて以来「一番行きたい温泉」として注目してきたとか。
宮沢湖を見下ろす高台に建てられた『喜楽里 別邸』は、小学生以上を対象とした“大人の隠れ家”といえるロケーションが自慢。四季折々の景色が楽しめる展望露天風呂、掛け流しの源泉風呂は、美肌効果を持つナトリウムイオンと炭酸水素イオンが多い弱アルカリ性の“美人の湯”として人気を博している。
また、ドイツの医療分野で積極的に利用されている炭酸泉を高濃度で再現した高濃度炭酸泉も設けられている。炭酸泉には体内に取り込まれた炭酸ガスが全身の血管を拡張し、血液の循環をよくする効果があり、医療効果が最も現れるとされる濃度1000ppm(市販の炭酸入浴剤は100ppmほど)を人工の高濃度炭酸ガス発生装置を導入することで実現。冷え性、肩こり、関節痛、高血圧などに効き目があるという。
この温泉施設を利用し、日々の疲れを癒しているのが、ちふれASエルフェン埼玉の選手たち。「昨年はとても頑張ったんです。残念ながら敗れてしまったのですが、皇后杯ではすごくいい試合を見せてくれました」と、舘谷アナは昨季の戦いぶりを振り返る。
ちふれASエルフェン埼玉は、今季開幕前にINAC神戸レオネッサから元日本代表「なでしこジャパン」のGK福元、日テレ・べレーザから同MF上辻ら1部リーグでプレーしていた選手を8人補強するなどチームを強化。皇后杯では1部リーグ5連覇を達成した日テレ・べレーザに準決勝で敗れたものの、“国内女王”を相手に雨中で延長戦までもつれる120分間の激闘を演じたことで話題となった。目標だった1部復帰は2部リーグ3位(1位は自動昇格、2位は入れ替え戦)に終わったため果たせなかったものの、女子サッカーを大いに盛り上げたチームの一つといえる。
そんな躍進前夜のチームを支援するのが、化粧品メーカーのちふれホールディングス(HD)だ。2011年からスポンサー契約を締結。2013年以降、練習や試合も勤務時間と認める「スポーツ枠特別社員」制度を導入し、選手を雇用してきた。飯能市内にグラウンドを整備するなどバックアップを続け、2016年にはネーミングライツを取得。2018年12月に、ちふれHDが「株式会社エルフェンスポーツクラブ」を設立し、運営を引き継いでいる。
「さいたまには浦和レッズレディースもあるので、ぜひ女子サッカーを盛り上げて欲しいなと思って紹介させていただきました」と舘谷アナは、スポーツを活かしたさいたま市の地域活性化、地方創生を目指す一般社団法人さいたまスポーツコミッションで会長を務める池田氏に説明。池田氏は「なでしこリーグのチームには売上で“1億円の壁”があります。ちふれHDがたくさんの資金を提供する形ではなく、売上を増やしていく形ができればいいですね」とチームの経営面での発展に期待感を表した。資本金2億円で運営会社を設立したちふれHDの片岡方和社長も思いは同じ。将来的な売上として2億円を掲げ、5年を目途とした独立採算への移行に強い意欲を示している。
ちなみに、温泉施設『喜楽里 別邸』がある飯能市は“ムーミンの街”として最近、注目を高めている場所でもある。ムーミンの物語を追体験できる「ムーミンバレーパーク」が昨年3月にオープン。「不利な立地」といわれながら、併設された北欧生活をテーマにしたショッピングモール「メッツァビレッジ」を含む来場者数は、年間目標の100万人を7月に早くも達成するほど活況を呈している。ちふれASエルフェン埼玉の選手も訪れる『喜楽里 別邸』は、観光のあとの“癒しスポット“としても魅力的な温泉施設といえそうだ。
【宮沢湖温泉 喜楽里 別邸】
■住所
〒357-0001 埼玉県飯能市大字宮沢27−49
■TEL
042−983-4126
■アクセス
車:圏央道・狭間日高ICから約6キロ(料金所を出て秩父・飯能方面へ)
電車:JR八高線・東飯能駅、西武池袋線・飯能駅から路線バス。メッツァ・バス停から徒歩約5分
■公式サイト
http://www.yurakirari.com/miyazawako/
取材協力:文化放送
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