7月場所で5年ぶり2度目の優勝を果たし、伊勢ケ濱親方(左)から優勝旗を受け取る照ノ富士 (C)共同通信
VICTORY

屈辱と人種差別騒動に耐え忍んだ照ノ富士の復活劇 ~師匠への“恩返し”

始まりは、まだ浪速の街に肌寒さの残っていた昨年の3月10日だった。エディオンアリーナ大阪で行われた大相撲春場所初日。観客のまばらな午前中、元大関の照ノ富士が序二段の土俵に立っていた。5場所連続休場から復帰。ここが出発点となり、先の7月場所での〝史上最大の復活優勝〟へとつながった。想像を絶する番付降下から人間的な成長、新型コロナウイルス禍など、絡み合ったさまざまな糸。快挙の裏側を探った。

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