2009年、サガン鳥栖でプロデビューし、プロ2年目に移籍した横浜FCでサイドバックに転身。その後、川崎フロンターレ、ヴァンフォーレ甲府、レノファ山口とプロ入り後5クラブを渡り歩いてきた、武岡優斗選手。幾度の大怪我を経験し、何度も引退を考えた、という彼は、これまでどのようなことを経験し、今何を考えているのか。Vol.1ではSNSやnoteで精力的に発信している理由について語った。

面白半分でSNSは始めた

―4月に武岡さんがnoteを新たに始められたきっかけは?

武岡:その頃は自宅待機の時間が多かったので、知人と何か始められないかなっていうふうに模索していて、YouTubeとかオンラインサロンとかは面白いかなとは思っていました。ただYouTubeは編集が大変だと思うので難しいのかなって考えて、断念しました。いろんなSNSを活用している中で、日常を載せていることがすごく多かったので、また少し違った角度で、自分の思ったことや思考だけをアウトプットする場があってもいいんじゃないかなって思ったのがきっかけです。 noteを始めるにあたって、あれを書こうこれを書こうっていうふうに決めていたというよりは、題材はその都度決めるって感じですね。

―以前からTwitterやInstagramでよく発信されていましたが、そうするようになった経緯は?

武岡:はじめは1回目の怪我をした後くらいに、リハビリ施設の人たちがTwitterをやっていたのに便乗して、遊びの延長で始めたと思います。横浜FCにいた時は、他愛もない自分の日常を載せたりしていたので、フォロワーもそこまで多くなかったですね。そこからフロンターレに移った時には、1年でフォロワーが10倍に増えましたね。それでも遊びの延長としてやっていました。

―そこから今のような考えに至るまでの経緯は?

武岡:川崎時代のときも普段見られない選手の姿が見られたら面白いんじゃないかなって思って、選手のオフの姿を投稿したりしていました。その投稿に対しての反響も結構あったので、サポーターが喜んでくれるのかなって思っていました。一番は自分が楽しんでいる延長として活用していたので。

―今はどんなことを意識しながらSNSを活用されますか?

武岡:なかなか選手とご飯とかは行けてないので、自分の日常とかを載せていますね。インスタの質問機能を使って、自分の考えとか思いを発信したりだとか。山口のことも紹介したいとは思っているんですけど、コロナの影響もあって限界はありますね。コロナが流行る前は一人で温泉とか行ったりして、山口市を盛り上げようっていうふうには活動していました。

―徐々に楽しみの延長から幅が広がってきているんですね。

武岡:インスタに関してはそういう機能がついたので、面白半分ではじめてみたら意外と質問の幅もが広がってきているので、面白いですね。

―いただいた質問で多かった質問などはありますか?

武岡:質問を募集するタイミングにもよりますね。例えば、甲府戦とかの後だったら、マスコットに関する質問が多かったり。怪我に関する質問が多い時もありますし、恋愛相談も受けたこともありますね(笑)。

万人受けしようとは思っていない

―アスリートが継続的に発信していく意義はどのように考えていますか?

武岡:普通の人よりかは影響力は多少なりともあると思うので、何かを感じてもらえたり、少しでも良い影響を与えられたらなっていうふうに思っています。発信すること自体がいいことか悪いことかは別として、今は自分で発信しやすい時代なので、継続していければいいなと考えています。

―ここ最近いろんなJリーガーが自ら発信していると思うんですが、それについて選手間で話したりすることはありますか?

武岡:僕はあんまりないですね。ほかの選手たちがやっているのを見てちゃんとしているなっていうふうには思っていますね。僕は結構殴り書きなので、項目を作って、そこから飛べるようにしているのとかを見るとすごいなって思います。選手個人がやっているのか、裏でお手伝いしてくれる人がいるのかで変わってくるとは思いますけど。川崎の長谷川選手とかは有料の記事にしているので、ちゃんとしているなっていうイメージです。自分が実際に文章を書くとなると、デスマス調とか気にして、日本語がおかしくなってしまったりとか、中々難しいですね。

―実際にnoteのアカウントを開設してみて、ファンの方からの反響はあったりしますか?

武岡:実際に会ってはいないので、よくわからないところではありますけど、思っていた以上に反響はあったと思います。これまで自分が外に出してこなかったことなので、思いの外の反響で少し驚いています。たくさんの人に見てもらっていることは嬉しいなと思っています。

―世の中には発信よりも本業のサッカーだけをやれっていう声もあるとは思うんですけど、それに対してどう考えていますか?

武岡:僕個人としては何も気にしていないですね。万人受けしようとは思ってないし、勝負の世界での批判はいろいろ受けてきたので、いろんな意見があっても気にはしないですね。でも、僕に対してそういう意見を投げかけてくれている時点で、SNSの役割は果たされていると思うので、むしろありがたいなって思っています。無関心ほど辛いものはないので、言われるうちが華っていう感じです。もちろんそこで、チームの結果だったりとか、状況とかっていうのも関わってくるとは思うので。悪ければ悪いほど批判も大きくなるだろうし、よければその分そういった声は少なくなってくると思います。ただ試合に勝っても負けてもそれに左右されないように意識しています。

―サッカーと発信をどうやって両立させていますか?

武岡:携帯ばっかり触っているなとか言われたりしますよ。夫婦でネタ探したりもします。日常を出すところに関しては自分が楽しんでいる延長でもあるので、そこまで両立は難しくないですね。

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VictorySportsNews編集部