当時は171㎝で人生マックスの70.5キロ。小麦粉を大幅に減らし、プロテインを摂り、サンシャインジュースというコールドプレスジュースを飲むなど、食事等を徹底的に見直し、1日10キロのランニングを週に5日ほど続けると、体重は59.5キロまで落ちた。4か月で11キロ減!体脂肪も9%、ウェストも13㎝減ったのだ。スーツもデニムもぶかぶかになってしまったという新しい悩みが生まれた。

 有酸素運動で体重は減る。しかし、筋肉量も減ったような感覚があった。InBodyという測定器で身体の体内を測ると、筋肉量は標準値より少し高いくらいではあったのだが、なんだか身体自体がフワフワした。

 日本を代表する元サッカー選手とゴルフをしたときにも、「痩せたのはいいけど、もう少し(見た目的にも)筋肉が欲しいね」と言われた(泣)。やはり筋トレをせねば。筋量が足りない!

 次の段階としてやるべきことは明確だった。ただ、無酸素運動があまり好きではない私は、しばらくはハーフマラソンに出たり、トレイルランニングなど、有酸素運動を続けた。つまり無酸素から逃げ続けた。しかし、そんな自分に転機が訪れた。新潟県で行われたスパルタン(革新的な障害レース)の国際レースで、筋力を使う障害がことごとく出来なかったのだ。あまりに情けなく、これが私に火をつけた。

 とはいえ、コロナ禍は続いた。ジムにも行けないし、行ったとしてもマスク着用だと気分も盛り上がらない。自宅でYouTubeを見ながら筋トレをしたりするも、なかなか続かない。忘れてしまったり、サボってしまったり、「習慣化」することができなかった。人間の意志とはなんて弱いものなのだろうか。

 そんなときに出会ったのが、SIXPAD HOME GYMのPowersuit(パワースーツ)だった。真っ裸になり、黒のボトムスとトップスを身につけ、身体にEMS(筋電気刺激)を流しながら、トレーニングをする。EMS+有酸素運動で血中乳酸値が約25%、酸素消費量が約17%増加するというエビデンスも得られているそうだ。わかりやすく書くと「短時間で効率よく鍛えられる」のだ。

 パワースーツは着用時、多少ひんやりするものの、いい気持ちのモードチェンジ作用がある。「今からやるぞ」という気分になる。プログラムによるが大量に汗をかいたとしても、自宅の洗濯機で洗えるというのがとても便利だ。

 パワースーツを着て流すEMSの強さは、自分自身で調整が可能だ。EMSを軽く流した状態でトレーニングするのが好きな人もいれば、強く流した方が好みの人もいる。また、筋肉系のトレーニングなのか、有酸素系のトレーニングなのかにもよっても、EMSの強さは変わってくるだろう。

 EMSを流しての筋トレは本当にきつい。5回をこなすのがやっとだったりする。とても情けない気持ちになるのだが、パワースーツを脱いだ時の筋肉のハリで達成感を感じることができる。「俺はやってやったぞ」って。

「SIXPAD HOME GYM」のアプリ画面

 自分がエントリーした時間になると、インターネット経由でインストラクター(SIXPAD HOME GYMではWAVER(ウェイバー)と呼ぶ)と繋ぎ、全国から集まってくる参加者と共にライブで汗を流す。ウェイバーの明るさと、同じ時間に運動をしているという一体感が、気持ちを高ぶらせ、運動効率や集中力が大幅に上がる。

 例えばフィットネスバイクであれば、自分が現在、どれくらいの回転数やスピードなのか、数字で可視化されているし、他の参加者のパフォーマンスも目にすることができるので、それがひとつのモチベーションにもつながる。

 リズムが合う、声がけが好きだ、笑顔が素敵だ。どんな理由でもいいけれど、お気に入りのウェイバーを見つけてプログラムを選ぶというのもありだろう。

 また、なかなか会えない友達とプログラムで待ち合わせ、ということもできる。「10時のウェイバーSHIHOさんのプログラムに参加しよう!」と言って、ライブ空間で同じプログラムを受けることも可能だ。そして、インスタグラムなどを使って、他の会員やウェイバーと密なやり取りも可能なのが嬉しい。全国の仲間からの「いいね!」はとても励みになる。#sixpadhomegym のハッシュタグをクリックすると、ポジティブな笑顔にあふれている。

 ライブではなく、VOD(ビデオプログラム)もある。こちらは「筋トレ」「有酸素運動」「体幹」「バイク」などとカテゴライズされたプログラムを選択し、隙間時間に、自分の好きな時にトレーニングができるからとても便利だ。

 基本的にはライブを軸にプログラムを組む。そして、昼食後や仕事の後など決めておいて、ビデオプログラムをこなすことをお勧めしたい。そうすることで容易に「習慣化」できる。この「習慣化」というのがSIXPAD HOME GYM が提供するコンテンツなのだ。銀座にできた「SIXPAD SHOWROOM GINZA」のスタッフの方が言っていた。

「運動習慣を拒む、3つの『ないから』というのがあります。時間がないから(行けない)、効果がないから(行かない)、楽しくないから(行かない)、というものです。SIXPAD HOME GYMは、この3つを解消します。移動する時間もなく、最短時間で、人と人で繋がりながらトレーニングできますから」

 2015年には累計出荷台数が約10万台だったSIXPADの商品。ラインナップが増えた2020年には累計約250万台を超えたそうだ。世界最高峰のEMS理論と、開発力、そして世界のトップアスリートたちから得たトレーニング理論を落とし込んだ商品群を一度試してみてもらいたい。

 パソコンやスマートフォンは、時間が経てば経つほど、動きが悪くなっていく。CPUが劣化していくのだ。それは人間も同じ。長く生きれば生きるほど、脳や細胞は劣化していく。でも、トレーニングを定期的に重ねていくことで、この劣化が抑えられる効果がある。人生を楽しむためにも、仕事でいいパフォーマンスをするためにも、運動の「習慣化」をなる早で身につけてほしい。

二本柳陵介

著者プロフィール 二本柳陵介

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