ゴルフ
ゴルフに関する記事を一覧できるページです。VICTORY [ビクトリー]では、国内や海外のゴルフの最新ニュースや旬な話題も、プロ・アマを問わずに取り上げていきます。
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水泳
萩野公介の孤独。他のスポーツにみる復活法
その人物の実績が秀でている場合ほど、弱気な面が見えると驚きが大きい。3月15日、突然発表されたコメントに衝撃が走った。競泳男子で2016年リオデジャネイロ五輪400㍍個人メドレー金メダリスト、萩野公介(ブリヂストン)がマネジメント会社を通じ、4月の日本選手権に出場しないことを発表したのだ。これにより、優勝すれば来年の東京五輪への代表内定となる7月の世界選手権への出場の可能性も事実上なくなった。五輪切符へのチャンスを自ら断つことを意味するだけに悩みの深さを感じさせた。
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ゴルフ
日本テレビに続いてTBSも不信感を示した女子ゴルフツアーの放映権問題はどうなる?
TBSの佐々木卓社長が2月27日の定例社長会見で、女子ゴルフの放映権問題について「残念ながら一方的で理解できない。来季は協議が進展しないなら、放送を断念せざるを得ない状況」と言及した。
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ゴルフ
ツアーで賞金を稼ぐだけがプロゴルファーではない!?女子プロの意外な収入
2019年の女子ツアーは、開催が危ぶまれていた「KKT杯バンテリンレディスオープン」、「中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン」、「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント」の3大会の継続が決定し、合計39試合、賞金総額39億4500万円でシーズンが開幕した。
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ゴルフ
曖昧さを残す女子ゴルフツアーの放映権問題。スポンサーであり中継局というTV局の限界と、未来。
2019年の女子ゴルフツアーは、日程発表の時点で前年比2試合減の36試合だったが、日本女子プロゴルフ協会(LPGA)は1月25日、「KKT杯バンテリンレディスオープン」「中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン」「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント」の3大会の継続決定を発表した。
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ゴルフ
ゴルフ界にも黒船襲来!?2200億円のビッグマネーでゴルフ視聴が変わるか
Jリーグが2017シーズンから10年間、DAZN(ダ・ゾーン)と約2100億円の放映権契約を結んだことは多くの人に驚きをもたらしたが、PGAツアーが2019年から2030年までの12年間、Discovery(ディスカバリー)と約2200億円の放映権契約を結んだことも、近い将来、ゴルフファンに大きな驚きを与えるかもしれない。
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ゴルフ
世界一の飛ばし屋って誰?飛距離はどこまで伸びるのか!?
2018年の1月、ハワイ島のカパルアリゾートで開催されたPGAツアーのセントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズで、ダスティン・ジョンソンが放ったショットが話題になったことは記憶に新しい。約430ヤードある12番パー4で、あわやホールインワンというスーパーショットが繰り出されたのだ。今や世界のツアーでは300ヤード超えは当たり前で400ヤード時代へと突入する勢いだ。 そこで今回は世界で最も飛ぶ選手(男子)は誰なのかを探ってみることにした。ゴルフの世界にはドラコンという飛ばし専門の競技があるが、今回に関してはトーナメント、いわゆるツアーに出場している選手を対象に話を進めていきたい。
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オールスポーツ
【巨額が動くスポーツ中継の裏側 Vol.1】電通がダゾーンに450億!ダゾーンはその膨大な投資を回収できるのか?
2017年1月、日本のスポーツ界に激震が走った。Jリーグがイギリスのスポーツ動画配信サービス「ダゾーン」と放映権契約を結んだことを発表。驚いたのは、その金額だ。10年間2100億円。2007年からJリーグの放映を続けていたスカパーが支払っていた金額が年間約50億円といわれているので、その4倍以上。しかも月額見放題で1750円という金額は、スカパーの半額以下だった。
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野球
野球選手の転職先はプロゴルフ界!?ピッチャーがゴルファーに向いている理由
かなり的確な分析だと思います。 野球経験者でゴルフをされる方にはとても参考になる内容です。 -
スポーツビジネス
放映権バブルは弾けるか?スポーツ界を席巻するOTTと2020年大転換期
DAZNに加入して以来、現地観戦しながら、当該試合の重要な場面、あるいはリクエスト中などにスマホを取り出して再確認するという新しい観戦スタイルを満喫しています。 文中にある「こと日本に限った話をすれば、「スポーツに対してお金を払う人が極端に少ない」という問題」は、常々実感していることです。スポーツを書くことの多いノンフィクションライターとしては、この現状をどう変えていくのか。まったく他人ごとではない問題です。 とはいえ、ゴルフはともかく、ヨットやテニス、さらにはスカッシュとなると、欧米と日本との文化的差異を痛感せざるを得ないのも事実。日本には日本なりのスタイルの確立が必要なのも事実。まずは4Gから5Gへの転換期を注目したいと思います。 それにしても、FacebookやAmazonにとって、「100億円単位はどうでもいい話」というのは面白い。7 Comments
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スポーツビジネス
プレミアリーグは1兆円時代! スポーツ放映権が高騰する仕組みとは?
記事の内容とは直接関係ないけれど、ライブ観戦の需要というのは一周まわっていろんなコンテンツで高まっていると感じる。今は単にコンテンツをひとりで楽しむこと以上に、誰かと一緒に楽しみ「共感」することの重要性が増している。いわゆる「シェア」だ。そのためには、会場に集ったりすることや、「同じ時間にそのコンテンツに向き合う」ことが大切となる。映画「バーフバリ 王の凱旋」を何度も劇場で見たり、絶叫上映なんて企画が出たりするのも、みんなで一緒に見るのが楽しいからだろう。ドラマだって、ライブで見ながら、みんなで展開に驚いたりするほうが楽しいのではないか。さまざまなコンテンツを自由にいつでも楽しめるようになった今だからこそ、一周まわって「同じ時間に一緒に楽しむ」ことがプレミアムな楽しみになる。「ひとりで見るのはつまらない」の時代へ。4 Comments
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ゴルフ
“故意の反則”は非紳士的か、プロ意識か? 全米オープン、ミケルソン問題の本質とは
歴史あるスポーツのルールが、様々な問題を解決するプロセスを経て洗練されてきたこと、そしてそれを遵守することがその競技の地位を高めるために寄与しているのだとすれば、大きな影響力を持つミケルソンはやるべきではなかったと思います。 しかし同時に、スポーツの原型が娯楽であること、歴史的にもこういう議論と解決策の構築が繰り返された結果が今のルールだとすれば、全否定よりも新たなる進化のキッカケになり得るかも知れないというスタンスも有効かも知れない。5 Comments
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ゴルフ
お化粧だって大切な仕事?ルーキーたちの「春の新生活」
「春の新生活」がキーワードになる季節を迎えた。女子ゴルフ界も例外ではない。3月にシーズンの幕が開き、ツアールーキーたちは“新社会人”として生活を始めた。アマチュア時代とは異なるプロとしての振る舞いを、ぎこちなくも身につけようとしている。 ルーキーたちの多くは18歳~19歳。高校を卒業してプロの世界に飛び込んだ。アスリートとして結果を求められるだけでなく、大会主催者のゲストらとプロアマ戦で回ったり、試合で多くの観客に見られたりすることも仕事の一環になる。 19歳の新垣比菜はアマチュアのときから数多くのプロツアーに出場してきたが、「今年から朝に化粧をきちんとする時間ができて。少しルーティンが変わっちゃった」と笑って明かす。これまでの起床し、ご飯を食べて、練習やトレーニングに向かうという流れに「10分程度ですけど、化粧をしてからホテルを出る」行為が加わった。 父とともに転戦する生活の中で、20代の「いとこのお姉ちゃん」に化粧の仕方を習いに行ったとし、「やっぱりまだ苦手ですけど、ファンデーションを使ったりですかね」と初々しく話した。 「先輩に教えてもらっています」というのは19歳の高橋彩華。昨年から多くのプロを指導する南秀樹コーチに師事し、先輩プロとのつながりができた。23歳の江澤亜弥から「このアイラインとマスカラがいいよ」と勧めてもらったものを使っている。少し慣れてきた様子で「以前と比べて化粧を早くできるようになった。15分程度で終わります。これからは日焼け止め対策が大事ですよね」と笑った。 昨年のプロテストにトップ合格した20歳の松田鈴英は前週の「アクサレディス」で、初めてプロアマ戦に参加した。「前夜祭から始まって、試合より緊張してどうしようか」という心持ち。同組のメンバーは父親と同世代か年上の40代や50代で、ラウンド中も「きちんとした振る舞いができたかな?」と思ったという。 それでも、ラウンド後には同伴メンバーから「楽しかった」と、早くも仕事の話が来た。「その場でレッスンをしたり、心配していたのと全然違ってすごく楽しくできました」と笑顔で振り返った。(編集部・林洋平)
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ゴルフ
「タイガーと私に共通する最強の確約」ジョニー・ミラー
タイガーが現れた時、彼の中に私ジョニー・ミラーと同じゴルフにおける生い立ちを見た。彼の父親のアールがどのようにタイガーを育てたのか、正確なところは分からないが、彼がタイガーの大いなる才能を見出していたことは間違いないと思う。「こいつは史上最高の選手になる」と思っていたアールは、おそらくそれを幾度となくタイガーに言ったのではないだろうか。私の父がそうだったように、タイガーと多くの時間を過ごすとともに、多くのものを犠牲にしただろう。そう、すべては父親次第だからだ。 タイガーについてまず目を引いたのは、その力強いドライバーショットだった。彼は全ての能力が備わった類いまれな選手だ。パットを決めなければならないという時には、どうにかして決める。知っての通り、実際にそれを決められる選手はそう多くはいない。思いつくのはビリー・キャスパー、ジャック・ニクラス(彼は長いことそうだった)、それとリー・トレビノくらいか。最も重要な局面でパッティング能力が向上する人間など、ほとんどいない。だがタイガーは間違いなくそういう選手だった。曲げずに思い切り飛ばすというだけなら私にだって可能だ。しかしそれでも最後はパットで締めくくらなければならない。 思うに、アールは息子の特別な能力を察知していたのだろうし、彼らの親子関係は特別なものだったのだろう。タイガーは父親を喜ばせたかったし、父親が彼と一緒に成し遂げたかった道を歩んだのだ。なかにはこれを悪くいう人間もいるが、その親子関係は素晴らしいものだったのではないか。タイガーにしても、アールのためにという思いがなければ、周りの大勢の人間と同じになっていただろうと信じている。私はそう確信しているのだ。 私の父は、私が5歳の頃、家の地下室でキャンバスのシートに向かってボールを打たせ始めた。ボールが垂木に当たってしまわないよう、ロフトのあるクラブは使えなかった。だから私は5番アイアンか6番アイアンでよく打っていた。深緑のキャンバスは次第に摩耗し、裂け始める箇所に小さな明るい緑色の線が入り始めた。だいたい4.5mほど離れたところから、その目印を狙ってボールを打っていたのだが、完璧な6番アイアンのショットだとどこに当たるのかが分かるようになった。 この地下室の練習で、ピュアなショットの音と感触がどのようなものなのかが分かるようになった。打音は聞こえつつ、振動は感じないのである。そのショットを再現しようとすると、私の集中力が研ぎ澄まされた。 中学校卒業時の身長が157センチ、体重が48kgと小柄だった当時の私は、驚異的なパットの名手だった。賭けてもいい。12歳の頃にはパッティングで世界のトップ10に入っていただろう。サンフランシスコのリンカーンパークの18ホールを16パットで上がったこともある。ちなみに、ここはひどいグリーンだったがね。 私はこのゲームが好きだったし、その全てが好きだった。父は私を小さなプロのように仕立て上げようとした。帽子のかぶり方や軽く持ち上げる挨拶の仕方、グローブのはめ方、流し目や歯の食い縛り方などを父から学んだ。私はまるで小さなベン・ホーガンみたいだった。父は常に心構えについて語った。小さかった私のやるべきことを黒板に書き出した。そのため私は、腕立て伏せや握力トレーニング、それに腹筋運動もしなければならなかった。 父は深夜から朝8時までのシフトで働いていたので、私が学校へ行っている間に睡眠を取っていた。学校から帰ると父は、私がジョン・ギアツェンからレッスンを受けていたサンフランシスコGCへと連れて行ってくれたのだが、コースは貸し切りみたいなものだった。1日平均20人くらいしかプレーしていないコースだったので、午後のその時間にはもう誰もいなくなっており、好きなだけボールを打つことができたのだ。グリーンを狙ったショットですら8球も打って、その都度ディボット跡を直したものだ。 私が悪いショットを打ったとしても、父は悪い部分に関しては全く目を向けなかった。「よし、もう1球だ」と、ただそれだけだった。私がそれまで何球打っていたとしても、常にもう1球。いつだって「よし、もう1球打ってみろ」であり、「よし、家へ帰ろう」と言われたことはなかった。父が「家へ帰ろう」と言ったことは一度もなかったと思う。 父は賢い男で、ベストを尽くして教えてくれた。10歳か11歳くらいの頃、父は私に左利き用の5番アイアンで練習するように言った。だから私は左利きでも上手くプレーできるようになり、ハンディ6くらいまでになった。父はものすごく独創的だったので、私は練習を退屈に感じることはなかった。 父はボクシングファンだったので、ボクシングも教えてくれた。そんなにたくさん喧嘩をしてきた訳ではないが、負けたことは一度もなかった。喧嘩はものの30~40秒ほどで終わったが、当時はそれが不仲を解決する手段だった。父からボクシングを教わったので、それが自信にもなったのだ。 若い頃、私は不調とはどういうものなのかさえ知らなかった。プレーが悪かったことがただの一度もなかったのだ。悪いラウンドもあれば、快調なラウンドもあるという感じではなかった。とにかく常に良かったのだ。16歳の頃、オリンピッククラブのレイクコースでプレーしていた私のハンディは+2だった。 出だしで人よりリードするには、私のようなスタートが必要なのだと心底思う。友人たちはみんな私と同じくらい一生懸命だったが、常に私の少し後ろにいた。彼らには父親が関わっていなかった。もし関わる父親が高圧的な人間であれば、それは良くない方向に作用するだろう。しかし、私の父はいつだって私を肯定してくれた。「すごいじゃないか」「正しい方向へ向かっているぞ」「その練習をやり続けるんだ」そして「おまえは将来チャンピオンになるぞ」という言葉を繰り返し聞かせてくれた。父からよくチャンプと呼ばれたものだが、それこそ潜在能力の肯定じゃなかろうか。 実際のところ、それは潜在能力以上のものだった。何故なら私は、9歳の頃から自分がチャンピオンゴルファーとなることを確信していたからだ。自分の内にいる何かが、「今やっていることをやり続けろ。そうすれば父さんが言うようにチャンピオンになれるぞ」と言っていたのだ。要するにそうした偉大さの肯定、あるいは父親の手ほどきによって成功するというのは、少年にとって最強の確約となるのである。 ジョニー・ミラー:1947年4月29日、米カリフォルニア州サンフランシスコ生まれの70歳。1969年にプロ転向しPGAツアー通算25勝(メジャー2勝)。 (米国ゴルフダイジェスト誌 2018年2月号掲載)
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ゴルフ
B.ワトソンのこだわりが凝縮された14本 マッチプレー王者の優勝ギア
バッバ・ワトソンは気に入った道具を使い続ける傾向にある。そして、「WGCデルテクノロジーズマッチプレー」で勝利へと邁進したワトソンは、バッグにお馴染みの友人たちを入れていた。 「僕は道具を変えるのが嫌いなんだ」とワトソンは数年前にGolf Worldに述べている。「感覚が常に新しくなってしまう。新しいクラブ、あるいはグリップを交換したクラブでは、感覚が合っていないので打つことさえできないことがよくあるんだ」。 ワトソンは自分専用にウェッジのソールをグラインドしないことで知られているが、これはソール形状をそのつど完全に再現するのが難しいためであり、彼は標準的なグラインドでのプレーの仕方を体得することを選択している。 しかしながら、そんな彼も最近一カ所だけ、パターのロフトに変更を加えている。彼は現在使用しているピンPLDパターを優勝した先月の「ジェネシスオープン」から実戦投入しているが、このパターのロフトは4.5度となっている。それまで3度のロフトのパターを2.5度に微調整して使用していた。しかし、オフシーズンにパターのロフトを色々と試したワトソンは、さらににロフトが必要であると判断。このパターは金曜に予選リーグを突破した後の決勝トーナメント4試合でも良い働きをした。その4試合で、ワトソンは対戦相手に合計でわずか7ホールしかアップを与えず、なかでも7&6と圧勝した決勝戦でケビン・キズナーに取られたホールは1ホールのみだった。ワトソンの使用するパターは長さが34.25インチで、重さは340グラムとなっている。 また、ワトソンはトレードマークであるピンク色のピン『G400 LSテックドライバー』をオースティンCCで貴重な戦力として使用した。ドライバーは8.5度のモデルだが、実際のロフトは7.6度に立てられており、グロファイBiMatrxシャフトは半インチ短くなっている。さらにワトソンのドライバーは巨大グリップとなっており、下の手(レフティのワトソンにとっては左手)側はテープが15巻きされており、上の手(右手)側はテープが13巻きされている。LSテックはG400ドライバーの低スピンバージョンである。ここ数年、ワトソンはティショットのスピン量過多に悩まされていたが、LSテックにより適正なスピン量を得ることができるようになった。 「マスターズ」2勝のワトソンは、オーガスタナショナルで2度目の優勝を達成した際に使用していたピン『S55 アイアン』を今大会でも使用した。アイアンは全て半インチ長く、ワトソンが好むターフの抜け感を実現するべく、ヒールが極度にグラインドされている。また、ワトソンはライ角が正しくなるよう、常に確認している。初めてアイアンをテストする際、フックが強すぎるようだと、彼は1度アップライトに修正するよう指示している。 このマッチプレーでは、こうした道具の微妙な複雑さが積み重なり、彼を勝利へと導いたのである。(米ゴルフダイジェスト誌:E.Michael Johnson 翻訳:平床大輔) ドライバー: ピンG400 LSテック(7.6度) フェアウェイウッド: ピン G フェアウェイウッド(3番13.2度) アイアン: ピン i ブレード アイアン(2番)、ピン S55 アイアン(4~P) ウェッジ: ピン グライド 2.0 ウェッジ SS(52度、56度)、ピン グライド2.0ウェッジTS(60度) パター: ピンPLD ボール: タイトリスト プロV1xボール (C) 2018 Golf Digest Publications. All rights reserved
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ゴルフ
「マスターズ」にはプラス? J.トーマスの世界1位はお預け
◇世界選手権シリーズ◇WGCデルテクノロジーズ マッチプレー 最終日(25日)◇オースティンCC(テキサス州)◇7108yd(パー71) 決勝進出で自身初の世界ランキング1位に届いたジャスティン・トーマスだったが、準決勝でバッバ・ワトソンに3&2で敗退。同2位からの浮上はならなかった。 「それでも、オーガスタにはそれ(ランク1位)抜きで行く方がよかったと思う」とトーマス。「自分は自分がやるべきことをやって、DJ(ランク1位のダスティン・ジョンソン)にプレッシャーは全部背負ってもらうよ」と、敗戦をポジティブに受け止めていた。 今季すでに2勝を挙げ、直近4試合は9位、優勝、2位、4位と好調をキープしている。「マスターズ」まであと2週間。初のグリーンジャケット獲得に向けて、「まずは少し休むよ」と爽やかな表情で会場をあとにした。(テキサス州オースティン/今岡涼太)
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ゴルフ
松山英樹と池田勇太は1勝1敗 宮里優作、小平智は予選敗退
◇世界選手権シリーズ◇WGCデルテクノロジーズ マッチプレー 2日目(22日)◇オースティンCC(テキサス州)◇7108yd(パー71) マッチプレー形式で行われる世界ゴルフ選手権の今季第3戦。4人ずつ16の組に分かれて、総当たり戦(予選ラウンド)の2日目が行われた。 松山英樹はキャメロン・スミス(オーストラリア)と対戦。オールスクエアで迎えた16番(パー5)でバーディを奪ったが、スミスはイーグル。1UPで敗れて1勝1敗とした。 宮里優作はパトリック・カントレーに3UPのリードを奪われて折り返したが、11番(パー3)、15番、17番(パー3)でバーディを奪いオールスクエアに戻す意地を見せた。しかし、18番を奪われて2連敗となり、予選敗退が決まった。 池田勇太はマット・クーチャーに1UPで敗れて1勝1敗、小平智はフィル・ミケルソンに1UPで敗れ2連敗。大会連覇を目指していた世界ランク1位のダスティン・ジョンソンはアダム・ハドウィンに4&3で敗れ、予選で姿を消すことになった。 各組1位の選手が週末、トーナメント方式の決勝ラウンドに進む。
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ゴルフ
松山英樹が宮里優作に勝利 D.ジョンソンが敗れる波乱
◇世界選手権シリーズ◇WGCデルテクノロジーズ マッチプレー 初日(21日)◇オースティンCC(テキサス州)◇7108yd(パー71) マッチプレー形式で行われる世界ゴルフ選手権の今季第3戦。大会は4人ずつ16の組に分かれて、総当たり戦(予選ラウンド)を行う。各組1位の選手が週末、トーナメント方式の決勝ラウンドに進む。 松山英樹は東北福祉大の先輩でもある宮里優作と対戦し、オールスクエアで迎えた12番(パー5)、13番で連続バーディを奪い、2UP。15番を落としたが、17番(パー3)では2mのパットを沈めてバーディを奪った。1ホールを残して2UPで勝利した。 池田勇太はロス・フィッシャー(イングランド)に2&1で勝利。小平智はラファ・カブレラベロー(スペイン)に2&1で敗れた。 大会連覇を狙う世界ランキング1位のダスティン・ジョンソンが同ランク56位のベルント・ヴィースベルガー(デンマーク)に3&1で敗れる波乱。欧州ツアーの年間王者レース(レース・トゥ・ドバイ・ランキング)でトップに立つシュバンカー・シャルマ(インド)はセルヒオ・ガルシア(スペイン)に1UPで敗れた。
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ゴルフ
土曜日プロアマを構想 副会長・石川遼が描く男子ゴルフ人気回復策
ゴルフの国内男子ツアーを管轄する日本ゴルフツアー機構(JGTO)の副会長に就任した石川遼は19日、「ファンやトーナメントを支えてくれる人たちに喜んでもらえることが一番。男子ゴルフをそういう雰囲気にしていきたい」と語った。 「これだけ試合数が減っている中で、改善するべき点は多い」との認識を示した石川。人気回復策の一環として「土曜日にプロアマを開催できるように」という構想を明かした。スポンサーが招待するゲストらとプロが一緒にラウンドするプロアマ戦は通常、大会開幕前に行われるが、予選落ちした選手らに協力を求める。大会期間中のため、会場の近くの別のゴルフ場や、試合で使っていないホールでの開催を検討する。 「主催者さんはプロアマを重視している。予選落ちした選手だけでなく、大会に出られなかった選手が出ても良い。仕事として質の高いもにしたい」と話した。今後、自らが会長を務めるジャパンゴルフツアー選手会で承認を求める手続きを進めるという。 すでに土曜日のプロアマ戦を希望する主催者もいるといい、「自分たちがやりたい、ではなく、周りの要望にしっかり応えられるようにしたい」と強調。「今年は何試合かでプレ導入のような形になると思う。来年からJGTOでプロアマのルールなどを作っていけたら」と説明した。 さらに「18ホール以上あるゴルフ場での試合だった場合、土曜日のプロアマだけではなく、要望があればジュニアレッスン会をやってもいい。柔軟に考えながらやっていきたい」。これまでの選手会長と同様、JGTOと選手会側の意見をつなぐ立場として「しっかりJGTOと選手会で協力してやっていけるように」と力を込めた。(編集部・林洋平)
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