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ゴルフに関する記事を一覧できるページです。VICTORY [ビクトリー]では、国内や海外のゴルフの最新ニュースや旬な話題も、プロ・アマを問わずに取り上げていきます。
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松山英樹が1年ぶりにトップ5から転落/男子ゴルフ世界ランク
5日付の男子ゴルフ世界ランキングが発表され、松山英樹は前週の5位から6位に1つ順位を下げた。トップ5からの陥落は2017年1月以来で、約1年ぶり。左手親指付け根の痛みのため、3連覇がかかっていた米ツアー「ウェイストマネジメント フェニックスオープン」を2日目のスタート前に棄権した。 ジャスティン・ローズ(イングランド)が松山と入れ替わり、5位となった。トップ4に変動はなく、ダスティン・ジョンソンが1位を守った。 同大会を制したゲーリー・ウッドランドは、前週の53位から26位にランクアップ。プレーオフで敗れたチェズ・リービーも93位から61位に大きく上昇した。 欧州とアジア共催の「メイバンク選手権」で優勝したシュバンカー・シャルマ(インド)は193位から72位。大会を5位で終えた谷原秀人は77位から71位、同じく大会5位の石川遼は224位から187位に上がった。日本勢2番手の小平智は37位、池田勇太は44位、宮里優作は51位とした。
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【速報】松山英樹は「69」 2アンダーでホールアウト
◇米国男子◇ウェイストマネジメント フェニックスオープン 初日(1日)◇TPCスコッツデール(アリゾナ州)◇7266yd(パー71) 大会3連覇に向けて午前7時47分にスタートした松山英樹は、5バーディ、3ボギーの2アンダー「69」でホールアウト。最終組が1ホールを終えた午後1時30分時点で、首位と3打差の15位タイにつけている。 松山は前半インに2バーディを奪って後半へ。1番と2番の連続ボギーでイーブンパーに戻したが、2オンに成功した3番(パー5)、1m強につけた5番でバーディを奪い返す。1打目を右に曲げた8番をボギーとしたが、最終9番は2打目を1mに絡めてバーディで締めくくった。 5アンダー「66」で終えたリッキー・ファウラー、ビリー・ホーシェル、ブライソン・デシャンボーの3人が首位で並んでいる。
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【速報】松山英樹は通算5アンダー ウッズ通算3アンダー
◇米国男子◇ファーマーズインシュランスオープン 最終日(28日)◇トーリーパインズGC(カリフォルニア州)◇サウスコース7698yd(パー72) 44位から出た松山英樹は4バーディ、1ボギーの「69」で回り通算5アンダーとし、ホールアウトした。 前半10番で長めのバーディパットを決めて流れに乗ると、12番では約7mを入れて2つ目。折り返しの18番(パー5)でも着実に伸ばした。後半3番で初のボギーを喫したが、最終9番(パー5)をバーディで締めた。 松山と同組で1年ぶりに米ツアーに復帰したタイガー・ウッズは4バーディ、4ボギー「72」で回り通算3アンダーでホールアウトした。 前半14番から18番までバーディ、ボギーを交互に獲ると、後半2番をバーディとした。4番、7番でボギーを重ねた。 10ホールを終えたアレックス・ノレン(スウェーデン)が通算12アンダーでトップにいる。
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【速報】石川遼は予選通過圏外で終える 「65」の宮里優作が急浮上
◇国内男子&アジアン◇レオパレス21ミャンマーオープン 2日目(26日)◇パンラインゴルフクラブ (ミャンマー)◇7103yd(パー71) 午前組で34位からスタートした石川遼は、4バーディ、4ボギー、1ダブルボギーの「73」とし、通算1オーバーに落としてホールアウト。終了時点の暫定カットライン(65位タイまで)はイーブンパーで、決勝ラウンド進出は後半組の結果にゆだねられた。 日本勢トップは、2位から出た川村昌弘。4バーディ、1ボギーの「68」として通算7アンダーに伸ばし、通算8アンダーの首位で終えたポール・ピーターソン(米国)に1打差とした。 52位から出た宮里優作は8バーディ、2ボギーの「65」をマークし、通算6アンダーでホールアウト。前週2位の小平智も「69」と伸ばし、通算4アンダーとして上位に加わった。
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「マスターズに向けて準備したい」タイガー・ウッズは3季ぶりフル参戦へ
◇米国男子◇ファーマーズインシュランスオープン 事前情報(24日)◇トーリーパインズGC(カリフォルニア州)◇サウスコース7698yd ノースコース7258yd タイガー・ウッズがレギュラーツアーでプレーするのは、1年前の今大会以来。昨年12月にはバハマでツアー外競技「ヒーローワールドチャレンジ」(9位)にも出場したが「基本的には2015年のウィンダム選手権(8月)から、ほとんどトーナメントをプレーしていない」という。 「いまは背中の痛みがない」と、今季はかつてのように定期的にプレーすることを明言。「このツアーでプレーする雰囲気、ショットを打つこと、スコアをまとめる感覚をまた感じ始めたい」と、連戦の中で自分を高めていくルーティーンを再び始めていく。 バハマでウッズとともにラウンドをした松山英樹は「(バハマで)復帰戦も終わっているし、調整段階に入っていると思う」と指摘したが、ウッズの言葉もそれを裏付けている。 また“今大会での成功”をどう定義するかと問われたウッズは、「マスターズ(4月)に向かって準備をすること。フルスケジュールでプレーをして、4月に向けて良い準備をする。長い間、やっていなかったことだ」。フル参戦となれば2014-15シーズン以来、3季ぶりとなる。 同じフィールドで戦う相手も、この2年間で随分と入れ替わった。先週「キャリアビルダーチャレンジ」で優勝したジョン・ラーム(スペイン)とは、きのう初めて会ったという。 「(今週の)優勝スコアがどのくらいになるのか、ちょっと分からないね。昔は開幕前によく(優勝スコアを)言い当てていたけど、最近の若い選手たちのことはあまり知らないから」。「マスターズ」までの1試合1試合が、かつてのポジションに返り咲くための貴重なステップとなっていく。(カリフォルニア州サンディエゴ/今岡涼太)
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カメラクルーがストライキ 労働環境の改善を求めてデモ
米ゴルフチャンネルのカメラクルーらが、「ソニーオープン in ハワイ」最終ラウンドの行われている14日(日)、労働環境の改善を求める交渉の遅れを理由にストライキを起こした。 AP通信などによると、米男子ツアーの放映権を持つ米ゴルフチャンネルは映像スタッフらの労働組合と約9カ月にわたる協議を続けていたが、交渉は難航していた。会場のワイアラエCC周辺ではプラカードを持つスタッフ約15人によるデモも起きた。 今大会の放映権を持つ米ゴルフチャンネルのカメラクルーが会場に来なくなったことにより、日本での放送にも影響が出る可能性がある。(ハワイ州ホノルル)
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“持ち球”を変える 松山英樹が挑む2018年の変革
◇米国男子◇セントリートーナメントofチャンピオンズ 最終日(7日)◇プランテーションコースatカパルア(ハワイ州)◇7452yd(パー73) 「セントリートーナメントofチャンピオンズ」は、終わってみれば世界のトップクラスが上位に顔をそろえる結果となりました。 8打差の圧勝劇を演じた世界ランク1位のダスティン・ジョンソンをはじめ、今週の世界ランキングで初のトップ3入りを果たしたジョン・ラーム(スペイン)が2位、9位にジョーダン・スピース。そして調子がいまひとつにも関わらず、4位タイに食い込んだ松山英樹選手。今年のPGAツアーも楽しみだなと思わせてくれる顔ぶれがそろいました。 特に2018年こそメジャー制覇を果たしてもらいたい松山選手のプレーは、悪ければ悪いなりに結果を残す、昨年と変わらない“真の強さ”を感じさせる内容でした。そんな中、今年はどの部分に着目すると、観戦がより楽しくなるかを考えてみました。 昨年末に直接インタビューした際、彼はドライバーショットに納得がいかないという発言をしていました。昨季のスタッツを見ると平均飛距離は2015-2016年の294.5yd(65位)から、303.3yd(26位)へと一気に伸ばしています。明らかに進化しているように思えますが、納得のいかない要素が含まれているようなのです。 それは飛距離が伸びた分、ボールが曲がってしまうという悩みです。一見当たり前のように思える悩みですが、単に「方向性を上げたい」というものではなさそうです。 ここ数年は「フェードヒッター」の印象が強かったですが、もともと強いドローボールを武器にしていたため、どちらかというとドローのほうが球筋をイメージしやすいのだと思われます。 松山選手がこれまで賞賛した選手を並べても、それは明らかです。アダム・スコット(オーストラリア)やロリー・マキロイ(北アイルランド)に加え、おととし出場した日本オープン練習日には、兼本貴司選手のショットを参考にしてスイング修正したという事実があります。上記の3名に共通しているのが、ドローを得意とするという点です。 フェードで飛距離を伸ばした分、飛距離を落とさずドローに寄せたい。左寄りに打ち出していたものを、もう少し真っすぐに戻したい。そういう意図が、納得のいかない原因のひとつなのだと感じました。 ただ、“持ち球”を変えるということは、そうたやすいことではなく、大きなリスクも伴います。ドローからフェード、フェードからドローに変えたことで、結果を残せなくなったプロを何人も見てきました。 持ち球を変える――文字で説明してしまうと“微調整”のようなことかもしれませんが、300ydを超えるショットにとって、この変化は我々が想像しているより遥かに難しいことと言えるでしょう。 「スイング改造」という呼び方を好まない松山選手。果たして「スイング修正」でどこまで理想に近づけることができるのでしょうか。私はこの小さいようでとても大きな変革を、2018年最大の見どころに置きたいと思います。(解説・佐藤信人)
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最新1Wでビッグドライブ連発 DJの優勝ギア
数字は嘘をつかないと言われるが、「セントリートーナメントofチャンピオンズ」の平均飛距離に関しては、必ずしもそうではなかった。 1週間を通したダスティン・ジョンソンの平均飛距離はわずか296.3ydであり、日曜の平均飛距離は297yd。しかし、日曜にカパルアのプランテーションコース12番に降り立った世界ナンバーワンは、バッグからテーラーメイド『M4ドライバー』を抜き取ると、前ホールでボギーを叩いた鬱憤を晴らすかのように430ydを飛ばし、パー4でタップイン圏内へと寄せた。 このイーグルを皮切りに、ジョンソンはそこからの5ホールを5アンダーで回り、最終的には後続に8打差をつける通算24アンダーの「268」で優勝を飾った。この日曜日、ジョンソンは370yd越えのドライブを6回も放ち、うち2回は400ydを越えていた。 使用したドライバーにはツイストフェースと呼ばれるテクノロジーが搭載されており(姉妹モデルの『M3』も同様)、トウ側へ行くほどオープンに、そしてヒール側へ行くほどクローズにたわむ形状になっている。アドレス時の見分けはつかないが、従来のモデルに比べ、同モデルは芯を外したヒットに強く、より真っ直ぐ飛ぶようにできているという。 週の初め、ジョンソンは練習で『M3』と『M4』をテスト。『M4』のティショットで好みのフェードが得られなかったため、ドライバーを標準的なセッティングに戻す形で一目盛りオープンにした。今後、『M3』へスイッチすることも考えられるが、今回は『M4』の方がよりストレートな弾道が出ると判断した。 ジョンソンは他にも同じくテーラーメイドの『スパイダー ツアー ブラック』『DJプロトタイプアイアン』、そしてフェース全面に溝の入った64度の『ミルドグラインド ハイトウ ウェッジ』をバッグに入れていた。 (米ゴルフダイジェスト誌:E.Michael Johnson 翻訳:平床大輔) 使用ギア一覧 ドライバー:テーラーメイド M4 ドライバー(9.5度) シャフト: 藤倉ゴム工業 スピーダー エボリューション フェアウェイウッド:テーラーメイド M4 フェアウェイウッド(3番16.5度) アイアン: テーラーメイド P790 アイアン(3番)、テーラーメイド DJプロトタイプ アイアン(4番~PW) ウェッジ: テーラーメイド ミルド グラインド ウェッジ(52、60度)、テーラーメイド ミルドグラインド ハイトウ ウェッジ(64度) パター: テーラーメイド スパイダー ツアー ブラック ボール: テーラーメイド TP5x ボール (C) 2018 Golf Digest Publications. All rights reserved
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石川遼、史上最年少で選手会長に就任
国内男子ツアーのメンバーで構成されるジャパンゴルフツアー選手会は5日、都内で理事会を開き、石川遼を選手会長に選出した。26歳110日での選手会長は史上最年少となった。 会長は選手たちからの互選で決まった。昨年までの2年間、同職を務めた宮里優作からバトンを受け取った石川は、「ことしから選手会長に就任させていただいた。前会長の優作さんからお話もいただいて、ほかの理事の方からも推薦をいただいた。自分自身もゴルフ界のためならと思っていたので、その場で決断させていただいた。ゴルフ界発展のために全力を尽くしたいと思います」と決意を示した。 副会長は宮里優作、薗田峻輔、深堀圭一郎の3選手。 石川は2013年から米ツアーを主戦場としていたが、昨年秋に出場権を失い、今年は日本ツアーにフル参戦する。
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スピースが婚約を発表 2018年は「未知の一年」
◇米国男子◇セントリートーナメントofチャンピオンズ 事前(2日)◇プランテーションコースatカパルア(ハワイ州)◇7452yd(パー73) 世界ランク2位のジョーダン・スピースは2018年もカパルアで一年をスタートさせる。前年のツアー優勝者だけに出場資格が付与される大会を前に、24歳は高校時代から交際していた同い年のアニー・ベレットさんと婚約したことを発表。家族が増える新年への抱負を語った。 スピースは昨年のクリスマスに、左手の薬指に指輪を通したベレットさんとの2ショット写真がSNSなどで流出。4日(木)開幕の米ツアー「トリートーナメントofチャンピオンズ」2日前の公式会見で婚約を認めた。式の日取りなど具体的なプランは明かさなかったが、両家の家族と過ごした“記念日”を「素晴らしい夜だった」と振り返った。 昨年は「全英オープン」を制し、24歳にしてキャリアグランドスラムには「全米プロゴルフ選手権」のタイトルを残すのみ。今大会も過去3度(14、16、17年)の出場で、1勝を含めトップ3を外さない屈指の相性を誇る。PGAツアー公式サイトのパワーランクは1番手に推されるが、2018年に関しては「数人の若手選手が開花のときを迎えるかもしれない。未知であり混沌とする1年になるはずだ」と推測した。 2016-17年シーズンはスピース、同級生のジャスティン・トーマス、松山英樹、世界ランクトップのダスティン・ジョンソンの4人で計15勝を挙げツアーを席巻。ジョン・ラーム(スペイン)らも台頭し、「若くて才能のある選手たちと30代のダスティン・ジョンソンとの争いは、さらに深まることになるだろう」と述べた。 昨年12月のツアー外競技「ヒーローワールドチャレンジ」で約9カ月ぶりに競技復帰を果たしたタイガー・ウッズについても触れ、「今年の結果があまり予測できない最大の理由はタイガーが復帰する(と思う)からだ。僕にとっても興奮することだし、(タイガーの復帰が)最も意味を成すことは、ゴルフをしない人たちにとっても関心ある話ということだ」と語った。 「メジャーが待つここからの6カ月は非常に重要な意味を持つよ」と引き締める。「正直、昨年の途中まではナーバスになっていた時期があった。でも『全英オープン』を勝って自信を取り戻して落ち着いている。いまは失敗も成功もする準備が出来ているよ」と穏やかに話した。(ハワイ州カパルア/林洋平)
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スピースが婚約!?SNSに2ショット写真でメディア憶測
世界ランキング2位のジョーダン・スピースが婚約したのではないか、との憶測が広がっている。米Golf Digest誌などがクリスマスの今月25日、かねて交際していた女性との2ショット写真をツイッターにアップ。女性の左手薬指に指輪がはめられており、米メディアは「スピースが婚約したようだ」と報じている。 米Golf Digestのツイッターより ただ、メディアは写真について「SNS上で出回っている」としか説明できておらず、もともとの出処は不明。スピース本人や代理人はこれまで、コメントを出しておらず“裏付け”は取れていない段階だ。 お相手は、ツアー会場でも目撃されてきたアニー・ベレットさん。報道によると、テキサス州の同じ高校に通い、当時から交際していた。 24歳のスピースはメジャー3勝。米経済誌フォーブスによるアスリート長者番付2017年版では21位に入り、年間で推定3450万ドル(37.9億円)を稼いだとされる。 32歳で米ツアーを主戦場とするコルト・ノストは自身のツイッターに「世界中の若い女性たちは胸が張り裂けそうだろうね。おめでとうgolden child(※スピースのこと)」と記した。
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だからやめられない… 中年独身男が「ファン感謝デー」にハマる理由
年末は各クラブメーカーが企画する、ファンと契約選手の交流イベントが目白押しだ。「交流? 何するの?」参加したことのない人にとっては不明な点が多いだろう。先日行われたピン(PING)の「ファン感謝デー」に参加したファン代表 ミヤGさん(仮名、40代独身)にその魅力を聞いてみた。 (ミヤG)「賞金女王、おめでとうございます」 (鈴木愛、以下「愛」)「…あ、ありがとうございます」 (ミヤG)「写真一緒にいいですか?」 (愛)「…ハイ」 (ミヤG)「……」(同伴者にカメラを渡し撮影『カシャ!』) (愛) 「……」 (ミヤG)「ありがとうございます」(と言いつつ握手) (愛)「あ、ありがとうございます」 (ミヤG)「来年も頑張ってください」(ニコッ) (愛)「……ハイ(薄笑)」 初対面のオジさんに少し引き気味の鈴木愛プロに、「完全に人見知りだなーと思ったけど、お願いしたことはすべて快くやってくれて好感触」とご満悦のミヤGさん。シーズン中の試合会場では気が引ける行為でも、正々堂々とお願いできてしまう。確かに交流イベントならではのメリットだろう。 この日の参加者は、抽選で当たった38組151人。2020年の「日本オープン」も開催予定となっている名門「紫カントリークラブ すみれコース」が会場だった。参加費はプレー代込みで2万5000円(税込)。やや高いと感じた筆者に対し、ミヤGさんは「名門コースでのプレーに加え、憧れのプロと交流できるとくれば、安いというかプライスレス」と浅はかなコスパ思考を一蹴するのだった。 ミヤGさんが次に交流をもったのは同契約の上原彩子プロ。数字が刻まれたくじを引き、出た目の数字のショットを上原が1打だけお助けしてくれるというもの(「3」が出たら3打目を打ってくれる)。「いつもはテレビ画面の向こう側の存在であるプロが自分のボールを打ってくれる。テンション上がるよ」とミヤGさん。 次は同契約の男子プロが1ホール一緒にまわってくれるサービス。ミヤGさんは塚田好宣プロと一緒にプレーを行い、そのショット力に舌を巻いたとのこと。「楽しい会話を挟みながらプロと一緒にプレーできる幸せは、えも言われぬ優越感を刺激する」と嬉しそうに振り返った。 プレー終了後のパーティーでは、多くの参加者に豪華賞品が贈られた模様。プロ直筆のサイングッズやピンの最新クラブなど、参加者の3分の1には何かしらの賞品が配られるほどの賞品数だったという。プロとの交流はプライスレスと言うものの、特典の面でも元が取れてしまうほど満足感を得られるというわけだ。 最後は今年の年末に行われた、そのほかのイベント概要をご紹介。お気に入りのブランドや一緒にラウンドしてみたいプロがいれば、来年はぜひ参加してみてはいかがだろう。 ■ブリヂストンゴルフ イベント名:BRIDGESTONE GOLF ドリームフェスタ 2017 実施日:12月7日 場所:レイクウッド総成カントリークラブ 参加人数:128人 参加費:10万円(税込) 参加プロ:宮里藍、宮里優作、宮本勝昌、片岡大育、堀琴音、渡邉彩香ら29人 ■ヤマハ イベント名:ヤマハ ファン サミット 2017 実施日:12月12日 場所:葛城ゴルフ倶楽部 山名コース 参加人数:36人 参加費:1万円(税込)+プレー費2万6000円(税込) 参加プロ:藤田寛之、谷口徹、大山志保ら6人 ■プロギア イベント名:RSカップ「TEAM PRGR」とのスペシャルラウンド 実施日:12月21日 場所:千葉カントリークラブ野田コース 参加人数:9人(RSカップ決勝大会上位者/シングルス部門3人、ダブルス部門3組6人、キャンペーン当選者3人) 参加費:無料、プレー代別(予選・決勝までのエントリーフィーは別途必要) 参加プロ:矢野東、小平智、原江里菜ら7人
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21歳のシャルマが優勝 日本勢は川村20位で最上位
◇インドツアー◇マクラウド・ラッセル ツアー選手権 最終日(24日)◇ロイヤルカルカッタGC(インド)◇7237yd(パー72) 最終日に4アンダー「68」をマークした21歳のシュバンカー・シャルマが、通算17アンダーとして逆転優勝。2打差の首位から出たラシド・カーンを1打差で振り切った。2週間前の南アフリカで、欧州、アジア、サンシャインの3ツアー共催試合を制した勢いは止まらなかった。 前半9番(パー4)でイーグルを奪ったカーンが2打差をつけて折り返したが、サンデーバックナインが勝負となった。 4日間72ホールでわずかにボギーは3つのシャルマは、15番、16番と連続バーディを奪ってこの9ホールを1アンダー。一方のカーンは、1バーディ、3ボギーと今週初めてのハーフオーバーパーを叩いて「38」。この日「71」と1つ伸ばして通算16アンダーとしたが、シャルマにはわずかに1打及ばなかった。 今季最終戦で4位に入ったシャミン・カーンが、2012年以来となる2度目の賞金王に輝いた。 日本勢は通算1アンダーの川村昌弘が20位。通算1オーバーの小斉平優和が26位、通算2オーバーの和田章太郎が30位で4日間の戦いを終えた。
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宮里優作が50位に浮上 初のマスターズ出場権/男子世界ランク
今年の男子世界ランキング対象競技が24日までに終了し、2017年最終となる31日付の同ランキングが一週間前倒しで発表。来年「マスターズ」(4月5日~)の出場資格が得られる、年度末の50位までが確定した。 日本人では新たに35位の池田勇太、50位の宮里優作が獲得。年内に出場を決めたのは、すでに資格を得ている松山英樹を含めて3人となった。池田は2年連続4回目。先週時点の52位から圏内に入った宮里は初出場となる。 先週49位にいた小平智は51位にはじき出され、年内の「マスターズ」出場権を惜しくも逃した。次に資格を得るには、3月26日付の同ランキングで50位以内に入ることが条件となる。以降の日本人は谷原秀人が69位、今平周吾が85位で続いた。 また、宮里と同じく圏外から滑り込んだのは、かつて日本でプレーしたキラデク・アフィバーンラト(タイ)。先週51位から49位に浮上して出場権を得た。 松山は5位から変動なし。1位から4位までのダスティン・ジョンソン、ジョーダン・スピース、ジャスティン・トーマス、ジョン・ラーム(スペイン)にも動きはなかった。
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「流れが来なくても勝てる選手に」 松山英樹2017年末インタビュー(4)
松山英樹の世界ランキングは2017年、一時2位まで浮上した。2016-17年のPGAツアーの年間ポイントレース(フェデックスカップ)は、レギュラーシーズンを終えた段階で1位だった。いまや押しも押されもせぬタレントのひとりとして、その存在感は際立っている。 上達しているとはいえ、英会話の未熟な松山をどう描くか、というのは海外のメディアにとっては至難の業である。その中でも「ヒデキ・マツヤマはこういう選手である」という特徴についての表現は、いくつかのポイントで定着したと言っていい。 ショットを打った直後、クラブから片手を離すシーン。大きなミスをしたように見えて、ボールがフェアウェイにあったり、グリーンに乗っていたりするケースが多くある。だから、テレビ中継では驚きを込め、笑いの対象にもなっている。 松山はそんな仕草を「基本的にはミスショットなんですよ」と解説する。「(スイングの)ミスをしても、たまたまフェース面が真っすぐになっているから、真っすぐ飛んでいるだけ。それか、クラブが良いんでしょう。仕方ないんですよね、クラブを離したくなくても、離れちゃう。そういうときは、それだけバラバラになっている。ワザと手を放して調節をしているつもりはない。とっさなんでしょうね。手を離さなかったらボールが曲がるんだと思う。手が離れて“芯を食っている”こともあります。でも、そういう時は曲がります。芯に当たっていないと、フェアウェイに行くことが多いかな」 真っすぐ飛んだのにガッカリしている、バーディチャンスについたにも関わらず“この世の終わり”のような表情を浮かべている。ただ、そんな姿は飽くなき向上心から来る。「イメージしているボールの逆球でピンに寄っても嬉しくない。真っすぐ行って良かった…とも思うけれど、『良かったけれど、今のはダメだよな』と思うことが多いんです」と言うのだ。 スイングについてもうひとつ。外国人の視線をくぎ付けにしているのが、クラブを振り上げてから、下ろすまでに生じる“間”である。「松山のスイングはトップで止まる(ポーズする)」と話題を呼び、「ヒデキのクラブが止まっている間にコーヒーが飲める」というジョークもツアーのSNS投稿で広まった。 「真似はできないだろうね、と思います」と松山。注目すべきは「止める意識は僕にはない」という説明だ。 「僕は止めようとは思っていない。大学に入った頃、スイングを変えてからこうなったと思います。もともと(テンポは)ゆっくり振っていましたけど。自分としては常に動いている意識なんです」。クラブがポーズしているように見える時間の長さと、打球の行き先やショットの感触との関係性は特に見当たらないという。ボールを今放たんとする、息をのむ一瞬の間は、なんともミステリアスな時間である。 2018年の松山は1月4日開幕の「セントリートーナメント・オブ・チャンピオンズ」で始動。プロ6年目もハワイで迎える。待望のメジャータイトルはいま、その目にどれほど見えているだろうか。 「うーん…わかんない。でも、目標はメジャーで勝つことなんで、それに合わせて練習もする。足りないものが何なのかは一試合ごとに分かってくる。課題はいっぱいありますよ、ショットも、パットも、アプローチも。やろうとしていることが、どこまでできるか…」 2017-18年シーズンが10月に開幕した後、松山はスイングに新しい動きを取り入れている。感覚的な要素を彼は言葉にはしない。ただ、試行錯誤の連続から来る苦悩が読み取れる。 「スイングを良くしようと思う中で、自分は“引き出し”は多いかもしれない。でも、いろんなことをやりすぎて迷っていることが多いですね。『こっちの方が良くなるんじゃないか…』『そっちのやり方の方がフィーリングが出しやすいんじゃないか…』と変えようとして、考え始めることが、悪くなっていく原因でもあるなとも思う」 現在、誰もが日本一のゴルファーであると認める一方で、本人はプロに転向してからいまだに“快心のフィーリング”で打ったことがないと事あるごとに言う。背中、手の指、股関節、腰といった具合に、特にプロとしてのキャリアを歩み始めた頃は多発する故障に悩まされた。見る側からすれば考えられないが、松山はケガに悩まされる前の感覚を失った気がしてならない。それを追い求めながら、プロのキャリアを歩んできた。 「なんていうんですかね、野球で例えると『外角低めのストレートを投げられるピッチャーは強い』みたいな感じです。それってピッチャーの基本じゃないですか。それがあるか、ないかなんですよ。自分の中でもう一回、そこの“何か”が分かれば、おもしろいかなと。チャンスは…安定するかなと思うんです」 25歳にしてPGAツアーで5勝した。うち2つは準メジャーの格を持つ世界選手権で勝ちとった。メジャー制覇のために必要な実力はもう十分。タイミングさえ合えば、流れにさえ乗れれば……必ずその瞬間はやってくると信じているのは、なにも日本人ファンだけではない。 ただ、本人はそんな議論を真に受けるつもりはない。 「必要なのは流れだけ?いや、関係ないっすよ。流れが来なくても勝てる選手だったら、一番強いじゃないですか。僕が思うのは、それですよ」。彼の頭の中には明確な理想像がある。「それが一番強いときのタイガーじゃないですか。タイガーは自分で流れを作るのがうまかったのも間違いないと思うんですけど、流れが悪い時でも勝ってきたじゃないですか。そうでないとPGAツアーで、5試合連続とか6試合連続とかで勝てないじゃないですか」 頂点に立つ日は、もうすぐそばに来ているかもしれない。それでも、松山英樹が求めるのは激流にも抗える、強靭な逞しさ。全盛期のタイガー・ウッズの強さそのものである。(完・編集部/桂川洋一)
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なぜ「全米プロ」で泣いたのか 松山英樹2017年末インタビュー(2)
松山英樹は今年6月、世界ランキング2位に浮上した。自己最高位の更新は、そのまま歴代日本人選手、アジア出身選手の最高記録樹立と同義である。その快挙につながったのが、直前の「全米オープン」。ウィスコンシン州エリンヒルズでの戦いだった。 首位に6打差の14位から出た最終日に「66」をマークし、クラブハウスリーダー(ホールアウトした中でトップの選手)になった。最終的には後続の組でプレーしていたブルックス・ケプカに敗れた。メジャーで自己最高位の2位という成績には手応えと、悔しさの両方が残る。 「この週は特にアプローチが良かった。それが良いところで出たと思います。もうちょっとかなと思ったけれど、良いものは出せた。ただ、気持ちの違いはまったくなかったです。トップとは差があったので。やっぱり3日目までに差を縮めておかないといけなかった。(1980年「全米オープン」の青木功に並ぶメジャー日本人最高位)うれしいのはうれしいですよ。そりゃ。でもうーん…うれしいけど、やっぱりそこを目指しているわけじゃないので。もっと上を目指しているので。それこそ、もっと競った2位だったら…」 競り合いという意味では、最終日を迎えた時点でよりチャンスがあったのは直後の「全英オープン」だったかもしれない。3日目を終えてトップとは7打差があったが、「風が吹くのも、天気が悪くなるのも分かっていた。そこでどれくらい我慢しながら伸ばせるかだった」と回想する。 しかし、わずかな期待は一瞬でかき消された。1番ホール、3Wでのティショットが右のOBゾーンへと消え、トリプルボギー。 「調子は本当に良くなかった。ショットにも、パットにも不安があったし、スタートホールは本当に痛かった。でも『なぜ3Wを持ったんだ』という声もありましたけれど、そこに後悔はない。OBは結果論。(第1打を3Wより短いクラブにして)セカンドで長い番手を持ってボギーを打つよりはいい。一発でフェアウェイに打つ力がなかったというだけ。気持ちの切り替え?すぐにはできなかったですよ。3番で3.5mのパーパットを入れてからですね。全英はやっぱり…去年も今年も、回ったのがしんどい(悪天候の)時間帯ではあった。そういう時に踏ん張れる力、アンダーパーで回れる力をつけなきゃいけないなと思います」 悔しい敗戦を経て、調子は下降線をたどった。潮目が変わったのは、夏場だった。劇的に。それも、たった一打で状況が大きく変わるから、ゴルフは分からない。 8月の「WGCブリヂストン招待」で、松山は完勝した。最終日にマークした「61」は2013年大会でタイガー・ウッズが松山の目の前で記録したコースレコードに並ぶものだ。 「全英で良くなくて、1週間はゆっくりして何も練習もしなかった。ファイヤーストーンCCで『練習しながら状態を上げて、翌週の全米プロに行けたらいいな…』というくらいにしか思っていなかったんですけどね。パターを替えて初日から良いパットが入って、ショットもそれなりに打てはじめていた。でも最終日の朝は練習場でメチャクチャで。『80を打たなければいいな…』という感じだった。だからスタートホールで『もう、やるしかない!割り切って、3日目までやってきたことをやるしかない!』と思って。1番でティショットを左に引っかけてミスをしたんですけど、それで悪い原因が分かった気がした。2番のティショット、セカンドと良いショットが打てて、『これで大丈夫だな』って思えました。具体的なポイント?忘れました(笑)」 期待がさらに膨らむ中で臨んだ翌週のメジャー最終戦「全米プロゴルフ選手権」。結果は5位タイの惜敗だった。最終組のひとつ前でプレーし、首位で迎えたサンデーバックナインで逆転された。同じ組でプレーしたジャスティン・トーマスに―――。 「(当時の映像は)見たりはしますよ…。パットも結構外しましたし、ショットも曲がっていた。不安はありました。でも、前の週に勝ったという自信もあって、流れでプレーができた感じですね」 今思い返しても、最もメジャータイトルに近づいた瞬間だったと実感できる。ホールアウト後、松山は人目をはばからず泣いた。インタビューエリアでタオルに顔をうずめ、嗚咽をもらした。 「杉さん(杉澤伸章さん=専門テレビ局のインタビュアー)に優しい言葉をかけられて…。こっちは一生懸命こらえてたのに(笑)。『なんでこんなプレーしかできなかったのか』と自分のふがいなさに腹が立っていたところに、優しい言葉をもらって、うまく処理できなかったんでしょうね」 「『よく頑張った』と言われるのは、キツイ思いもあります。頑張ってるけど、僕はそこ(惜敗)を目指してない。もっと上を目指している。そこのレベルまでしか行けないと思われているのかなと思ってしまう。もちろん逆に『ダメだな』と言われるのもね、『おれはこんなに頑張っているのに』と思うけれど(笑)。でもやっぱり…『何やってんだ』って言われる方が、モチベーションにはなりますよね。自分では目指すところが高いとは思わない。納得いくショットが打てて、パットが打てれば僕は勝てると思っている。ミスを許していたら、自分が自分じゃなくなる。結果で“OK”にしちゃいけない。結果が一番の世界ですけど、結果を求めながらそこを目指す。それで『意識が高い』と周りに言われても…僕は『それってみんなやっていることじゃないの?』って思う」 ゴルフは他の多くのスポーツと違い、自分のスコアは相手のスコアに影響を及ぼさない。それゆえ、優勝したトーマスをただ賞賛することで、自分を納得させることもできる。松山の場合はどうか。 「ジャスティンは良いプレーを、流れを呼び込むプレーをしていました。強かった。強いですよ。年間5勝(2016-17年シーズン)した選手ですから。でも(相手が)強いから、負けて良いわけじゃない。プロ野球だってそうでしょう。ソフトバンクが強いから、(対戦相手が)負けていいと思うわけがない。だから、悔しい。緊張感の中で何をしたらいいのかという点で、ベストは尽くしたつもりです。でも、結果は優勝につながらなかった。だから次に何をすべきかを考えることが大事なんです」 勝負は時の運ともいう。だがそのフレーズで済ますことは、松山の哲学とは違う。(編集部/桂川洋一)
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「すべてを無駄にした」オーガスタ3日目 松山英樹2017年末インタビュー(1)
海外メジャーでたびたび優勝争いに名乗りを上げた2017年シーズンを「フツー」と片付ける松山英樹選手。試合前の練習では球が曲がることも多く、確かに状態は万全ではなかったのでしょう。ただ急速に上達しているスキルは世界の舞台で戦えるレベルにまでは達していて、だからこそ、あの位置で戦えたのでしょうし、4日間「フツー」のゴルフができればメジャータイトルにも手が届くでしょう。自身が語るように「オーガスタは行けば行くほど難しくなる」ので、早めに、できれば来年4月にグリーンジャケットを着た姿を見たいものです。 -
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6年ぶりV目指す有村智恵「藍さんが引退してからどう盛り上げるか」
有村智恵が17日(日)、東京・新宿の小田急ハルクで21歳の高橋恵、20歳の大出瑞月とともにウェア契約を結ぶニューバランスのファンイベントに参加。サイン会を実施するなどファンと交流した。 今季は賞金ランク58位と来季の賞金シード(50位以内)を逃したが、最終予選会(QT)を8位とし出場権を確保。「この前は(愛媛県)松山に行って、近々地元の熊本に戻る予定もある。仕事だけではないですが、分刻みのスケジュール」と再起を誓う来季に向けて今オフは多忙を極める。 「今季は上半身の力が強すぎたのが課題だった。旅行などは行かないけど、ゴルフでやりたいことがある。いまは(ゴルフが)リフレッシュになっています」。2012年「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」以来、14度目の優勝に向けてのトレーニングでは、バランスいい体作りに重点をおいている。 9月に現役引退した東北高校の先輩・宮里藍さんとも頻繁に会っているといい、「藍さんが引退してどうやって盛り上げていくかを考える。QTが終わったあともすぐにメールをもらったりした。でもゴルフの話もしないし、わたしが『最近、何やってるんですか?』って質問攻めにしている感じですね」と笑顔で明かした。
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