#フィギュア
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フィギュアスケート
「チルドレンファースト、アスリートセカンド」 ドーピング騒動で加速したフィギュア年齢制限引き上げを巡る思惑とは
フィギュアスケートで、オリンピックなどの大会に参加できる選手の年齢を現行の「15歳以上」から「17歳以上」に段階的に引き上げられることが決まった。年齢制限の改定は1996年に14歳から15歳以上に見直して以来、実に26年ぶり。女子で顕著だったトップ選手の低年齢化と選手寿命の短さへの対策として、長年議論の遡上に上っていたが、これまでは反対意見も根強かった。圧倒的多数で決まった今回の採決の背景にあるのは、2月の北京五輪で15歳だったロシアのカミラ・ワリエワに発覚したドーピング騒動。冬季五輪の花形種目の地位を守ろうとする国際スケート連盟(ISU)の危機感もあらわとなった。
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フィギュアスケート
「やらないという選択肢は出てこなかった」 現役続行を表明したアイスダンス村元哉中&高橋大輔組の決意とは
「今からわくわく、“かなだい”の新しい世界を早く披露したいなと思います」(村元)、「どんなシーズンになるか全く分からないけど、常に全力で突き進み、どんどんレベルアップしていきたい」(高橋)。フィギュアスケートでアイスダンスの村元哉中、高橋大輔組(関大KFSC)が5月27日、インスタグラムにこの日開設した『かなだいオフィシャルチームアカウント』で来シーズンの現役続行を表明した。
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フィギュアスケート
「限界への挑戦」へー。フィギュア界の歴史を変え続けてきた羽生結弦が目指すスケートとは
「氷上のプリンス」がアイスリンクを支配した。フィギュアスケート男子で2014年ソチ、18年平昌両冬季五輪王者の羽生結弦(ANA)が5月27日に千葉市の幕張メッセイベントホールで始まったアイスショー「ファンタジー・オン・アイス」に出演し、2月20日の北京五輪のエキシビション以来、96日ぶりに氷上で舞った。注目の進退について言及する場面はなかったが、約5000人の観客を前に圧倒的な存在感を放った。
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フィギュアスケート
「スポーツと政治は別」という価値観の限界 フィギュア世界選手権でのウクライナペアが伝えたかったこととは
ロシアのウクライナ侵攻という極めて重大な現実を前に「スポーツと政治」は絡めるべきではないというこれまでの価値観はかつてないほどに大きく揺らいでいる。ロシアとベラルーシの参加が排除された3月の北京冬季パラリンピックから始まり、各国際大会からの2カ国除外の流れは今や常識となり、当面続くことになりそうだ。
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フィギュアスケート
フィギュア「りくりゅう」ペア 『私たちが日本のペアの未来を変える』弱点種目での大躍進を支えた使命感
20日に閉幕した北京冬季五輪でフィギュアスケートの日本勢は1大会最多の4個のメダルを獲得した。とりわけその活躍が目を引いたのは、ペアでファンから「りくりゅう」の愛称で親しまれる三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)だ。
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フィギュアスケート
揺れたオリンピックのドーピング問題 天才少女ワリエワに一体なにがあったのか
天才少女を待ち受けていたのは大波乱の結末だった。ドーピング問題の渦中にいた15歳のカミラ・ワリエワ(ロシア・オリンピック委員会=ROC)はショートプログラム1位で迎えた17日のフリーで、これまでの練習でも見たことがないほどの大乱調で4位まで転落。大会前の圧勝するとの下馬評は大きく覆り、メダルを取る可能性すらつかめなかった。