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ACLは「罰ゲーム」? 日本勢が勝てない理由

ACLでJリーグ勢の苦戦が続いている。最後に優勝したのはG大阪の2008年。一方で、鹿島がクラブW杯であのレアルと好勝負を演じており、Jクラブに地力がないわけではない。ではなぜ、ACLでJリーグ勢は勝てないのか? その理由を考える。

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コメント(7)

  • 7
    西岡明彦

    株式会社フットメディア代表取締役/スポーツコメンテイター 2017/02/17 09:18

    クラブがACLよりJリーグを優先しなければならない理由として、激戦必至のJリーグの存在があります。リーグの実力差が拮抗しているため、もしACLを最優先に準備した場合、一歩間違えたら、リーグの残留争いに巻き込まれてしまう危険性があるわけです。
    欧州ではクラブ間の経済格差があり、チャンピオンズリーグに参加するようなクラブは充分な戦力を維持しながら週2試合ペースでシーズンを過ごすことが可能になっています。試合に出場したいという選手の欲求も満たされるわけです。
    またアウェーの移動負担も欧州に比べると異なります。欧州強豪クラブは、試合当日にチャーター機で地元に帰り、翌日の午後には普段通りの練習が可能になりますが、ACLの遠征でチャーター便を手配するのは難しいのが現状です。

    ただ、JリーグがACL参加チームに並々ならぬ期待をしているのも肌で感じます。そのサポートを手厚くすることで、ACLでも結果を残してくれることを期待しています。

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  • 4
    藤坂ガルシア千鶴

    ライター/コラムニスト 2017/02/18 10:09

    選手層もそうですが、他国のチームとの対戦には試合以外の様々な要素も関係してきます。移動や時差による疲れをいかに克服してコンディションを維持するか、クラブのスタッフにも知識と慣れが必要ですね。そして先日南米で実際に起きたケースのように、飛行機が遅れて荷物が間に合わず、サイズの合わないユニフォームとスパイクを直前に借りることになり、さらに遅刻のためウォームアップをさせてもらえなくてもめげることなく、会場が海抜2850mにあることも忘れて試合に挑んで勝つという、図々しいほどのメンタリティを養っていくことも大切だと思います。世界規模で見た場合、やはり「アジアチャンピオン」という肩書きは重みがあるので、日本でもACLで勝ち進めるクラブが増えることを願います。

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  • 4
    岡部恭英

    TEAMマーケティング (UEFAチャンピオンズリーグ) Head of Asia Sales 2017/02/19 17:08

    記事のようなこともあるとは思いますが、厳しい見方をすると、ハリル監督の言うように「実力不足」の面が否めないと思います。

    世界のサッカー業界急成長と日本経済停滞のダブルパンチを食らった影響で、Jには試合を決められるど真ん中(ストライカー、ゴールキーパー、センターバック)に世界レベルの助っ人がいないのもキツイですね。ご存知の通り、中国には大挙してきています。

    後は、ACLには、いわゆる「日本的な上手さ」以外の「フィジカルやメンタルの強さ」を全面的に押し出してくるKリーグ(経済的にはJよりキツイ立場にいますが)などもいるため、Jを越えた国際大会のサッカー及び戦い方に慣れる必要があると思います。

    サッカーだけでなく日本社会全般に言えますが、「慣れ」の問題もあるので、もっと多くの選手やクラブが、若い(もっと言うと、幼い)頃から豊富な国際経験を積めるようなプラットフォーム作りをして行きたいですね!

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