2016年シーズンまでベイスターズの球団社長を5年間務めた池田氏だが、春の沖縄・宜野湾、秋の鹿児島・奄美大島でのキャンプを視察すると、必ず選手食堂であったのが「納豆やオクラなどのネバネバ系」を使った品だったという。

「スポーツ選手は、みんな大好きですよね。残暑が厳しい今の時期はネバネバが効く。暑さを乗り切る源になるし、元気になりますよね」

 そんな池田氏が、スタミナをつけようと思い立ち、自宅でつくったのが「ネバネバ丼」。社会人としてのスタートを切った住友商事時代、かつて本社があった東京・竹橋の寿司店にランチで行ったときに「初めて出会った」とか。「納豆や寿司のネタの切り落としが入っていて、すごくおいしかった」と懐かしそうに振り返る。

 そんな「ネバネバ丼」を自宅で再現しようと思い立ったきっかけの一つが、最近日本テレビ系のテレビ番組「秘密のケンミンSHOW」で取り上げられていた福井・若狭町にある「ドライブインよしだ」の名物「イカ丼」。イカや大葉、山芋を特製醤油であえたオリジナル丼で、観光名所の水月湖を眺められるロケーションも相まって、それを目当てに多くの人でにぎわっているのだという。

「私は、子供がイカをあまり食べないので、マグロでいきました。マグロとメカブ、納豆、大葉、オクラに少しのショウガと出汁醤油を入れて混ぜる。これをアツアツのご飯の上にドサッと盛って、そこにウズラの卵か卵の黄身を落として、刻み海苔を振って・・・。絶対、美味しいですよね。とろろを入れてもいいと思います。とろろは北海道の帯広産の長いもを使うと美味しいのでオススメです」

 この日、池田氏はロックバンド、安全地帯のライブアルバム『安全地帯 IN 甲子園「さよならゲーム」』のLP盤を購入したことを明かし、名曲「夏の終わりのハーモニー」の安全地帯バージョン(原曲は井上陽水とのデュエット)を番組内で流し、暑かった夏を回想した。

「夏の終わりに、この曲を聴きながらネバネバ丼を食べる。これが最高です」と池田氏。酷暑に見舞われた夏を、ネバネバ食材の“ハーモニー”で乗り切る。




【ドライブインよしだ】
■住所
〒919-1461 福井県三方上中郡若狭町海山70-3

■TEL
0770-47-1438

■アクセス
舞鶴若狭自動車道 若狭三方ICから約12km




取材協力:文化放送

**********************
文化放送「池田純 スポーツコロシアム!」
月曜後6・45〜7・00、Podcastで拡大版配信中
パーソナリティ:池田純
**********************
池田純著『横浜ストロングスタイル』好評発売中
~ベイスターズを改革した僕が、
 その後スポーツ界で経験した2年半のすべて~
<本体1,400円+税/文藝春秋>
**********************

ドライブインよしだ 公式サイト(福井県「若狭湾観光連盟」)

VICTORY スポーツ選手が喜ぶアスリート飯 第5回 ダルビッシュが愛する『河本食品の梅干し』

食べること、それはスポーツ選手にとってトレーニングと同じくらい大切なこと。食事は栄養を補給するだけでなく、楽しみの一つでもあり、緊張をほぐす役割も持つ―。

victorysportsnews

VICTORY スポーツ選手が喜ぶアスリート飯 第4回『サムギョプサル』

食べること、それはスポーツ選手にとってトレーニングと同じくらい大切なこと。食事は栄養を補給するだけでなく、楽しみの一つでもあり、緊張をほぐす役割も持つ-。

victorysportsnews
写真はイメージ (C)photolibrary

VictorySportsNews編集部