「ラグビー選手になりたかった」自信と優越感
―中学校はどうやって進学しましたか。
大岩:中学校はそのまま近くの学校に行きました。そこはサッカー部も野球部もない学校だったので、一つ上の仲が良かった先輩からラグビー部に勧誘されました。ラグビーについてまったく知らなかったのですが、「サッカーみたいなものだから」と言われて、近くの公園で、ラグビーに似たサッカーをしました。それが面白かったので、ラグビー部に入りました。
―空手の方はいかがですか。
大岩:中学1年生までやっていました。
―辞めたきっかけはありましたか。
大岩:ラグビー部に入ってから、空手に行けなくなったので、「空手はもういいや」と思い、辞めました。ラグビーの方が面白くなりましたね。
―中学2,3年生はラグビーにのめり込みましたか。
大岩:これもすぐ辞めてしまったのですが、中学1年生からレスリングを始めました。この前YouTubeチャンネルに出ていた友達が、とてもプロレスが好きで、たまたまプロレスショップに行ったら、レスリングをやっていたので、「やらないか」と言われて、友達も始めたので、僕も始めました。
―どれくらいやりましたか。
大岩:半年くらいですね。
―それは中学2年生くらいですか。
大岩:小学6年生か中学1年生の時です。
―中学2,3年生はラグビーメインの生活ですか。
大岩:そうですね。続いた理由は、身体が強かったので、愛知県選抜に推薦で選ばれて、それが嬉しくて、自信になり、ラグビーが面白くなりました。
―その時にはラグビー選手になりたいと思っていましたか。
大岩:そうですね。愛知県代表として全国大会に行って、花園で試合もして、学校でも表彰されたので、その優越感に浸って、ラグビー選手になろうと思いました。
―そこまで楽しいと思いながら続いたものは初めてではないですか。
大岩:今まで、中途半端で認められずに、センスがないと思っていました。でも、ラグビーはしっかりやっていたら結果として認められて、認められると自信になって、好きになっていきましたね。
「格闘技に繋がる」いろいろな競技をやってきた結果
―自信を手に入れた時、変わったことはありましたか。
大岩:逆に、その自信のせいで調子に乗っていました。
―その自信のおかげでラグビーに熱中していきましたよね。
大岩:そうですね。私生活の部分ではそんなに変わらなかったかもしれません。でも小学生が一番の悪でしたね。中学生になった時には、兄が、喧嘩が好きな人になっていたので、兄のことを反面教師にしていました。
―お兄さんと仲良いですか。
大岩:今は仲良いです。兄のおかげで今があるなと思いますね。
―何かエピソードはありますか。
大岩:兄が悪だったので、中学入っても、兄の弟だと、先生から目をつけられていました。でも、兄のようにはなりたくないと思っていたので、中卒だった兄の姿を見て、高校に行こうと思い、頑張ることができました。
―他に苦労されたことはありましたか。
大岩:兄の弟だという目で見られていたことで、良い面もありました。例えば、指定のカバンではなく、違うカバンで登校していましたが、それが許されましたね。
―中学生の自分にどんなアドバイスを送りますか。
大岩:中学から高校に上がる時の選択が、格闘技に繋がっているので、良かったなと思います。中学生の時の自分は、いろいろな競技をやって、いろいろな経験をさせてもらって本当に良かったです。
―どの部分が良かったですか。
大岩:格闘技をずっと貫くこともすごいと思いますが、いろいろなことを経験することによって、柔軟性が出ます。闘い方も変則的になりますね。
―今の競技に繋がっているのですね。
大岩:確実に繋がっています。
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大学在学中にキックボクシングを始め、現在はスーパーフェザー級でK-1やKrushを舞台に戦う大岩龍矢選手。戦績は26戦 18勝(6KO) 8敗 0分と大きく勝ち越しているが、直近では、昨年11月に自身初めての2連敗を喫した。vol.4では小学生時代、空手を始めたきっかけについて語ってくれた。
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