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オリンピック
高梨沙羅はどうすれば勝てるのか? 理学療法士が身体動作から探る強さと“問題点”
今大会は立地的な部分もあって風が強く吹いており、ジャンプ台付近の風も非常に強い。向かい風で全員距離を伸ばすような戦いだとルンビ選手が体格面・ノルウェーの傾向として有利かなというところだけれど、まったく逆の展開もあり得る。男子ノーマルヒルでは何度も中断され、何度も待たされ、非常に集中を保つのが難しい試合だった。どんな状況でも対応できる技術、五輪の決勝でもそれを繰り出せる精神力、難しい戦いになればなるほど高梨選手は有利ではないか。これだけ実績ある選手にしては国内での下馬評が低いように感じており、残念。もっと信頼・期待していいのではないか。 -
テニス
S&Cコーチ、全米で広がるその仕事内容とは? USTAコーチ・大地智に訊く(後編)
日本では、それを知らない人が多い事が、恥ずかしい。アメリカでは、高校にも、アスレチック・トレーナーとS&Cコーチが必ずいる。日本のスポーツは、まず、そこから始めよう。3 Comments
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テニス
テニスがフィジカル重視になった理由とは? USTAコーチ・大地智に訊く(前編)
テニスに限らず幼少期は様々なスポーツを行なって、効率的な体の動き、競技の向き不向きが、好き嫌いを見極めることが大事だと思う。面白かったのは、テニスが上手くなるためにはテニスの練習をするのが一番良いが、そうするとバランスが必ずしも保たれない状態になってしまうと言う点。1ポイント奪うためには瞬発系の動きが重要だが、長時間戦い抜くためには持久力も必要というアンビバレンツなマネジメントが求められる。競技レベルが上がると選手の能力を多面的に上げていく必要があるので指導者はジェネラリストとスペシャリストのグループワークで対応していくのが望ましいのかもしれない。4 Comments
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野球
松井秀喜との比較でわかる、清宮の凄み。理学療法士が分析するトップアスリート
まだ何の実績もない新人ゆえ、日本にありがちなアイドル扱いせずに、気長に成長を見守りたいですね〜1 Comment
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テニス
錦織圭はなぜ負傷しやすいのか? フィジカルの専門家はこう観る
全豪も欠場とのニュースが本日、流れていまして、心配ですが、近年は、テニス選手がピークに近いパフォーマンスを発揮し続ける期間も長くなっているようですから(昨年1月時点で、世界ランク上位100人の平均年齢は28歳で、30歳以上が39人だそう、http://datatennis.net/archives/3944/)、28歳の錦織圭にとっては、1年くらい時間がかかってでも、トップレベルで戦えるコンディションに戻れば、まだまだチャンスがあると考えたいですね。2 Comments
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野球
清宮幸太郎は、中卒でプロ入りすべきだった? 小俣よしのぶ
運動会の「かけっこ」で何番目だったと一喜一憂しますが、身長の差は大きいですからね。 私が子供の指導で気を付けていることは、身体操作能力を細かく見ることと、その子に合ったレベルの「ハードル」を用意することです。 「ハードル」の高さが適切であれば子供は楽しく、熱中し、チャレンジ精神にも火がついて自ら成長していくものだと思っています。低ければ飽きるし能力も落ちる。逆に子供が楽しく熱中していれば、ハードルの高さが適切であり成長している、と言えるかもしれません。5 Comments
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野球
追い込みすぎたら、大谷翔平は育たなかった。東ドイツ式・適性選抜を学ぶ
指導者、保護者にとって必読の内容。スペインサッカーでも長きに渡りバスクから高さ、強さといったフィジカル要素が求められるGK、CB、CFといったポジションに優れた選手が輩出されてきていますが、個人的にはバスク州に「12歳までは特定のスポーツに専念してはいけない=サッカー(スポーツ)クラブは12歳までチームを設けてはいけない」というルールが存在し、他州と比較した時に小学年代の子どもたちが複数のスポーツに興じる、余暇の時間を持っているからという仮説を持っています。12 Comments
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オールスポーツ
杉本龍勇が語る、走りに必要な体幹。腹筋だけでは背中が丸くなる
姿勢の悪い人には、体幹(コア)トレーニングの前に、コアコンディショニングが必要です。 更に姿勢の悪さは視覚能力に問題のある場合もあるので、ビジョントレーニングからアプローチしなければならない場合があります。よくあるモグラたたき的な動作や、眼をあちこち動かす眼球運動など、静止や机上のトレーニングをやっていてもダメです。コアとビジョンの本質を知れば、身体は改善されます。 「自分の身体に対する空間認知」という言葉を出されているので、杉本先生はご存じで、さすがだと思いました。6 Comments
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野球
鈴木尚広が語る、走塁の極意。「突き抜けないと評価されないんです」
プロ野球というトップアスリートが揃う世界で、「足」を武器に素晴らしいキャリアを過ごした鈴木尚広さん。その武器をどのように磨き、活かしたのか、たっぷりと語ってもらいました。 個人的には、尚広さんには、ぜひ巨人の走塁コーチになってもらって、巨人の選手たちの走塁に関する考え方を根本から変えてほしいと期待してます。2 Comments
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陸上
杉本龍勇が語る「桐生の9秒台」。地面についてから蹴る、では遅い。
面白いなあ! 「走る」というシンプルな動作のパフォーマンスとタイムを上げていく作業のダイナミズムが伝わってくるようですし、他のスポーツにも応用できる考え方だとも思います。3 Comments
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野球
広島・田中広輔、向上のカギは「仙腸関節」にあった。身体の専門家が観るトッププレーヤー(1)
面白い。今日からのテレビ観戦の楽しみがひとつ増えた。テレビ画面から仙腸関節の動きはわからないかもしれないけど、トップの位置を中心に諸々の動きに注目して見てみたい。1 Comment
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水泳
塩浦慎理(イトマン東進)が語る、水泳選手のフィジカル。
そのくらい、わたしも食べられますよ。って、まもなく50歳で、デスクワークが主業務の人間がそんな食べてはダメ!腹6分目を肝に銘じています。6 Comments
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サッカー
メッシの“ホルモン異常”を発見した、緻密なデータ管理。知られざる南米のフィジカル
正直、アルゼンチンのクラブが育成年代へのアプローチにおいて、ここまでデータを活用しているとは思っていなかった。日本のクラブが学ぶべき点はとても多いと感じる。9 Comments
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野球
高校野球を蝕む過激な「食トレ」は、なぜなくならないのか?
なるほど、勉強になりました。拝読してひとつ思ったのは、最初から、効率よく最適解に到達するのは難しく、やりすぎ、やらなすぎ、を経て、バランスのよいところに収まる、ということではないかと思います。25 Comments
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オールスポーツ
早熟の子を「神童」と呼ぶ愚行、いつまで続くのか? 小俣よしのぶ(後編)
清宮くんは「神童」ではなく「早熟」であるという科学的な考察。この指摘は鋭い。18 Comments
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オールスポーツ
日本は、いつまで“メッシの卵”を見落とし続けるのか? 小俣よしのぶ(前編)
子供の能力を目的をもって伸ばす(タレント性を作り出すこと)と、既にあるものを発掘することの違いを感じました。 後者に関して言えば、昨年、FCバルセロナU-12のセルジ監督が「能力も大事だけれど、最終的には『運』である」と言ってたのがとても印象的でした。「(子供たちに向かって)君たちがいくら高いサッカーの能力を持っていたところで、見つけられなければ埋もれたままだ。それは『運』以外の他ならない」とバルサの監督が言うことで、より説得力を感じたものです。 つまり、その「運」の確立をより高めるためには、スカウティングの能力向上と配置拡大が必須かと。10 Comments
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サッカー
日本人は、なぜウェイトトレーニングを毛嫌いするのか?
某メジャーリーガーにお話を聞いたときに、こんなことを言っていました。 「昔のように、単に“ひたすら走れ”って言うのは実はすごくラクなんです。むしろ、筋トレで身体を作る方がずっと大変なんです。効率的なプログラムを作成し、食べ物から睡眠から、一日中、トレーニングをしなければならないから。だから、単に走るだけの方がずっと簡単なんです」 ここにも、筋トレに対する誤解があるように感じました。20 Comments
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サッカー
インナーマッスル信仰を捨てよ。日本人が身につけるべき筋トレ知識(前編)
この議論はいつまでも続いています。 その理由が抽象的な言葉が使われた状態での議論にあると感じています。 アウター・インナー、体幹、ウェートトレーニング、筋トレ、どれも抽象的なレベルでの表現なので、読み手の知識や経験、目的や場面によって解釈が異なってしまいます。 本当に必要なことを決定するためには、その場面で求められる具体的な条件を必ず考慮しなければならず、エディJAPANも日本代表の状況を分析した上でそうしたのだと思います。 一概にアウター・インナーなど何がいいかを偏重的に決めるべきではないと思います。 そもそも前提条件の分析が出来ていないのがこの問題の本質ではないでしょうか。21 Comments
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サッカー
サッカー“しか”やらない子は、どうなるのか? 小俣よしのぶ(後編)
前編にあった「日本の文化」ですが、日本には武道があって、まず型を師匠から習って極めることを美とし、それがそのままスポーツにきている。また色々やるのではなく一つを極めるのが良いと。 本来なら遊びが原点のはずのスポーツが、型を覚える稽古事になっている。 しかし、みんながスポーツについて真剣に考え、日本人が得意な“和洋折衷力”を駆使すれば、日本独自の「スポーツ文化」が形作られる方向へ進んでいくでしょうね。26 Comments
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サッカー
なぜ日本スポーツでは間違ったフィジカル知識が蔓延するのか? 小俣よしのぶ(前編)
「スキャモンの発育曲線」が腑に落ちず、徹底して調べたことがありました。記事を読んで更にスッキリ!他の内容も納得!同感!とうなづきながら読み進みました。 やはり子供のうちにどんな環境でどんな動き(遊びや身の回りのこと)を、どれだけ多く経験するかが大事なんだと再確認することができました。続編が楽しみです!9 Comments
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野球
野球のトレーニングに「走り込み」は必要なのか? vol.4
これは勉強になった。 走り込みは「プラセボ効果」の役割を担っている、というのは実は日本の教育現場の多くに当てはまる指摘。 「これだけやった」は自己満足。 が、その事故満足感も大事な時もあり一概に否定は出来ないが、科学的でもない。 面白かった!1 Comment
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野球
野球のトレーニングに「走り込み」は必要なのか? vol.3
Vol.1から3まで「走り込み」の定義は何だろうと読んでいたら、けっきょく…こういう着地になりますよね。(笑) 私の現役中、短距離ダッシュも中・長距離もLSDやってました。何の為の練習か考え、効果を感じながらする。そして取捨選択。 みんなやってますよね。1 Comment
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野球
野球のトレーニングに「走り込み」は必要なのか? vol.2
走り込み、が必要か必要じゃないかではなく、技術や能力強化のために必要なトレーニングが何か?と考えるコーチ陣に日本のプロスポーツがならなくては。7 Comments
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野球
野球のトレーニングに「走り込み」は必要なのか? vol.1
昔から繰り返されてきた議論ですね。むかしと違うのは、答えが、より高いレベルの科学的根拠に基づいていることでしょう。それにつけても、今更ながら、解明したいのは、なぜ、わたしのストレートは、130kmに届かなかったのか。1500m走は4:30秒台、速い方でした。100m走も、プロ入りしてから、30m、10mダッシュを繰り返した結果、12秒台前半に。引退後に始めたゴルフは、ビュッと振ったらHS55超だった。遅筋、速筋ともに、プロのなかで、下位だが、最低ではなかったと思う。しかし、ストレートのスピードは間違いなく、当時、最下位だった。向いてなかったのかなあ。19 Comments
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