#ワールドカップ
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ラグビーW杯
エディーに学んだ「ゲームに出られないメンバー」が果たすべき役割
明治大学ラグビー部田中澄憲監督。一昨季は丹羽政彦前監督のもとでヘッドコーチを務め、選手間のコミュニケーション力、判断力、勤勉さを醸成。19季ぶりの決勝進出を果たす。さらに指揮官となった昨年度は、22季ぶり13回目の大学日本一に輝いた。本編では彼が出会ってきた世界的な選手や指導者から学んだ内容について掘り下げていく。 (インタビュー・構成=向風見也、撮影=長尾亜紀)
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ラグビーW杯
明治を23年ぶりの日本一に導いた指揮官は、いかにチームを変えたか
明治大学ラグビー部の田中澄憲監督は、要点を抑えて結果にコミットする。一昨季は丹羽政彦前監督のもとでヘッドコーチを務め、選手間のコミュニケーション力、判断力、勤勉さを醸成。19季ぶりの決勝進出を果たす。さらに指揮官となった昨年度は、22季ぶり13回目の大学日本一に輝いた。複数リーダー制の採用などで選手の主体性も引き出した田中監督は、母校の主将を務めた後にサントリーへ入社している。ここでは現役選手、採用担当、チームディレクターとして、ワールドカップを経験した世界的なプレーヤーやコーチとも接してきた。名手のエッセンスに触れ、国内有数の人気チームをけん引する田中監督。この秋、日本で開かれるワールドカップへの思いを語りながら、大所帯をマネジメントするなかでの気付きも伝えてくれた。(インタビュー・構成=向風見也、撮影=長尾亜紀)
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ラグビーW杯
一度は引退を決意した代表への偽らざる想い「もうちょっとやりたい」
2004年に来日の「ルーク・トンプソン」は、2010年には帰化してトンプソン ルークとなり、38歳となった2019年もこの国きってのファイターとして活躍中だ。身長196cm、体重110kgの身体をかがめ、これでもか、これでもかとタックルを繰り出す。傷だらけの顔で笑う。今回は代表への想いを語る。(インタビュー・構成=向風見也、撮影=浦正弘)
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ラグビーW杯
日本の魂を持つ英雄「トンプソンルーク」3度出場のW杯を振り返る
2004年に来日の「ルーク・トンプソン」は、2010年には帰化してトンプソン ルークとなり、38歳となった2019年もこの国きってのファイターとして活躍中だ。身長196cm、体重110kgの身体をかがめ、これでもか、これでもかとタックルを繰り出す。傷だらけの顔で笑う。「それ、私の仕事ね」日本代表としては64キャップ(代表戦出場数)を獲得し、4年に1度のワールドカップには3大会連続出場中だ。記憶に新しいのは2015年のイングランド大会。日本代表は優勝2回の南アフリカ代表などから3勝を挙げ、専門誌『ラグビーマガジン』では読者の選ぶ大会MVPに輝いた。骨惜しみなく戦う姿勢は、愛好家の心を揺さぶった。その後は代表引退を表明も、2017年に1試合限定の代表復帰を実現。さらにワールドカップ日本大会を間近に控えたいま、国際リーグのスーパーラグビーの日本チーム、サンウルブズでプレーする。今季のサンウルブズは、海外勢主体のチームづくりをしながら日本代表候補に出番を与えている。採用する戦術も日本代表と同種。「トモさん」ことトンプソンも、4度目のワールドカップ出場が期待されている。しかし本人が強調するのは、「まずはサンウルブズに集中」の思いだった。(インタビュー・構成=向風見也、撮影=浦正弘)
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ラグビー日本代表
どうなるワールドカップのメンバー選考。ジェイミー・ジョセフの覚悟と、選考以前の問題。
競技を問わずファンの議論を招くのは、国代表選手および国代表チームのセレクションだろう。五輪開幕前には、必ずと言っていいほど知名度のあるメダル獲得経験者の当落が話題を集める。サッカー界でも、日本代表がワールドカップに初出場した1998年以来、当該案件で多くのドラマを生んでいる。
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サッカー
川口、楢崎、川島に続く日本の正GKは誰か
サッカーの日本代表は、森保監督体制となってまもなく1年を迎える。不動のエース大迫勇也やボランチの柴崎岳らフィールドプレーヤーのレギュラーは固まりつつある中で、GKの起用はいまだに流動的だ。9月には2022年ワールドカップ(W杯)カタール大会のアジア2次予選が始まる。本大会に向けて正GKの座をつかみ取るのは誰か。
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ラグビーW杯
「この雰囲気で大丈夫かな」大野均、歴史的勝利の前夜にあった一幕
大野均は、ラグビー日本代表のジャージィを最も多く着てきた選手だ。部員数20名前後だった日大工学部のチームで楕円球に出会うと、強豪の東芝で活躍し、代表戦出場を意味するキャップを歴代最多となる98も獲得。前編では前回イングランド大会までの歩みを語っていただいた。後編ではイングランド大会、そして今回のW杯にかける想いについて語っていただく。(インタビュー・構成=向風見也、撮影=長尾亜紀)
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ラグビーW杯
「6キロ痩せて脱水症状に」代表最多出場、大野均が振返る激闘の日々
大野均は、ラグビー日本代表のジャージィを最も多く着てきた選手だ。部員数20名前後だった日大工学部のチームで楕円球に出会うと、強豪の東芝で活躍し、代表戦出場を意味するキャップを歴代最多となる98も獲得。福島の農家でつくった頑丈な身体を生かし、がむしゃらにファイトする。4年に1度のワールドカップには、3大会連続で出場中だ。日本大会の開幕を今秋に控え、貴重な思い出を明かしてくれた。(インタビュー・構成=向風見也、撮影=長尾亜紀)
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サッカー
ゆるーく明るいコパ・アメリカ運営にみる、東京五輪へのヒント
サッカーの歴史ではワールドカップ(W杯)よりも古いコパ・アメリカが、王国ブラジルで行われている。同国では、2014年のW杯、16年リオデジャネイロ五輪に続く国際大会の開催となったが、大会運営などには「ブラジルらしさ」がちらほら。1年後に迫った東京五輪へ参考となる課題や事例はあったのか-。今大会の裏側にスポットを当てた視点で見ていきたい。
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ラグビーワールドカップ
試行錯誤の末に見えたスタイルと自信 「強い相手でも崩せる!」
田村優が主に背負っている10番は攻撃を組み立てる司令塔、スタンドオフのポジション番号だ。同じフットボールであるサッカーの背番号10といえば、チームの核となるファンタジスタがつけるエースナンバー。ラグビーとは意味合いが違うものの、その田村がトライチャンスをつくり出す「チームの核」であり「ファンタジスタ」である点では共通しているともいえるだろう。そんな田村がラグビーを始めたのは高校からで、実は中学まではサッカーに熱中していた。転向にはある理由があった。(インタビュー・構成=齋藤龍太郎、撮影=長尾亜紀、取材協力=キヤノンイーグルス)
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東京2020オリンピック・パラリンピック
「電動車椅子サッカーこそ、パラリンピック種目に」 映画『蹴る』中村和彦監督が語る理由
電動車椅子サッカーの日本代表を目指す選手たちに6年間に渡って、密着したのがドキュメンタリー映画『蹴る』(東京・中野ポレポレ東中野で公開中)だ。監督はサッカーの日本代表のオフィシャルドキュメンタリーDVD 『日本代表激闘録』シリーズや障害者サッカードキュメンタリーを制作してきた中村和彦氏。電動車椅子サッカーは、重い障害を持つ4名の選手が電動車椅子を操り、対戦チームとのゴール数を競う。2011年7月から制作をスタートさせた中村監督が、映画に込めた思いを語った。
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東京2020オリンピック・パラリンピック
永岡真理「電動車椅子サッカーに出会っていなければ、こんなに元気じゃなかった」
電動車椅子サッカー・日本代表入りを目指している永岡真理選手。生まれながらにして難病「SMA(脊髄性筋萎縮症)」を患い、4歳から車椅子生活に。今はパチンコチェーンを運営する「マルハン」の社員として在宅勤務を続けながら、パラリンピックの正式種目入りを目指して、電動車椅子サッカーの普及に力を注いでいる。ドキュメンタリー映画『蹴る』(監督・中村和彦)でヒロインを担った永岡選手の夢とは?
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オールスポーツ
“忖度”では世界と戦える組織は生まれない 日本のスポーツ界は人材を活性化せよ!
3月末、団体球技リーグの組織で構成された、一般社団法人日本トップリーグ連携機構の総会が開催。その席で会長の川淵三郎氏がスポーツ界の人材不足を指摘した。「過去の経験者だけを集めればいいというわけではない。ビジネスなどいろんな知識を学んだ優秀な人材を集めなければいけない」。ラグビーワールドカップやオリンピック・パラリンピックなど世界的なビッグイベントが続く日本のスポーツ界。この盛り上がりを未来へつなげていくにはどのような人材が必要なのだろうか? 横浜DeNAベイスターズ初代球団社長でスポーツビジネス改革実践家の池田純氏が自らの持論を語った。
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バスケ
サッカーではなく、バスケの“ワールドカップ”が今年の8月から開催! Bリーグが果たした代表強化の役割
2019年2月25日、アジア地区予選の最終試合をアウェーのカタールで戦った男子バスケ日本代表は、96‐48の大勝で自国開催以来となるワールドカップの出場権を獲得した。自国開催とは、2006年にさいたまスーパーアリーナをメイン会場として行われた「第15回世界選手権」のこと。予選を勝ち上がっての出場となると、1998年のギリシャ(アテネ)大会以来21年ぶりとなる。
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サッカー
平成最大のイベントが日本列島にもたらしたもの ~2002年FIFAワールドカップが架けたブリッジ
2022年のワールドカップ開催国は中東の国カタールだ。例外的に冬期に開催される大会になる。その4年後の2026年大会はアメリカ、カナダ、メキシコ、史上初の3か国共同開催、そして出場国数も現在の32から48に拡大することが決まった。賛否はあったが、拡大の結果、当事者となる国が増え、メディア露出も参加の機会も増えることになる。FIFAは自らの使命を、サッカーを世界の隅々まで浸透させることとし、ワールドカップからの資源を適切に配分することにより実現するとしている。2002年の日韓ワールドカップも、ある意味でFIFAの戦略に沿って開催された大会だとみることも出来るだろう。
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バスケットボール
13年ぶりのワールドカップ出場決定!日本のバスケ界にはNBAも認める1万人のアリーナが必要
2月25日、アジア地区2次予選でカタールを破り、8月に中国で行われるFIBAバスケットボールワールドカップ本戦への出場を決めたバスケットボール日本代表。13年ぶりの出場となるが、前回は自国開催での出場。自力での出場となると実に21年ぶりとなる快挙だ。Bリーグがスタートして3年目。ここから東京オリンピックまでの2年間で日本でバスケットボールの人気がどこまで盛り上がるか? 横浜DeNAベイスターズ初代球団社長であり、スポーツビジネス改革実践家の池田純氏もその動きに注目している。
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サッカー
平成最高の視聴率を叩き出した裏側の攻防 ~2002FIFAワールドカップ開催へのタイトロープ
国際サッカー連盟(FIFA)は昨年ロシアで行われたワールドカップに関し、全世界の視聴者が35億7000万人を超えたとして調査結果を公開した。この数字は、現在の地球上の人口の51.3%にあたり(4歳以上)、その大半はテレビのライブ中継を見た人々である。途上国におけるテレビや携帯端末の普及が進んだおかげで、FIFAワールドカップはオリンピックと並ぶグローバルコンテンツとなった。むろん放送権契約料もすさまじく、トータルで約30億ドル(US$1=¥110で3300億円)という巨額に達したという。
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サッカー
2002FIFAワールドカップ共催へのワインディングロード ~平成最大のビックイベントの裏側
高校生の時に一番興奮したあのビッグイベントの裏側を知れたのが嬉しい。 曖昧だが、確か再現ドラマで同じような番組を思い出した。あの番組をもう一度見たくなった。 また、政治力が大会招致を左右するということは、女子W杯招致活動の裏でも、大きな政治力の戦いが起きているのかと想像すると、それもまた興味深い。
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