#久下真以子
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東京2020オリンピック・パラリンピック
伊藤力、見つめる先は「今の自分」新種目パラテコンドーで初代王者に
東京パラリンピックから正式種目になった競技の一つ、パラテコンドー。2分間・3ラウンドという時間で相手と対峙し点数を競い、次々に繰り広げられる蹴りはダイナミック。試合会場にいると、選手たちの息遣いがこだまする。このうち2020年初代王者として期待されているのが、国内トップの伊藤力選手(33歳)。北海道で会社員だった29歳の時に勤務中の事故で右腕をなくし、30歳でパラテコンドーを始める。その後、練習環境を求めて妻と娘と共に東京に移住してきた。ことし2月の全日本選手権で2連覇。さらなる高みを目指す伊藤選手に、これまでの人生の軌跡や競技に対する価値観、2020年への思いをインタビューした。(取材・構成=久下真以子)
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東京2020オリンピック・パラリンピック
山本恵理、追い求める「質の自己ベスト」東京2020出場で「恩返しを」
ベンチに仰向けになり、バーベルを握る。胸まで下ろし、再び肘が伸びるまで持ち上げる。東京パラリンピックの競技の一つ、パワーリフティングは、重さだけでなく、動きの正確さも判定基準。それはまさに、「3秒間のロマン」だ。この競技で2020年の出場を目指しているのが、山本恵理選手(35歳)。生まれつき二分脊椎症という下肢障害があり、パラスポーツを身近に感じてきた山本選手は、通訳やメンタルトレーナーとして、これまでパラリンピックに携わってきた。現在は日本財団パラリンピックサポートセンターの職員として普及に奔走するかたわら、競技歴3年のパワーリフティングで今、初めて「選手としてのパラリンピック出場」に挑んでいる。なぜ挑戦するのか? その理由や、競技において大切にしていること、障がい者が生きる社会について山本選手の思いをインタビューした。(取材・構成=久下真以子)
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パラリンピック
廣瀬悠・順子夫妻の「愛のカタチ」 二人三脚で目指すパラリンピック柔道「夫婦揃って金メダル」
12月に都内で行われた、日本一を決める「全日本視覚障害者柔道大会」。あらかじめ相手選手と組んだ状態から試合が始まるためダイナミックな技が繰り広げられやすく、会場には多くの観客やマスコミが詰め掛けた。その中で、仲むつまじい二人の姿が目に焼き付いた。 廣瀬悠選手(39歳)・順子選手(28歳)夫妻。リオデジャネイロパラリンピックでは共に出場し、順子選手は銅メダルを獲得。2020年東京パラリンピックでは夫婦そろっての金メダルを目指している。弱視という障害を持った二人の出会いと軌跡、柔道への考え方、夫婦円満の秘訣についてインタビューした。(取材・構成=久下真以子(フリーアナウンサー))
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パラリンピック
池透暢、車いすラグビー日本代表キャプテンが歩んだ「挑戦の人生」の軌跡。金メダルは「74%」
車いす同士が激しくぶつかり合う。その激しさから「マーダーボール(=殺人球技)」とも呼ばれる、ウィルチェアーラグビー(車いすラグビー)。日本代表は2018年8月の世界選手権で世界ランキング1位のオーストラリアを破って金メダルを獲得し、東京2020パラリンピックに向けて最も注目を浴びる競技の一つとなっている。 そのチームの中心にいるのが、38歳の池透暢選手。競技歴6年ながら、キャプテンとしてチームメイトからも厚い信頼を得る池選手が、いまアメリカリーグに挑戦しさらなる高みを目指している。これまでの軌跡と、思い描くリーダー像、チームのこれからについてインタビューした。(取材・構成=久下真以子)
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パラリンピック
「日本一、パラを語れる女子アナ」久下真以子さん 人生を変えられたアスリートとの出会いを語る
「日本一、パラを語れるアナウンサー」を目標に掲げ、精力的にパラスポーツの取材を続けている、フリーアナウンサーの久下真以子さん(セント・フォース所属)。1月から放送が開始する『PARA SPORTS NEWS アスリートプライド』(BSスカパー!)のキャスター・リポーターに抜擢されるなど、その活躍の場を広げています。なぜ彼女はパラスポーツに魅了されたのでしょうか? そこには彼女の人生を変えた恩人ともいえるアスリートとの出会いがありました――。(文=野口学)