#経済効果
-
相撲
大相撲夏場所総括~激化する若い部屋持ち親方たちの戦い
大相撲夏場所後に誕生した新十両力士に、新たな潮流が浮かび上がっていた。欧勝馬(鳴戸部屋)と豪ノ山(武隈部屋)はともにそれぞれの部屋で初の関取となった。角界で「資格者」と呼ばれるように、十両に上がってやっと力士として〝一人前〟と見られるようになる。それだけに本人にとっては格段の喜びであると同時に、部屋にとっても実入りが増えるなど単なる一力士の昇進以上の価値がある。師匠同士の競い合いという点からも意義深い昇進劇だった。
-
プロ野球
球春到来も静かな沖縄キャンプ。ホテルに缶詰の野球選手と、選手の来ない夜の街
年末年始の帰省ラッシュや旅行者の増加などの影響もあり1月初めに起きた新型コロナウイルス感染症の感染拡大のため、1月9日から「まん延防止等重点措置」が適用されていた沖縄県。2月20日の期限をもって解除され一時期の感染状況からすると落ち着きは見せてきているも、以前であれば観光産業などで盛り上がっていた国際通りをはじめ、夜の街の賑わいは無いに等しい状況が続いた。
-
野球
無観客で“強行”された2021年のプロ野球キャンプ。コロナ禍のもとでも12球団が沖縄・宮崎に集まる理由
この春もプロ野球のキャンプが行われ、スポーツ界の大きな話題としてテレビや新聞、WEBニュースなどで日々取り上げられた。一方で、新型コロナウイルスの感染拡大で10都府県に緊急事態宣言が出された中でのキャンプは、無観客での実施となるなど例年とは異なる趣となった。
-
相撲
トランプ大統領騒動記、実は柔軟だった相撲協会
大相撲夏場所は25歳の朝乃山の初優勝で話題を呼んだが、同様に世間の関心を集めたのが、トランプ米大統領による5月26日の千秋楽観戦だった。表彰式ではトランプ氏が土俵に上がり、じきじきに朝乃山に新設の「米国大統領杯」を手渡した。超VIPの来場で運営面に影響が生じて批判も起きたが、大局的に振り返ると一つの見方として、政府側のさまざまな要求を受け入れ、国賓を無事に歓待した日本相撲協会の懐の深さという点にも行き当たる。国難や不祥事、経済不況など何度も逆境に陥りながら国技を脈々と受け継ぐ相撲協会。とかく閉鎖的との印象もあるが、地道な改革を繰り返しながらビジネス的にも優良さを維持している。その裏には柔らかな組織論が垣間見える。
-
サッカー
平成最大のイベントが日本列島にもたらしたもの ~2002年FIFAワールドカップが架けたブリッジ
2022年のワールドカップ開催国は中東の国カタールだ。例外的に冬期に開催される大会になる。その4年後の2026年大会はアメリカ、カナダ、メキシコ、史上初の3か国共同開催、そして出場国数も現在の32から48に拡大することが決まった。賛否はあったが、拡大の結果、当事者となる国が増え、メディア露出も参加の機会も増えることになる。FIFAは自らの使命を、サッカーを世界の隅々まで浸透させることとし、ワールドカップからの資源を適切に配分することにより実現するとしている。2002年の日韓ワールドカップも、ある意味でFIFAの戦略に沿って開催された大会だとみることも出来るだろう。
-
プロ野球
キャンプ真っ盛り!2月の沖縄はプロ野球の“体験型野球リゾート”だ
2月1日にスタートしたプロ野球のキャンプ。今年は沖縄で6球団、宮崎で5球団がキャンプを実施。開幕を待てないファンが押し寄せ、大いに賑わっている。特に沖縄には、日本以外に韓国の球団やJリーグのチームも集まり、さながらキャンプの聖地と化している。横浜DeNAベイスターズ初代球団社長であり、スポーツビジネス改革実践家の池田純氏は、シーズンオフに盛り上がる沖縄の2月を「野球好きにとっては、ディズニーランドみたいなもの」だと語る。
-
ラグビー
ラグビーワールドカップが世界3大スポーツ大会は本当か!?ラグビーワールドカップの経済効果を考えてみた
今年、日本にラグビーワールドカップがやってくる。アジアで初開催という画期的な大会は、9月20日、東京で行われる日本代表対ロシア代表の一戦で幕を開け、決勝戦が開催される11月2日まで、44日間にもわたって続く。