#ドーピング
-
フィギュアスケート
「チルドレンファースト、アスリートセカンド」 ドーピング騒動で加速したフィギュア年齢制限引き上げを巡る思惑とは
フィギュアスケートで、オリンピックなどの大会に参加できる選手の年齢を現行の「15歳以上」から「17歳以上」に段階的に引き上げられることが決まった。年齢制限の改定は1996年に14歳から15歳以上に見直して以来、実に26年ぶり。女子で顕著だったトップ選手の低年齢化と選手寿命の短さへの対策として、長年議論の遡上に上っていたが、これまでは反対意見も根強かった。圧倒的多数で決まった今回の採決の背景にあるのは、2月の北京五輪で15歳だったロシアのカミラ・ワリエワに発覚したドーピング騒動。冬季五輪の花形種目の地位を守ろうとする国際スケート連盟(ISU)の危機感もあらわとなった。
-
フィギュアスケート
揺れたオリンピックのドーピング問題 天才少女ワリエワに一体なにがあったのか
天才少女を待ち受けていたのは大波乱の結末だった。ドーピング問題の渦中にいた15歳のカミラ・ワリエワ(ロシア・オリンピック委員会=ROC)はショートプログラム1位で迎えた17日のフリーで、これまでの練習でも見たことがないほどの大乱調で4位まで転落。大会前の圧勝するとの下馬評は大きく覆り、メダルを取る可能性すらつかめなかった。
-
格闘技
騒動を乗り越え3度目の防衛へ~井岡一翔が迎え撃つメキシコの刺客
WBO(世界ボクシング機構)スーパーフライ級チャンピオン、井岡一翔(志成)の3度目の防衛戦が発表された。9月1日、東京・大田区総合体育館で2位挑戦者のフランシスコ・ロドリゲスJr(メキシコ)を迎え撃つ。 ロドリゲスは34勝(24KO)4敗1分の28歳。最軽量のミニマム級の元チャンピオンから増量して階級を上げてきた点は井岡と同じである。ミニマム級時代には日本の高山勝成と激闘を演じ、これに勝って2団体の王座を統一した。すでに7年も前の話だが、現在15連勝中。むしろ今まさに脂がのってきている感がある。
-
陸上
大迫傑、オレゴン・プロジェクト閉鎖の影響と新大会設立の意図を探る
プロランナーとして活動する大迫傑の周辺が騒がしい。まずはナイキが運営する「オレゴン・プロジェクト」が閉鎖する。ヘッドコーチのアルベルト・サラザールに禁止薬物の不正売買や使用などの違反があったと米国反ドーピング機関(USADA)が認定。4年間の資格停止処分を課せられたからだ。