(C)Jユニ女子会サポーターズ

初対面の女性サポーター同士って、どんな感じ?

「応援チームが違う人たちの集まりってどんな空気なの?」とよく聞かれます。実際にこの日もトークの中で質問が飛んできました。
 
『Jリーグ女子会』の会場には北は山形、南は鳥栖、年齢層も幅広いチームのサポーターの方がいらっしゃっていました。応募フォームの時点でペア応募ができるものではなかったので、案の定皆1人参加でした。
 
気になる会場の雰囲気は、もちろん殺伐なんてしていません。
 
始まる前の会場もうろうろさせていただいたのですが、自然と同じ応援チームの人の周りに座っていくんです。そのため、会場センターの席が川崎フロンターレサポーター10人くらいで埋まっていました。右サイドは鹿島アントラーズサポーターの5人。なんでしょう。ラインが揃うとインパクトありますね(笑)え?座席の話です!
 
ユニフォームは自己紹介がわりです!とJユニ女子会のイベントの時も案内をしていますが、やはりその通りでした。名前がわからなくても、応援しているチームが同じなだけで安心感が生まれる。ドキドキしながらもユニフォームの年代と背番号から会話ができる。自然とそんな雰囲気が生まれていてサッカーの素晴らしさを感じました。
 
もちろんお1人で座られている方もいらっしゃいましたが、イベントが進んでいくと高木さんと日々野さんが会場にもマイクを向けてコメントをもらっていたので笑顔が溢れ出していました。

(C)Jユニ女子会サポーターズ

ちなみにこの日の参加者には25周年記念ロゴマークステッカーがプレゼントとして用意されていました。一般公募の中から選ばれたこのデザインは「無限マーク」をモチーフとして大きな夢に向かって歩み続けて行く様を表しているそう。25周年目の今年、どんなシーズンになるのでしょうか。

Jリーグ女子が集まる会場を彩るのは、ユニフォーム!

(C)Jユニ女子会サポーターズ

会場には2018シーズンのJ1チームのユニフォームが飾られていました。実は数チーム分届かなかったそうで、残念ながら18チーム分集まらなかったそう。もし第2回Jリーグ女子会が開催されるなら、カテゴリ問わず全チームのユニフォームを飾っていただきたい。きっと女子に負けない華やかさになるのではないでしょうか♪

会場には各チームから提供されたグッズも

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Jリーグキングのスマートフォンケース、Jリーグオンラインストアリニューアル記念マグカップなど、オンラインストアで販売されているアイテムやチームそれぞれのもの。中澤佑二選手 J1リーグ550試合出場記念Tシャツや、川崎フロンターレのリーグ優勝記念フロ(風呂)桶も。川崎サポーターの方だけでなく、その他のチームの方もフロ(風呂)桶を掲げて写真を撮っていたのが印象的でした。

(C)Jユニ女子会サポーターズ

ひときわ目を引いたのはこの京都キャップ。京都サンガF.C.のグッズらしいのですが、文字の大きさがインパクト大ですね! 女子的観戦便利グッズのトークでも帽子は欠かせないと話していましたが、最近は各チームおしゃれな帽子が発売されているので男女問わずスタジアムでかぶっている方見かけますよね!

「チャントが子守唄がわり」だった女子も!

(C)Jユニ女子会サポーターズ

さて、少し内容にも触れてみたいと思います。高木さん、日々野さんがピッチサイドレポータになった経緯や、普段のお仕事がどんな感じなのか?などなかなか普段は聞けないようなお話を聞かせていただきつつ、会場が温まるきっかけになったのが『みんながJリーグを見るようになったきっかけ』でした。
 
50人集まればおそらく50通りのアツイきっかけが出てくるのだと思います。全員に聞きたいけれど、聞いていたらそれだけで3時間くらいかかってしまいそうなくらい、会場の皆さんのきっかけに想いを込めてお話を聞かせていただきました。
 
「彼氏がサッカー部で、誘われて見に行ったらはまっちゃいました」
「たまたま見ていたテレビに出てきた選手に目を奪われた」
「両親がもともとサポーターで、お腹の中にいる頃から通っていて、ほんとに小さい頃からスタジアムにいたのでチャントが子守唄がわりでした」など。
 
まだそんな参加者の方々が、友達を観戦に誘うときは意外とイケメンをきっかけにする方が多いようでした。 
 
「SNSにサッカー観戦に行った時の写真を載せていると、楽しそうだから行ってみたい!と友達から連絡をもらうようになりました」と言う声もありました。観戦の思い出を個人のSNSに載せている方多いですが、絵で表現できるので好きの想いと楽しさが伝わりやすいですよね!

(C)Jユニ女子会サポーターズ

選手からの特別メッセージもいただきました

会の最後には、各地でのキャンプに取材に行かれた高木さん、日々野さんがインタビューをしてきた選手からのメッセージが流れました。その中で数名の選手が言っていた女性サポーターにお伝えしたいことは……
 
・黄色い声援はかなり力になる
・意外とスタンドの表情まで全部見えている
 
普段からキャーキャー言われることに慣れていそうに見える選手でも、毎試合の黄色い声援はかなり嬉しいみたいでした。ぜひ、選手を選ばず満遍なく黄色い声を飛ばしてみてくださいね!

参加された方は、どう感じたのでしょうか?

終了後、会場の方にもお話を伺ってみました。1人目はモンテディオ山形サポーターのすーちゃん(10代)。
 
「大学でもサッカーの話をするのはほぼ男性なので、いいイベント企画が来た!応募しないと!って思い応募しました笑。
 
当選メールが来た時、嬉しくてなんどもメールを見返したのですが、同時に同じサポーターさんいるかな? 1人で大丈夫かな……など不安はありました。
 
実際来てみるとやはりいませんでしたが、女性のみでサッカーの話ができ一瞬でイベント終わってしまいました……とても楽しかったです! ただ人見知りを発揮してしまい友達ができなかったのは今思うと残念です」
 
2人目は鹿島アントラーズサポーターのあきこさん(30代)。

「Jリーグはまだ男性が多いイメージがあったので、女子会が開けるほどメジャーになってきてるんだとびっくりしました。
 
1人参加だったので楽しみにしつつも不安があったのですが、共通点がサッカー好き、応援しているチームが一緒ということで、打ち解けることができ楽しかったです。
 
みなさん本当にサッカー好きな方ばかりで普段できないマニアックな話から好きな選手などミーハーな話まで色々お話しできて楽しい時間でした。同じアントラーズサポーターの方と連絡先を交換したりしました。これから一緒に、楽しめたら嬉しいです」
 
いよいよ始まる2018シーズン、さらに女性サポーターが増え、第2回Jリーグ女子会の開催に繋がることを楽しみにしています!
 
<了>

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VictorySportsNews編集部