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ブラインドサッカーには、我々が忘れかけていたサッカーの魅力に満ちている
パラリンピックの種目でもあるブラインドサッカー。その国際大会が、国内で開催された。IBSAブラインドサッカーワールドグランプリ2018。日本の他、世界各地から強豪5か国を集めて行われた大会は、障がい者スポーツとしては異例の有料で行われたが、それに値する多くの見どころがあった。2020東京パラリンピックでのメダル獲得とブラインドサッカーのアジア及び世界への普及を目的に開催された大会を、様々な角度から振り返る。(文=井上俊樹)
ライター/コラムニスト 2018/04/06 06:03
私が初めてブラインドサッカーを観たのは06年にここブエノスアイレスで世界選手権が開催された時でしたが、井上さんが書かれておられるとおり、ゴールをマークするためにまさに純粋にボールを追い、奪い合う世界に私も魅了されました。あの大会では日本代表チームがアルゼンチンまでの遠征費を寄付で募ったという話を覚えています。あれから12年の時を経て、日本で開催された大会が活気に満ちていたこと、そしてアルゼンチン大会で敗退が決まった際ピッチを叩いて悔しがっていた黒田選手が今もエースとして活躍されていることを拝読し、とても感慨深いです。
もっと読む株式会社JARTA international 代表取締役/スポーツトレーナー 2018/04/03 15:39
ブラインドサッカーは、文中にあるように非常にフィジカルコンタクトが激しい競技です。
もっと読むそれだけに外国の大きな体格に抗するフィジカル戦略の重要性は大きく、戦術を実行するためのキーポイントとして位置付けられています。
大きい相手にパワーで対抗すると必ず不利になるので、日本代表では「イナシ」と呼んでいるフィジカル戦略を用いて相手の力をモロに受けない身体操作を身につけています。
大人と中学生ぐらいの体格差がある相手に彼らがどのように挑むのか、そのあたりもぜひ注目してみてください。
TVプロデューサー 2018/04/06 12:18
ブラインドサッカーは2014世界選手権と2015アジア選手権を中継制作しましたが、放送後の反響コメントで今でも覚えているものがあります。
もっと読む「夫と子供2人の4人で見ました。子供たちがこんなに集中してテレビから目を離さなかったことはありません。放送後、目隠しでサッカーをして家の中が大変なことになっています(笑)」というものでした。
ゴールデンタイムに家族で見てくれたこと、子供たちに魅力が伝わったこと、家の中の様子が目に浮かんだこと、色んな意味でグッときたことを思い出しました。