「2年目から3年目」競技への考え方が変化したきっかけ

―ファンサポーターはどんな存在ですか。
石井:プロになりたての頃は、「自分が活躍したい」という、実技への自己の欲求から入りました。でも、活躍するとファンの方から、「元気をもらっています」と言ってもらったり、イベントで子どもたちにバスケを教えに行くと喜んでもらえたり、自分の存在やプレーで、人を元気にできるということが、ありがたいと感じるようになりました。
負けてしまったり、活躍できなかったりしても、変わらずに支えてくれるファンの方々はかけがえのない存在ですし、ファンあってのアスリートであると思っているので、本当に大切な存在だと思っています。

―最初は、自己欲求のためにやっていたのですね。
石井:そうですね。プロになりたいというところから始まって、試合に出るためには活躍しなければいけないと思い、自分のことを突き詰めていきました。それを続けていたら、いつの間にか周りを見渡すと、たくさんのファンの方々が試合を見に来てくださって、喜んでくれている景色が見えるようになりました。

―周りの景色が見えるようになったのはいつ頃でしたか。
石井:2年目から3年目の時だったように記憶しています。その時は、お客さんが大きく増えたこともあって、より一層ファンの方の力を感じるようになりました。気持ちを会場に来て、届けてくれるのは、プレーしている側からすると、本当に力になります。

「本当に力になっている」ファンの存在

―コアファンの方からの声援は、選手にダイレクトに伝わりますか。
石井:そうですね。「そんなところまで知ってくれているのか」と思いますね。「こんな部分が好きです」とマニアックな部分を言ってくださると、見てくれていると感じます。

―バスケの選手はファンの方から力をもらっている人は多いですか。
石井:多いと思います。室内競技で声援がこもるので、ホームコートでやると、シュートが入った時の盛り上がりや、相手へのプレッシャーなど、一丸となって戦っている気持ちになります。
アウェイの会場に行くと、さらに感じますね。今は声を出せませんが、フリースローを打つ時など、何かしらファンの方が外させようとパフォーマンスをしていますし、土壇場で1点2点を争う試合なども、ファンの方の声援が本当に力になりますね。

―どんな時にファンの方の存在を感じますか。
石井:試合に勝って、会場に来てくれているファンの方が笑顔になってくれている姿を見た時に、「やって良かった」と思いますし、試合の後や、町の中で声をかけていただいて、「試合を見て、頑張ろうと思いました」とか、「子供がバスケを始めて、熱中していて、熱くなれるものを見つけて、毎日楽しそうです」など、試合以外のところで生きる糧や、きっかけになることができた時に、「やっていて良かった」と思いますね。

―石井選手を応援してくれているコアファンの存在はいかがですか。
石井:とてもありがたいです。チームを移籍しても会場に見に来てくれたり、応援してくれたりするのは、本当に嬉しいですね。チームを応援するのが普通だと思いますが、その中で、選手個人も応援してくれるファンの方々は、よりハマってくださっていると思うので、そこまで見て後押しをしてくれるのは、僕にとって本当に力になっています。

「何百人に知られるよりも、少ない人数と深い関係を築く方が好き」

―PasYouのどの点を魅力に感じていただけましたか。
石井:直接、思いを伝えられることに共感しました。SNSで発信して全体に届けることはできますが、個人に直接、メッセージや思いを伝える機会が少なくなってしまっているので、僕の経験や言葉で助けになるのなら、ぜひやらせていただきたいと思ったのがきっかけです。

―なぜ1対1で、ファンの方にメッセージを届けたいと思っていますか。
石井:僕の性格かもしれませんが、その人の背景や環境がわかっていないと、本当の思いや話は伝わりづらいと思っているので、何百人に知られるよりも、少ない人数と深い関係を築く方が好きですね。

―こういう人にこういうメッセージを届けたいという思いはありますか。
石井:僕のバスケットボール人生は、県選抜や市選抜に選ばれたことがありません。「1年生の時からスタメン」という経験もなくて、応援団からスタートしていたので、「今、全然試合に出られていない子でも、チャンスはあるよ」ということを伝えられるのではないかと思っています。エリート街道を通ってプロになったわけではなく、試合に出られないけど、いろいろ頑張って試合に出て、大学卒業後も就職をして、アマチュアでプレーしてからプロになったので、学生の子たちだけではなく、プロにチャレンジするか悩んでいる方、スポーツ関係なく、職場で活躍したいけど今はできていない方などに、「どんな立場にいる人でも絶対にチャンスはある」と伝えていきたいと思っています。

―1対1の空間をどのように活用していきたいと思っていますか。
石井:僕も学生時代、プロ選手の本やインタビューを読んで、一つの言葉から刺激を受け、それをモチベーションに変えて、競技や勉強に励んでいく原動力にしていました。本の文字やテレビのインタビューだけでも力になったので、自分だけのメッセージがもらえたら、当時の僕だったら、ものすごい力になったと思います。今、ありがたいことに多少は影響が与えられる立場に居させてもらっているので、その立場を使って、年齢や性別を問わず、生きる活力や元気を与えられるような場にしていきたいですね。

■PasYouでビデオメッセージをリクエストしよう!

憧れの選手から『あなただけ』に向けた完全オリジナルメッセージが届きます。ファンの方のリクエストをもとに、1つずつビデオレターを撮影いたします。(一本およそ60秒程度です。)特に、下記のようなリクエストが集まっております。

『毎日頑張る子どもにメッセージを贈りたい!』
『友人の誕生日にメッセージを贈ってあげたい!』
『大事な試合に向けて、自分のことを鼓舞してほしい!』

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石井講祐(ishii kosuke)|note

プロバスケ選手 Bリーグサンロッカーズ渋谷所属千葉県船橋市出身日々のメンタルの整え方、トレーニング、食事、書籍紹介、プライベートな事など思いつくままに発信していきます!

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VictorySportsNews編集部