そもそも腸活は、腸内フローラ(腸内細菌叢)を整えることで、軟便・下痢・便秘などの便通改善につながるなどの効果があると言われている。また、腸内環境を整えることで、生活習慣病の予防やダイエットなど、さまざまなことに役立つことも分かってきている。

 常に食生活をコントロールしているアスリートと、「便秘」という2文字は無縁にも思えるが、意外にもアスリートこそ便秘を引き起こす可能性を秘めているのだ。

 アスリートは日常のトレーニングにより一般人以上に発汗する機会が多く、それにより体内が脱水症状に陥りやすくなってしまう。体内に水分が不足することで、便通にも影響を及ぼし最終的に便秘になる可能性もあるというのだ。

 元マラソンランナーである高橋尚子さんも現役当時の便秘に悩んだことがある人の一人。当時のことを以下のように話している。

「実は、現役時代からずっと便秘気味で悩んでいました。おそらくですが、水分をとっていても走って発汗する事で、体内が脱水症状になる事が多く、4~5 日、長いと 1 週間ほど便通の不調が続くこともありました。現役時代は薬を飲むことを控え我慢をすることも多く、悩みの種だったような気がします。ここ数年は、かかりつけのお医者さんに症状を相談し、軽い薬を処方して頂いてました。現役の時に便の不調が続くと体の循環が止まったようで、体の動きが重くなり全身や顔がむくんでしまう事もありました。自身の経験からも、スポーツ選手にとって腸内環境はとても大切だと考えています」

高橋尚子さん

 同様に現役アスリートで世界陸上への出場が決定しているいま大注目の中・長距離選手 廣中璃梨佳選手も「便秘気味になりやすく、特に考え事をしたり水分が足りないと便通が乱れます。環境の変化でも便通が悪くなることがあります」と便秘に悩んでいたと話す。

 また、世界陸上の選考を兼ねた先日の日本選手権で、女子200mで2年連続3回目の頂点に立ち、4×100mリレーで世界陸上の代表入りをした兒玉芽生選手も「試合前は緊張から便秘になりやすく、お腹がスッキリしない状態で試合に臨むことが多いです。腸内環境が不調だと、気分が優れず体が重く感じます」と緊張による便秘の悩みを持っていた。

兒玉芽生(ミズノ)

 このように、食生活に気を使っているアスリートでも、様々な理由から便秘になる可能性があるのだ。

 では、実際に腸活をする際に、どのような方法があるのか紹介していく。

 腸活の方法は様々だが、まず食事で取り入れる場合、納豆やぬか漬、キムチなど善玉菌と食物繊維を含む食品を食べることが腸活を促進すると言われている。一品そのような食品を加えることを意識するだけでも違うかもしれない。

 食事で腸活を実践することが一番だが、時間がない時など、手短に取り入れやすい方法の1つとして、コンビニ等で販売しているヨーグルトドリンクも挙げられる。

 ヨーグルトドリンクを販売している森永乳業では「便通改善プロジェクト」を実施しており、陸上競技に携わる選手 100 名に「ビヒダス ヨーグルト 便通改善」を 3 日間試しての満足度の調査をしている。「『ビヒダス ヨーグルト 便通改善』を取り入れて腸内環境を整えることで競技へ臨むコンディションがよくなると思う」などの意見とともに、80%の陸上アスリートから「満足した」との回答があった。また、83%が「ビヒダス ヨーグルト 便通改善」をまわりの人にすすめたい」と回答しており、アスリート同士でも当ドリンクは、取り入れやすい腸活方法の一つとなっているようだ。具体的なコメントとして、「甘さ控えめでアスリートの自分にとっては毎日続けやすいポイントです」「試合前から試合期間中にかけて試しましたが、いつもよりお腹がスッキリしました」「便秘気味の方や大会前などに緊張などで腸内の働きが心配な方へはとてもおすすめだと思います」といった声が挙がっている。

 廣中選手も「ビヒダス ヨーグルト 便通改善」を 3 日間試し、「環境の変化に敏感なので、日本選手権や世界大会などの大事なレース前や遠征時なども継続的に取り入れ、腸内環境を整えつつ自分のコンディションづくりに活かしたいです」と腸活を実践している。

 兒玉選手も「これまで試合前に便秘気味になることが悩みで、仕方ないことだと諦めていた部分がありましたが、今回試してみて腸内環境を改善したスッキリした体で試合に臨むことができました。今後本気の前の必需品として「ビヒダス ヨーグルト 便通改善」を撮り入れたいと思っています」と語っている。

 梅雨が明け、いよいよ本格的な夏になり汗をかく量も増加するこれからの季節、ぜひアスリートの皆さんにはヨーグルトでも納豆でも、自分に合った方法で腸活に取り組んでいただきたい。


VictorySportsNews編集部